全国の人気紅葉名所10選!日本屈指の美しい紅葉が望める注目スポットランキングを紹介

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今年も本格的な紅葉シーズンがまもなく到来。今回は、2022年のウォーカープラス紅葉名所情報のアクセスランキングから、特に注目度の高かった10つの人気スポットを紹介!今年のおでかけ先を探してみよう。(※データは全国約1000カ所の紅葉情報を掲載しているウォーカープラス「紅葉特集2022」、2022年9月1日~12月20日のアクセスランキングより)

【1位】メタセコイア並木(滋賀県) / 例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬

メタセコイアのトンネルはまるで異世界のよう / メタセコイア並木(滋賀県)
メタセコイアのトンネルはまるで異世界のよう / メタセコイア並木(滋賀県)画像提供:(公社)びわ湖高島観光協会

果物狩りができる農園・マキノピックランドから、キャンプやスキーを楽しめるマキノ高原へ約2.4キロにわたって続くメタセコイア並木。道の両側に植えられた約500本のメタセコイアは、秋になると美しく紅葉し、黄色からレンガ色に徐々に染まる。例年11月下旬~12月下旬ごろが見ごろとなる。円錐型のメタコセイア並木とまっすぐに延びる道路が造り出す対称形の整った景観は、遠景となる野坂山地の山々ともに調和し、新・日本街路樹100景にも選ばれている。


【2位】国営昭和記念公園(東京都) / 例年の見頃時期:10月下旬~11月下旬

カナールイチョウ並木は人気の紅葉スポット / 国営昭和記念公園(東京都)
カナールイチョウ並木は人気の紅葉スポット / 国営昭和記念公園(東京都) 画像提供:国営昭和記念公園

園内2か所のイチョウ並木「かたらいのイチョウ並木(98本、300メートル)」と立川口「カナール沿い(106本、200メートル)」は、黄葉シーズンには黄金色のトンネルとなり人気の高いスポット。圧巻の景色を楽しめる。「日本庭園」ではカエデ類(約300本)が紅葉する。その他、園内の各所でケヤキやカツラ、ナンキンハゼなど広葉樹が色づき、季節の彩りを添える。それぞれに趣の異なる紅葉と黄葉を楽しむことができ、全身で秋を感じることができる。また、2023年11月3日(祝)~26日(日)には「黄葉・紅葉まつり2023」を開催。期間中は、ライトアップイベント「秋の夜散歩2023」を開催(プレオープンは10月28日(土)~11月2日(木))。園内の「日本庭園」「かたらいのイチョウ並木」がライトアップされ、会場を結ぶ園路にもライティングスポットが設けられる。


【3位】永観堂 禅林寺(京都府) / 例年の見頃時期:11月中旬~11月下旬

橋を彩る深紅の紅葉 / 永観堂 禅林寺(京都府)
橋を彩る深紅の紅葉 / 永観堂 禅林寺(京都府)画像提供:京都 禅林寺蔵

京都府京都市の永観堂は紅葉の名所としても知られ、特に山の中腹にあり境内の最も高い場所にある多宝塔を、秋になると紅葉が包み込む幻想的な光景は必見だ。数ある京都紅葉名所の中でも、古今和歌集に「モミジの永観堂」と詠まれるほどの紅葉の美しさで、約3000本のモミジが池泉回遊式庭園や多宝塔などを飾る。垣のようにはりめぐらされた岩に紅葉が映える様子は、岩垣もみじと呼ばれている。紅葉は例年、11月中旬から11月下旬頃にかけてが見頃となる。2023年11月3日(金)から12月3日(日)の期間、17:00まで(16:00受付終了)は「秋の特別寺宝展」を実施。また、期間中の17:30から21:00(20:30受付終了)には、境内がライトアップされ、中央にある放生池や紅葉など、昼とは異なる幽玄的な紅葉を楽しめる。


