【今週末は三連休】11月22日~24日の紅葉見頃はここ!まもなく見頃を迎えそうな全国の紅葉名所ガイド

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【中国】今見頃・まもなく見頃を迎えそうな紅葉名所

【中国・岡山県】津山城(鶴山公園) / 秋に色づく紅葉を堪能

色づき状況:色づき始め(※2025年11月19日現在)

城跡に一面の紅葉が彩るさまは日本情緒を感じさせる/津山城(鶴山公園)の紅葉
城跡に一面の紅葉が彩るさまは日本情緒を感じさせる/津山城(鶴山公園)の紅葉画像提供:津山市観光協会


森蘭丸の弟、森忠政が築城した津山城の城跡公園。西日本有数の桜の名所として有名だ。秋の紅葉も趣きがあり、11月中旬から下旬に見頃を迎えるモミジやカエデが美しく色づく。2025年11月15日~24日(振休)には津山城もみじまつりが開催。期間中はご当地グルメ・ステージイベントなどが実施される。また、17時~21時にはライトアップも行われる予定だ。


【中国・岡山県】宇甘渓(うかんけい) / 小径を歩きながらの観賞もおすすめ

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

水面に映る赤い橋と紅葉が美しい/宇甘渓の紅葉
水面に映る赤い橋と紅葉が美しい/宇甘渓の紅葉画像提供:吉備中央町 協働推進課


旭川の支流、宇甘川(うかいがわ)が極度に狭まり激流が岩を削る景観は、奇岩・音岩に加え、モミジ、カエデ、ウルシ、アカマツなど四季折々の表情を生み出す。特に秋の紅葉と宇甘渓のシンボル「赤橋」とのコラボは絶景だ。また、句碑が並ぶ川柳の小径も見どころとなっている。


【中国・広島県】佛通寺 / 西日本屈指の禅道場が色づくモミジで覆われる

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

県内屈指の紅葉の名所として多くの参拝者や観光客が訪れる/佛通寺の紅葉
県内屈指の紅葉の名所として多くの参拝者や観光客が訪れる/佛通寺の紅葉画像提供:三原観光協会


臨済宗佛通寺派の大本山、佛通寺は、西日本を代表する禅道場として名高い。さらに、広島県内でも有数の紅葉の名所として知られ、秋の紅葉の季節には多くの参拝者や観光客で賑わう。例年11月上旬頃からモミジやカエデなどが色づき始める。なお、2025年11月15日から12月7日(日)の9時~17時は佛通寺の交通規制で一方通行となり、11月22日(土)・23日(日)・24日(振休)・29日(土)・30日(日)は高坂自然休養村管理センターから佛通寺第2駐車場までの区間に無料シャトルバスが運行される。また、紅葉シーズンのみ拝観料大人500円が必要(大学生以下無料)、駐車料金は普通車500円、バス3000円。


【中国・広島県】尾関山公園 / 秋はモミジの紅葉と月見が楽しめる都市公園

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

頭上と地面一面が燃えるような赤に包まれる/尾関山公園の紅葉
頭上と地面一面が燃えるような赤に包まれる/尾関山公園の紅葉画像提供:(一社)三次観光推進機構


広島県三次市にあり、春は桜やツツジ、初夏は青葉、秋はモミジと月見、冬は雪景と、四季折々の姿が美しい都市公園。江戸時代、浅野家三次藩の下屋敷が置かれていた場所で、頂上には天文台が設けられていた。現在は、その跡に展望台があり市街の街並みや江の川の流れを一望することができる。2019年にオープンした「日本妖怪博物館」は徒歩圏内にある。秋の紅葉の時期も美しく、例年10月下旬頃からモミジなどが色づき始め、11月中旬頃にかけて見頃を迎える。


【中国・広島県】温井ダム周辺 / 堤高156メートルのダムの迫力とダム湖に映える紅葉

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

大迫力のダムと共に紅葉が楽しめる/温井ダム周辺の紅葉
大迫力のダムと共に紅葉が楽しめる/温井ダム周辺の紅葉画像提供:温井ダム管理所


広島県の温井ダムは、アーチ式コンクリートダムとして日本で2番目の高さ(堤高156メートル)を誇るダム。秋になると、龍姫湖(りゅうきこ)の湖面に紅葉が映える。また、さらに足を伸ばすと滝山峡などの紅葉スポットがある。温井ダム周辺の紅葉は、毎年10月下旬から11月中旬まで見頃を迎える。ダムの展望デッキや温井自然生態公園からなど、どの場所からでも楽しむことができる。


