今年も本格的な紅葉シーズンがまもなく到来。今回は、2023年のウォーカープラス紅葉名所情報のアクセスランキングから、特に注目度の高かった10つの人気スポットを紹介!今年のおでかけ先を探してみよう。(※データは全国約1000カ所の紅葉情報を掲載しているウォーカープラス「紅葉特集2023」、2023年8月30日~12月20日のアクセスランキングより)
【1位】高尾山の紅葉/東京都八王子市
高尾山は都心から電車で約1時間と好位置にある自然の宝庫で標高は599メートル。1967(昭和42)年に明治の森高尾国定公園に指定された山内には、約1200種の植物、約100種の野鳥、約5000種の昆虫が生息している。中でも秋のモミジは格別で、山頂のもみじ台や薬王院の周辺、ケーブルカー清滝駅、高尾山駅など、約1ヶ月にわたって多くの登山者の目を楽しませている。
見どころ
麓の清滝駅から標高472メートルの高尾山駅までケーブルカーで結ばれた沿線にはオオモミジやイロハモミジなどが群生し、最盛期には赤や黄色のトンネルができる。高尾山もみじまつりは2024年10月26日(土)から12月8日(日)の期間に開催される。
例年の色付き始め |
11月中旬 |
例年の紅葉見頃 |
11月中旬~12月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
【2位】メタセコイア並木の紅葉/滋賀県高島市
果物狩りができる農業公園マキノピックランドから、キャンプやスキーを楽しめるマキノ高原へ約2.4キロメートルにわたって続くメタセコイア並木。道の両側に植えられた約500本のメタセコイアは、秋になると美しく紅葉し、黄色からレンガ色に徐々に染まる。例年11月下旬~12月上旬ごろが見ごろとなる。円錐型のメタコセイア並木とまっすぐに延びる道路が造り出す対称形の整った景観は、遠景となる野坂山地の山々ともに調和し、新・日本街路樹百景にも選ばれている。
見どころ
紅葉した並木を散策した後は、「並木カフェ メタセコイア」で休憩するのがおすすめ。窓越しから美しいメタセコイアが見える。
例年の色付き始め |
11月中旬 |
例年の紅葉見頃 |
11月下旬~12月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
【3位】筑波山の紅葉/茨城県つくば市
男体山、女体山の2峰からなる筑波山は、標高の低い日本百名山の1つ。山頂から御幸ヶ原にかけてはブナをはじめとした落葉紅葉樹が多く、11月上旬から紅葉を楽しむことができる。また、筑波山神社そばのケーブルカー宮脇駅周辺の紅葉も見事。山頂へは登山コースのほか、ケーブルカー、ロープウェイを利用すれば山頂付近まで楽にアクセスできる。
見どころ
紅葉期間中の2024年11月2日(土)~12月1日(日)までの土日祝日、および11月18日(土)~11月23日(金)は「筑波山ケーブルカーナイトクルージング&もみじライトアップ」も行われ、「日本夜景遺産」に認定されたすばらしい夜景も楽しめる。
例年の色付き始め |
10月下旬 |
例年の紅葉見頃 |
11月上旬~11月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
【4位】香嵐渓の紅葉/愛知県豊田市
愛知県豊田市にある香嵐渓の紅葉は、1634年(寛永11年)頃に香積寺第11世住職三栄和尚がスギやモミジを手植えしたのが始まりとされる。大正末期から昭和初期には、住民のボランティアでモミジの大植樹が施された。イロハモミジ、オオモミジなど11種のカエデが約4000本あると言われており、秋になると赤や黄色に色付く景色は壮観。例年、11月中旬から11月下旬頃にかけて山全体の約4000本のモミジが一斉に色付き、巴川の川面を美しく彩る。夜には山全体がライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な景色が見られる。
見どころ