【4位】花貫渓谷(茨城県) / 例年の見頃時期:11月中旬~11月下旬

紅葉に彩られる汐見滝吊り橋 /  花貫渓谷(茨城県)
紅葉に彩られる汐見滝吊り橋 / 花貫渓谷(茨城県)画像提供:高萩市

大小さまざまな淵と滝が連なる渓谷。小滝沢キャンプ場から汐見滝吊り橋付近では、秋になるとモミジなどが見事に色付き、鮮やかな景色が広がる。全長60メートルの吊り橋を渡ると、眼下には汐見滝、さらに左右からは花貫川の清流沿いに茂る木々の枝がせり出し、紅葉を間近に感じることができる。例年、11月中旬から11月下旬頃が、紅葉の見頃時期となる。ハイキングコースが整備されているので、渓谷と紅葉の眺望をゆったり歩きながら楽しめる。2023年11月1日(水)から11月30日(木)は、花貫渓谷紅葉まつりの期間。また、2023年11月11日(土)から26日(日)には、ライトアップを開催予定。


【5位】筑波山(茨城県) / 例年の見頃時期:11月上旬~11月下旬

赤や黄色のグラデーションが秋を感じさせる / 筑波山(茨城県)
赤や黄色のグラデーションが秋を感じさせる / 筑波山(茨城県)画像提供:つくば観光コンベンション協会

男体山、女体山の2峰からなる筑波山は、標高の低い日本百名山の1つ。山頂から御幸ヶ原にかけてはブナをはじめとした落葉紅葉樹が多く、11月上旬から紅葉を楽しむことができる。また、筑波山神社そばのケーブルカー宮脇駅周辺の紅葉も見事。山頂へは登山コースのほか、ケーブルカー、ロープウェイを利用すれば山頂付近まで楽にアクセスできる。 紅葉期間中の2023年10月28日(土)~12月3日(日)までの土日祝日、および11月20日(土)~11月24日(金)は「筑波山ケーブルカーナイトクルージング&もみじライトアップ」も行われ、「日本夜景遺産」に認定されたすばらしい夜景も楽しめる。


【6位】谷川岳(群馬県) / 例年の見頃時期:9月下旬~10月上旬

ダイナミックな山並みを紅葉が赤く染め上げる / 谷川岳(群馬県)
ダイナミックな山並みを紅葉が赤く染め上げる / 谷川岳(群馬県)画像提供:みなかみ町観光協会

日本百名山の1つ、標高1977メートルの谷川岳。頂上だけでなく稜線からの眺望も素晴らしく、10月上旬、天神尾根周辺のナナカマドが赤く染まると間もなく紅葉が始まる。谷川岳の東麓の一ノ倉沢の大岩壁は絶景で、みなかみ町を代表する名勝となっている。その他にも、山頂に続くロープウェイからは美しい山々の紅葉と空を一望することができる。迫り来る一ノ倉の峻厳な岩肌と紅葉のコントラストが大きな魅力だ。また、紅葉と初雪の季節が重なるので、運が良ければ山頂の冠雪と周囲の紅葉を一度に楽しめる。


【7位】河口湖(山梨県) / 例年の見頃時期:10月下旬~11月下旬

富士山と紅葉のコラボをライトアップで楽しむのも◎ / 河口湖(山梨県)
富士山と紅葉のコラボをライトアップで楽しむのも◎ / 河口湖(山梨県)画像提供:富士河口湖町

標高1300メートルの天下茶屋や、830メートルの河口湖、それぞれの移りゆく紅葉が楽しめる。また、約100本の巨木もみじ(もみじ回廊)や約1.5キロのもみじ並木(もみじ街道)がゆったりと心を癒してくれる。2023年10月28日(土)~11月23日(祝)今年で25回目となる富士河口湖紅葉まつりを開催。期間中、約100本の巨大もみじで作られたもみじ回廊は、昼は出店で賑わい、夜はライトアップされ幻想的な景色に。ライトに照らされた色鮮やかな紅葉の中に浮かび上がる富士山の姿が楽しめる。