【中国・島根県】由志園 / 山陰最大級の紅葉ライトアップを堪能

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

水鏡に映り込む逆さ紅葉は必見/由志園の紅葉
水鏡に映り込む逆さ紅葉は必見/由志園の紅葉画像提供:由志園


広さ4万平方メートル以上におよぶ山陰最大級の池泉回遊式日本庭園は、県木の黒松と池泉、築山で形づくられた出雲国の箱庭とも呼べる場所だ。秋の園内は紅葉であふれ、300本以上のイロハモミジやドウダンツツジなどを鑑賞することができる。水鏡に映り込む逆さ紅葉も見応え十分。日中はもちろん、ライトアップされた夜の紅葉も美しい。


【中国・山口県】大寧寺 / 赤い橋を引き立たせるように広がる紅葉

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

川沿いは鮮やかに色づいた木々とせせらぎが一緒に楽しめる/大寧寺の紅葉
川沿いは鮮やかに色づいた木々とせせらぎが一緒に楽しめる/大寧寺の紅葉画像提供:一般社団法人長門市観光コンベンション協会


1410年(応永17年)創建と伝わる曹洞宗屈指の名刹。境内は広く、江戸時代に再建された本堂、かつての山門の礎石、戦国武将の大内義隆が顔を映して最期を悟ったと伝わる姿見の池、かぶと掛けの岩などがある。寺の前を流れる大寧寺川に架かる赤い虎渓橋を引き立たせるように紅葉が広がっており、撮影ポイントとしても人気だ。秋になると、イロハモミジ、イチョウなど約120本がきれいに色づく。


【中国・山口県】長府庭園 / 約3万平方メートルの敷地に150本以上のモミジが色づく

色づき状況:色づき始め(※2025年11月19日現在)

池に映り込む紅葉の水鏡は必見/長府庭園の紅葉
池に映り込む紅葉の水鏡は必見/長府庭園の紅葉画像提供:下関市


長府毛利藩の家老格、西運長(にしゆきなが)の屋敷跡を整備してできた池泉回遊式日本庭園。小高い山を背にした約31000平方メートルの敷地には池を中心に書院、茶室、小滝があり、四季折々に散策を楽しめる。例年の紅葉の見頃は11月中旬から12月上旬頃。山に向かって色づく広大で雄大な紅葉は人々を魅了する。


【中国・山口県】毛利氏庭園 / 広大な敷地に広がるモミジと池の対比は見もの

色づき状況:色づき始め(※2025年11月19日現在)

毛利博物館では毎秋に国宝展が開かれる/毛利氏庭園の紅葉
毛利博物館では毎秋に国宝展が開かれる/毛利氏庭園の紅葉画像提供:公益財団法人 毛利報公会


毛利氏庭園および毛利博物館は、長州藩主であった旧毛利公爵家の本邸として建てられ、国の重要文化財・指定名勝となっている。また、表門から庭園まで続く紅葉並木は圧巻で雄大さを感じられる。毎年11月中旬~下旬に紅葉の見頃を迎え、表門からの紅葉の回廊、池と紅葉のコントラストが美しい。


【中国・山口県】覚苑寺 / 100本近くのモミジを眺められる隠れ紅葉スポット

色づき状況:色づき始め(※2025年11月19日現在)

真っ赤に染まったモミジを見に沢山の人が訪れる/覚苑寺の紅葉
真っ赤に染まったモミジを見に沢山の人が訪れる/覚苑寺の紅葉画像提供:下関市


長府毛利藩三代目藩主・毛利綱元が建てたお寺で、毛利家の菩提寺の1つ。境内には多くのモミジの木があり、11月上旬頃から次々と色づいてゆく。例年の見頃は11月中旬から11月下旬にかけて。街中から少し離れているため隠れスポットとなっており、ゆっくりと観賞できる。また、境内には、日本画家の狩野芳崖、陸軍大将だった乃木希典の銅像や、和同焼の窯元もある。


【四国】今見頃・まもなく見頃を迎えそうな紅葉名所

【四国・香川県】寒霞渓 / ロープウェイから眺める紅葉は圧巻

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

1年を通してさまざまな山の景色が楽しめる/寒霞渓の紅葉
1年を通してさまざまな山の景色が楽しめる/寒霞渓の紅葉画像提供:寒霞渓ロープウェイ


日本三大渓谷美の1つに数えられ、ミシュラン・グリーンガイド四国に一つ星で紹介される、日本屈指の名勝地。深くきれ込んだ渓谷の中を行くロープウェイは、広々とした車窓から寒霞渓自慢の渓谷美と瀬戸内の海岸美を一度に堪能できる。秋には島全体が赤や黄色に染まり、特に寒霞渓周辺の奇岩にそった紅葉が素晴らしい。また春の山桜、初夏の新緑も美しく、四季を通じて楽しめる。