神様が座ったと言われる飯盛山山頂の磐座(いわくら)の周りには絵馬を掛けられ、神様が現在の八幡宮の方角に向けて足を休められたことから「足助」という地名が付いたという(足助氏が本城を置いた飯盛山は愛知県の史跡に指定されている)。2024年11月1日(金)から11月30日(土)の期間は、香嵐渓もみじまつりが開催。期間中の土日には「竹灯りの香積寺」や「願掛けろうそく」など灯りのイベントも楽しめる。
例年の色付き始め |
11月上旬 |
例年の紅葉見頃 |
11月中旬~11月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
【5位】国営昭和記念公園の紅葉/東京都立川市
園内2か所のイチョウ並木「かたらいのイチョウ並木(98本、300メートル)」と立川口「カナール沿い(106本、200メートル)」は、黄葉シーズンには黄金色のトンネルとなり人気の高いスポット。圧巻の景色を楽しめる。「日本庭園」ではカエデ類(約300本)が紅葉する。その他、園内の各所でケヤキやカツラ、ナンキンハゼなど広葉樹が色づき、季節の彩りを添える。それぞれに趣の異なる紅葉と黄葉を楽しむことができ、全身で秋を感じることができる。また、2024年10月31日(木)~12月1日(日)(9:30~16:30)には「黄葉・紅葉まつり2024」を開催。
見どころ
黄葉・紅葉まつりの期間には、ライトアップイベント「秋の夜散歩2024」を開催(プレオープンは10月31日(木)~11月1日(金))。期間中は、園内の「日本庭園」「かたらいのイチョウ並木」がライトアップされ、会場を結ぶ園路にもライティングスポットが設けられる。
例年の色付き始め |
10月下旬 |
例年の紅葉見頃 |
10月下旬~11月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。2024年11月2日(土)~12月1日(日)秋の夜散歩2024(プレオープン10月31日(木)~11月1日(金))※プレ期間中の日本庭園入園は無料 |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
【6位】瑠璃光院の紅葉/京都府京都市左京区
平安貴族や武士たちに「やすらぎ」の郷として愛されてきた「八瀬」の地にあり、大正末から昭和の初めにかけての大改築で、自然を借景とした名庭を造営された。修学院・大原の豊かな自然と数寄屋造りの建物や名庭がおりなす四季折々の表情は見事で、特に紅に染まる秋には見事な紅葉が楽しめる。2024年の秋の特別拝観は10月1日(火)~12月10日(火)で、それ以外の期間は拝観ができないので要注意。
見どころ
「瑠璃の庭」を望む格調高い落ち着いた書院は見どころ。また、参道の傾斜地に植えられた100種以上のカエデ紅葉は、秋ともなると錦繍を競い合う。
例年の色付き始め |
10月初旬 |
例年の紅葉見頃 |
2024年10月1日(火)~12月10日(火)(予定) 秋の特別拝観。期間外は拝観不可※変更となる可能性があるため事前に公式サイト等ご確認ください |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
【7位】花貫渓谷の紅葉/茨城県高萩市
大小さまざまな淵と滝が連なる渓谷。小滝沢キャンプ場から汐見滝吊り橋付近では、秋になるとモミジなどが見事に色付き、鮮やかな景色が広がる。全長60mの吊り橋を渡ると、眼下には汐見滝、さらに左右からは花貫川の清流沿いに茂る木々の枝がせり出し、紅葉を間近に感じることができる。例年、11月中旬から11月下旬頃が、紅葉の見頃の時期となる。
見どころ
ハイキングコースが整備されているので、渓谷と紅葉の眺望をゆったり歩きながら楽しめる。2024年11月1日(金)から12月1日(日)は、花貫渓谷紅葉まつりの期間。また、2024年11月9日(土)から24日(日)はライトアップを開催予定。
例年の色付き始め |
11月上旬 |
例年の紅葉見頃 |
11月中旬~11月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。花貫渓谷紅葉まつりは2024年11月1日(金)~12月1日(日) |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
【8位】箕面公園の紅葉/大阪府箕面市