【8位】香嵐渓(愛知県) / 例年の見頃時期:11月中旬~11月下旬

水面に映り込む紅葉の景観美は見事 / 香嵐渓(愛知県)
水面に映り込む紅葉の景観美は見事 / 香嵐渓(愛知県)画像提供:豊田市足助観光協会

愛知県豊田市にある香嵐渓の紅葉は、1634年(寛永11年)頃に香積寺第11世住職三栄和尚がスギやモミジを手植えしたのが始まりとされる。大正末期から昭和初期には、住民のボランティアでモミジの大植樹が施された。イロハモミジ、オオモミジなど11種のカエデが約4000本あると言われており、秋になると赤や黄色に色付く景色は壮観。例年、11月中旬から11月下旬頃にかけて山全体の約4000本のモミジが一斉に色づき、巴川の川面を美しく彩る。夜には山全体がライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な景色が見られる。

神様が座ったと言われる飯盛山山頂の磐座(いわくら)の周りには絵馬を掛けられ、神様が現在の八幡宮の方角に向けて足を休められたことから「足助」という地名が付いたという(足助氏が本城を置いた飯盛山は愛知県の史跡に指定されている)。2023年11月1日(水)から11月30日(木)の期間は、「香嵐渓もみじまつり」を開催。今年はプロジェクションマッピングなどのイベントも実施され、期間中の土日には「竹灯りの香積寺」や「願掛けろうそく」など灯りのイベントも楽しめる。


【9位】六義園(東京都) / 例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬

夜間特別観賞も行われる / 六義園(東京都)
夜間特別観賞も行われる / 六義園(東京都)画像提供:公益財団法人東京都公園協会

駒込駅からほど近い六義園(りくぎえん)は、回遊式築山泉水の江戸期を代表する大名庭園。11月下旬の見頃になるとイロハカエデ約400本の他、ドウダンツツジやイチョウなど紅葉する木、計約560本が庭園を鮮やかに彩り、山や池が配された園内のいたる所で紅葉が楽しめる。特に園の西、水香江あたりの紅葉が見事だ。つつじ茶屋や山陰橋は特に画になる。

2023年11月22日(水)から12月3日(日)の18:00から20:30まで(最終入園19:30)は「庭紅葉の六義園 夜間特別観賞」を開催。庭のライトアップや土蔵壁面への投影が行われる。日常とは異なる幻想的な大名庭園で、落ち着いた秋日の佇まいと艶やかな紅葉を楽しめる。(※夜間特別観賞には観賞券が必要。詳細は公式サイト参照)


【10位】瑠璃光院(京都府) / 2023年10月1日(日)~12月10日(日)(予定)のみ参拝可

「瑠璃の庭」を望む書院からの景観は格別 / 瑠璃光院(京都府)
「瑠璃の庭」を望む書院からの景観は格別 / 瑠璃光院(京都府)画像提供:瑠璃光院

平安貴族や武士たちに「やすらぎ」の郷として愛されてきた「八瀬」の地にあり、大正末から昭和の初めにかけての大改築で、自然を借景とした名庭を造営された。修学院・大原の豊かな自然と数寄屋造りの建物や名庭がおりなす四季折々の表情は見事で、特に紅に染まる秋には見事な紅葉が楽しめる。2023年の秋の特別拝観は10月1日(日)~12月10日(日)で、それ以外の期間は拝観ができないので要注意。「瑠璃の庭」を望む格調高い落ち着いた書院が見どころ。また、参道の傾斜地に植えられた100種以上のカエデ紅葉は、秋ともなると錦繍を競い合う。


気になるスポットがあったという人は、場所やアクセスなどの詳細をチェックして、ぜひ足を運んでみよう。

※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。

情報は2023年10月25日 23:21時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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