【四国・香川県】大窪寺 / カエデやイチョウが境内を彩る

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

屋根瓦を覆うイチョウのじゅうたんに日本の風情を感じる/大窪寺の紅葉
屋根瓦を覆うイチョウのじゅうたんに日本の風情を感じる/大窪寺の紅葉画像提供:さぬき市商工観光課


大窪寺は四国霊場第88番札所、結願の寺。標高774メートルの女体山のふもとにあり、奇岩に覆われた胎蔵ヶ峰を背景に本堂とそれに続く二重多宝塔が静かなたたずまいを見せる。大師堂横にある寶杖堂にはお遍路さんを支えてきた金剛杖が奉納されている。秋の紅葉の時期には、境内のカエデやイチョウ、イロハモミジなどが色づき、彩りをそえている。例年、10月下旬から12月上旬頃が、紅葉の見頃となる。


【四国・香川県】金刀比羅宮 / 年間400万人の観光客が訪れる観光スポット

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

赤色や金色に色づいた紅葉を眺めながら参拝しよう/金刀比羅宮の紅葉
赤色や金色に色づいた紅葉を眺めながら参拝しよう/金刀比羅宮の紅葉画像提供:金刀比羅宮


古くから「こんぴらさん」として親しまれている由緒ある神社。1368段におよぶ長い石段が有名で、約10万平方メートルの広大な神域はうっそうとした樹林におおわれ、春の桜、初夏のツツジ、秋の紅葉と四季の雅趣に富んだ美しさを誇る。海抜521メートルの象頭山の中腹に建立された金刀比羅宮には年間400万人の観光客が訪れる。


【四国・徳島県】雲辺寺 / 四国霊場の最高峰で鮮やかに色づくモミジ

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

雲辺寺は別名「四国高野」とも呼ばれる/雲辺寺の紅葉
雲辺寺は別名「四国高野」とも呼ばれる/雲辺寺の紅葉画像提供:雲辺寺ロープウェイ


雲辺寺山(標高927メートル)の山頂にあり、四国霊場で最も高いところに位置する雲辺寺は、麓より半月ほど早く紅葉するため、一足先に楽しむことができる。境内には約300本のモミジやイチョウが自生しているため、散策しながら楽しめる。例年の紅葉の見頃は11月上旬頃。


【四国・高知県】べふ峡 / 白い石灰岩と紅葉の赤が調和して色鮮やかな渓谷美を見せる

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

風情ある川のせせらぎと共に紅葉を楽しめる/べふ峡の紅葉
風情ある川のせせらぎと共に紅葉を楽しめる/べふ峡の紅葉画像提供:香美市役所物部支所


高知県にある剣山国定公園の物部川源流域にある渓谷で、四季を通して変化に富んだ風景が楽しめる。秋の紅葉の名所としても知られ、山一面が紅葉に染まる秋の美しさは格別。例年10月下旬頃からイワシデやサワシバ、トチノキ、ケヤキ、ミズナラ、カエデ類などが色づき始め、11月上旬から下旬にかけてが、紅葉の見頃の時期となる。


【四国・高知県】瀬戸川渓谷 / 土佐の山懐で出合う美しい紅葉

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

赤や黄に染まる山々の間を流れ落ちる滝に圧倒/瀬戸川渓谷の紅葉
赤や黄に染まる山々の間を流れ落ちる滝に圧倒/瀬戸川渓谷の紅葉画像提供:土佐町企画推進課


吉野川の源流域である、瀬戸川の上流にある渓谷。1000メートル級の山々に囲まれる深い谷は、原生林が生い茂り、美しい景観を織りなす。瀬戸コミュニティセンターから稲村ダムにかけて紅葉が楽しめる。特に、アメガエリの滝と色づくモミジが舞う様子は、ずっと眺めていられるとさえ感じるほどだ。


【四国・愛媛県】西山興隆寺 / 西山の山腹に佇み、歴史を見守ってきた紅葉の寺

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

粛々と続く紅葉の参道/西山興隆寺の紅葉
粛々と続く紅葉の参道/西山興隆寺の紅葉画像提供:愛媛県西条市役所 観光振興課


桓武天皇の勅願寺として設立されて以来、千有余年にわたり東予随一の霊地として信仰を集め続ける寺。本堂や銅鐘など多くの文化財を有し、歴史のある建物からは自然に融合した威厳のある佇まいを感じることができる。四季折々の景色も格別で、愛媛県の名勝にも指定されている。初詣や花見シーズンをはじめとする年間を通じて多くの参拝者が訪れるが、特に秋の紅葉シーズンは人気だ。