「森林浴の森百選」の1つである明治の森箕面国定公園では、秋の紅葉の時期には、箕面大滝(大阪府で唯一の「日本の滝百選」)、勝尾寺、瀧安寺、西江寺などで、イロハモミジやヤマモミジ、オオモミジなどの紅葉が楽しめる。見頃は11月中旬~12月上旬で、大滝周辺は色付きが少し遅め。また、勝尾寺は勝運の御利益があり、境内の至るところに赤いダルマ(みくじ)が奉納されている。ダルマを授かって目入れをすることも可能。一方、瀧安寺は宝くじ発祥の地で芸能・財運の御利益があり、本堂の弁財天は日本最初で最古といわれている。限定の「箕面富スクラッチおみくじ」も販売されている。西江寺は夫婦和合・縁結びに御利益があり、恋愛成就お守り「懸想文」が有名。写経や瞑想など寺活も可。2024年11月9日(土)~12月1日(日)には、明治の森箕面国定公園もみじまつりを開催。
見どころ
箕面の銘菓の1つ「もみじの天ぷら」や、世界のコンクールで何度も金賞を受賞した「箕面ビール」、箕面の高級な「実生ゆず」を使ったスイーツなどを楽しみながらの散策もおすすめ(詳しくは「箕面逸品」の公式サイトを参照)。また、2024年11月16日(土)~12月1日(日)(月曜を除く)は、瀧安寺で期間限定の特別拝観が実施される(客殿、国登録有形文化財鳳凰閣、枯山水を公開)。
例年の色付き始め |
11月上旬 |
例年の紅葉見頃 |
11月中旬~12月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
【9位】永観堂 禅林寺の紅葉/京都府京都市左京区
京都府京都市の永観堂は紅葉の名所としても知られ、特に山の中腹にあり境内の最も高い場所にある多宝塔を、秋になると紅葉が包み込む幻想的な光景は必見だ。数ある京都紅葉名所の中でも、古今和歌集に「モミジの永観堂」と詠まれるほどの紅葉の美しさで、約3000本のモミジが池泉回遊式庭園や多宝塔などを飾る。垣のようにはりめぐらされた岩に紅葉が映える様子は、岩垣もみじと呼ばれている。紅葉は例年、11月中旬から11月下旬頃にかけてが見頃となる。
見どころ
2024年11月11日(月)~12月8日(日)には、17時まで(16時受付終了)「秋の特別寺宝展」を実施。また、11月11日(月)~12月1日(日)17時30分から21時(20時30分受付終了)には、境内がライトアップされ、中央にある放生池や紅葉など、昼とは異なる幽玄的な紅葉を楽しめる。
例年の色付き始め |
11月中旬 |
例年の紅葉見頃 |
11月中旬~11月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。ライトアップは2024年11月11日(月)~12月1日(日) |
永観堂 禅林寺の紅葉の色づき状況
色あせ始め
紅葉色づき情報提供元:JRシステム
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
【10位】奥多摩(奥多摩湖畔)の紅葉/東京都西多摩郡奥多摩町
東京都の奥多摩湖は、多摩川を小河内ダム(おごうちダム)によって堰き止めて造られた人造湖(貯水池)。周囲の山々の紅葉が湖面に映り、奥多摩湖畔や奥多摩周遊道路の紅葉など、それぞれ違った表情の紅葉を楽しむことができる。ダムサイトの遊歩道(見はらしの丘・奥多摩湖いこいの路)も紅葉の中を進むようにハイキングを楽しめる。奥多摩湖畔では例年、10月下旬頃からカエデやコナラ、イチョウなどが色付き始め、11月中旬頃にかけて紅葉が見頃となる。
見どころ
奥多摩周遊道路の月夜見第一駐車場からは、奥多摩湖と紅葉に彩られた山々を望むことができる。また、奥多摩むかし道、東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村、奥多摩湖いこいの路、見はらしの丘なども、紅葉の見どころになっている。
例年の色付き始め |
奥多摩湖10月中旬 |
例年の紅葉見頃 |
10月下旬~11月中旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
気になるスポットがあったという人は、場所やアクセスなどの詳細をチェックして、ぜひ足を運んでみよう。