【四国・愛媛県】滑床渓谷・雪輪の滝 / 紅葉した木々の間から流れ落ちる名瀑

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

運がよければ野生のサルに遭遇できる/滑床渓谷・雪輪の滝の紅葉
運がよければ野生のサルに遭遇できる/滑床渓谷・雪輪の滝の紅葉画像提供:松野町ふるさと創生課


愛媛県宇和島市の、目黒川源流から12キロにおよぶ大渓谷。侵食によって洗い清められた花崗岩の滑らかな河床が特徴で、千畳敷や出合滑と呼ばれる広大な岩肌に、清流が止めどなく流れる美しい光景が広がる。幅20メートル、長さ80メートルの雪輪の滝は、岩の上を流れ落ち、日本の滝100選にも認定されている。例年11月中旬から12月上旬の期間、滝を取り囲む滑床の森のモミジやヒメシャラが一面に紅葉し、訪れる人々の目を楽しませる。


【四国・愛媛県】鈍川渓谷 / えひめ自然百景にも選ばれた渓谷美

色づき状況:色づき始め(※2025年11月19日現在)

小鳥のさえずりを聞きながら渓谷の紅葉を満喫できる/鈍川渓谷の紅葉
小鳥のさえずりを聞きながら渓谷の紅葉を満喫できる/鈍川渓谷の紅葉画像提供:今治市役所


鈍川温泉沿いから奥へと続く渓谷。渓谷一帯が愛媛県立自然公園に指定され、「えひめ自然100選」にも選ばれた景勝地でもある。自然林と清流が美しく、特に秋には、イロハモミジやカエデ、ドウダンツツジなどが赤や黄色の鮮やかに色づき、渓谷が紅葉で彩られる。例年、11月上旬頃から色づき始め、11月中旬から11月下旬頃にかけて紅葉が見頃を迎える。


【九州】今見頃・まもなく見頃を迎えそうな紅葉名所

【九州・福岡県】呑山観音寺 / 多種多様の木々が境内や参道を真っ赤に染める

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

境内を鮮やかな紅葉が彩る/呑山観音寺の紅葉
境内を鮮やかな紅葉が彩る/呑山観音寺の紅葉画像提供:呑山観音寺


福岡県にある、昔からのみやまさんの愛称で親しまれる高野山真言宗の別格本山。心願成就を祈願するため多くの人々が参拝に訪れる。秋は紅葉のスポットでもあり、10月下旬から境内や参道の多種多様の木々が紅葉し始め、11月に見頃を迎える。特に本数が多いのはモミジ、ドウダンツツジで共に約1000本ある。本堂へ向かう道中の階段の周囲を深紅のモミジが彩る様子が美しい。2025年10月28日から11月24日(振休)には紅葉まつりが開催され、多くの人でにぎわう。


【九州・福岡県】秋月城跡周辺 / 秋に輝く筑前の小京都

色づき状況:色づき始め(※2025年11月19日現在)

深紅のモミジが荘厳な黒門周辺に色を添える/秋月城跡周辺の紅葉
深紅のモミジが荘厳な黒門周辺に色を添える/秋月城跡周辺の紅葉画像提供:あさくら観光協会


秋月は「筑前の小京都」とも呼ばれる城下町。例年、11月下旬から12月初旬にかけて、黒門周辺にある約20本のモミジが赤く染まる。紅葉と黒門のコントラストが特に素晴らしく、毎年早朝より多くの観光客で賑わう。杉の馬場には露店が並び、ゆっくりと紅葉を堪能できる。見頃については公式サイトにて要確認。


【九州・福岡県】英彦山(ひこさん) / 日本屈指の霊山で紅葉と神々に癒やされる

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

鳥居を彩る鮮やかな紅葉が見事だ/英彦山の紅葉
鳥居を彩る鮮やかな紅葉が見事だ/英彦山の紅葉画像提供:添田町役場


福岡と大分にまたがる英彦山(ひこさん)は、古くから修験道の修行の場として栄えた日本屈指の霊山。英彦山神宮の奉幣殿から銅鳥居までの約800メートルの大門筋の両側にはかつて坊舎が建ち並び、中岳山頂に上宮社殿が建ち山頂にいたる参道は良好に維持されている(※上宮は2025年末まで修復工事中で一部通行止め)。国指定名勝に指定されている旧亀石坊庭園は、雪舟の作庭と伝えられ、広さ約700平方メートルの池泉観賞式の庭園が魅力だ。


【九州・佐賀県】九年庵 / 苔の緑に燃えるような紅が映える歴史的庭園

色づき状況:色づき始め(※2025年11月19日現在)

紅葉と庭一面に広がる緑の苔のコントラストが美しい/九年庵の紅葉
紅葉と庭一面に広がる緑の苔のコントラストが美しい/九年庵の紅葉画像提供:佐賀県


九年庵は明治時代に佐賀の大実業家伊丹弥太郎が築成した別荘と庭園で、1995年に国の名勝に指定された。庭園は、多くのツツジやモミジ、苔など、さまざまな樹木で彩られ四季を通して美しい景色を楽しめる。秋の一般公開は例年9日間限定だったが、2025年は11月15日~30日(日)の16日間に拡大される。


【九州・佐賀県】大興善寺 / 深まる秋の空気を肌で感じる紅葉名所

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

参道に覆いかぶさるように紅葉が広がる/大興善寺の紅葉
参道に覆いかぶさるように紅葉が広がる/大興善寺の紅葉画像提供:基山町観光協会


天台宗の古刹である基山町の大興善寺では、契山ふもとの大興善寺契園を中心に、晩秋の美しく染まった500本のモミジの紅葉が楽しめる。境内の風情ある景観と融合した見事な秋の風情を堪能できるよう、この時期ならではの催しも行われる。2025年11月23日(祝)には天台声明・大般若会、11月24日(振休)にはJR九州ウォーキング、きやま門前市が開催。


【九州・大分県】深耶馬渓 / 一目八景の散歩道を歩く

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

奇峰と渓谷が織りなす紅葉絶景が見どころ/深耶馬渓の紅葉
奇峰と渓谷が織りなす紅葉絶景が見どころ/深耶馬渓の紅葉画像提供:中津市役所


九州の紅葉スポットとして筆頭にあがる大分県の耶馬渓(やばけい)は、本耶馬渓(本耶馬渓町)、裏耶馬渓・深耶馬渓(ともに耶馬渓町)、奥耶馬渓(山国町)に分かれる。群猿山(ぐんえんざん)、鳶ノ巣山、嘯猿山(しょうえんざん)、夫婦岩、雄鹿長尾の峰(おじかながおのみね)、烏帽子岩、仙人岩、海望嶺(かいぼうれい)などから成る岩峰群をひと目で見渡せる景勝地「一目八景」からの展望は見事で、紅葉に染まる山々の風景は必見。紅葉を眺めながらのウォーキングがおすすめで、遊歩道と川と紅葉の織り成す風景を心ゆくまで堪能できる。


【九州・宮崎県】高千穂峡 / 滝と紅葉の風流なコラボレーション

色づき状況:色づき始め(※2025年11月19日現在)

峡谷・滝・紅葉全てのバランスが美しい/高千穂峡
峡谷・滝・紅葉全てのバランスが美しい/高千穂峡画像提供:高千穂町企画観光課


県内有数の観光地である高千穂峡は、阿蘇山の火山活動によって噴出した火砕流が冷え固まり、浸食された断崖がそそり立つ渓谷。柱状節理の険しい懸崖が特徴だ。秋には荒々しいV字型の峡谷に、モミジやカエデなどが優しい彩りを添える。例年、11月中旬から色づき始め、11月下旬にかけて、おのころ池周辺や日本の滝百選にも選ばれた真名井の滝を望む御橋が特に赤く色づく。御橋や滝見台から真名井の滝を見下ろすと紅葉の絶景ポイントとなっている。


【九州・鹿児島県】曽木の滝 / 水しぶきに映える鮮やかな紅葉

色づき状況:今見頃(※2025年11月19日現在)

巨大なスケールの滝に紅葉の彩が加わる/曽木の滝の紅葉
巨大なスケールの滝に紅葉の彩が加わる/曽木の滝の紅葉画像提供:伊佐市役所伊佐PR課


滝幅210メートル、高さ12メートルの壮大なスケールを誇り、東洋のナイアガラとも呼ばれる曽木の滝。千畳岩の岩肌を削るように流れ落ちる水流とその轟音は豪快で迫力がある。一帯の自然公園「曽木の滝公園」内は神社や食事処、土産物店などスポットもたくさん。2025年11月15日から24日(振休)を紅葉シーズンとして「曽木の滝公園もみじ祭りウィーク」に設定(※期間中イベントなどの開催はなし。詳細は公式サイトなどでご確認ください)。



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情報は2025年11月21日 12:23時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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