今週末(10月25・26日)の紅葉見頃はここ!まもなく見頃を迎えそうな全国の紅葉名所ガイド

全国

過ごしやすい日中の気温から一転、晩秋から初冬のように冷え込む日もあった今週。紅葉も本格化し、いよいよ見頃を迎えるスポットが続出している。今回は、今見頃を迎えている名所や、今週末(10月25日(土)・26日(日))に美しい光景を楽しめそうな全国の紅葉スポットをピックアップして紹介する。

見頃を迎えそうな紅葉名所をピックアップ※写真は苗場ドラゴンドラの紅葉
見頃を迎えそうな紅葉名所をピックアップ※写真は苗場ドラゴンドラの紅葉画像提供:苗場スキー場


※各スポットの見頃は2025年10月22日時点の情報です。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
※そのほかの内容は取材時点の情報です。また、写真は2024年以前のものです。

【北海道】今見頃・まもなく見頃を迎えそうな紅葉名所

【北海道】定山渓(定山渓温泉) / 紅葉の名所、定山渓温泉

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

二見吊橋付近に広がる美しい紅葉/定山渓(定山渓温泉)の紅葉
二見吊橋付近に広がる美しい紅葉/定山渓(定山渓温泉)の紅葉画像提供:一般社団法人 定山渓観光協会


国立公園に指定され、豊かな自然に恵まれた全国でも有数の紅葉名所である定山渓温泉。札幌中心部から1時間足らずで気軽に訪ねられることから「札幌の湯の杜」として人気を集めている。四方が山々に囲まれているため、温泉街を散策するだけでも鮮やかな紅葉を楽しめる。二見吊橋から見る渓谷の景色は必見だ。また、10月上旬から5カ所の紅葉エリアへ、それぞれシャトルバスで行ける「五大紅葉」がスタート。知られざる紅葉スポットをガイドが案内する「紅葉かっぱバス」や、温泉街よりひと足早い紅葉を空中散歩で楽しめ、山頂からは石狩湾まで望む大パノラマの絶景が望める札幌国際スキー場の「紅葉ゴンドラ」など、紅葉の美しさを存分に堪能できる。


【北海道】洞爺湖周辺 / 洞爺湖畔沿いを散策しながら眺める紅葉は格別

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

湖畔沿いから眺める紅葉が見ものだ/洞爺湖周辺の紅葉
湖畔沿いから眺める紅葉が見ものだ/洞爺湖周辺の紅葉画像提供:一般社団法人 洞爺湖温泉観光協会


北海道洞爺湖の西岸、洞爺湖を囲む大地の端にあるサイロ展望台からは、洞爺湖をはじめ、中島、有珠山、昭和新山等を一望でき、洞爺湖の大パノラマが広がる絶景のポイントだ。有珠山噴火記念公園は洞爺湖全体を見渡せるスポットで、紅葉のトンネルを通る散策が楽しめる。紅葉を満喫したあとは、周辺に点在する温泉でのんびりと疲れを癒やすのも一興だ。


【北海道】滝上渓谷 錦仙峡 / 紅葉のアーチ越しに望む美しい渓谷

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

紅葉の錦仙峡/滝上渓谷 錦仙峡の紅葉
紅葉の錦仙峡/滝上渓谷 錦仙峡の紅葉画像提供:(一社)滝上町観光協会


北海道滝上町の市街地を流れる渚滑(しょこつ)川を称して「錦仙峡(きんせんきょう)」と呼ぶ。ここは町中心部に渓谷があり、気軽に散策できるのが魅力。川幅の狭い急流は大小の滝をつくり、そこを過ぎるとゆっくり静かに流れ、新緑や濃緑、紅葉、冬景色と四季折々の変化が楽しめる。秋にはカエデやモミジ、ナナカマド、ヤチダモなどが、例年は10月上旬頃から色づき始め、10月下旬にかけて紅葉が見頃を迎える。


【北海道】大沼公園(散策路、大沼湖畔) / 秀峰駒ケ岳と湖沼の織りなす景色が美しい国定公園

色づき状況:色づき始め(※2025年10月22日現在)

西大島から望む大沼湖、紅葉と湖の絶景が広がる/大沼公園(散策路、大沼湖畔)の紅葉
西大島から望む大沼湖、紅葉と湖の絶景が広がる/大沼公園(散策路、大沼湖畔)の紅葉画像提供:七飯大沼国際観光コンベンション協会


大沼湖の秋の風物詩わかさぎ漁が本格化するころ、大沼湖、小沼湖、じゅんさい沼などの湖畔一帯は色鮮やかに染まり始める。例年10月中旬から下旬ごろ、カエデ類や、ヤマモミジ、ブナ、ナラなどの紅葉が見頃を迎え、湖と駒ケ岳(1131メートル)を望む景色に一層鮮やかさを添える。JR大沼公園駅が近く、アクセスも便利。散策路や湖畔周遊道路の紅葉もおすすめで、徒歩や遊覧船などからゆっくりと楽しめる。特に湖畔周遊道路沿いには、大沼国際セミナーハウスや大沼駒ヶ岳神社、紅葉のトンネルのようになるスポットなどがあるので、ドライブやサイクリングもおすすめだ。

【東北】今見頃・まもなく見頃を迎えそうな紅葉名所

【東北・秋田県】小安峡 / 渓谷から湯けむりを上げる大噴湯は圧巻

色づき状況:色づき始め(※2025年10月22日現在)

紅葉でカラフルに染まった渓谷を流れる皆瀬川/小安峡の紅葉
紅葉でカラフルに染まった渓谷を流れる皆瀬川/小安峡の紅葉画像提供:湯沢市


秋田県湯沢市に位置する小安峡は、紅葉の名所として知られる。皆瀬川が深いV字峡の底を流れ、滝や急流が独特の景観を作る。秋になると、渓谷には黄や紅に彩られた木々が美しく色づき、特に轟音とともに白い湯けむりを上げる大噴湯とのコントラストが芸術的だ。遊歩道も整備されており、紅葉を見ながらハイキングが楽しめるほか、小安峡温泉が近くにあり、温泉に浸かって旅の疲れを癒やすこともできる。


【東北・岩手県】栗駒山 / 栗駒山麓を一望できる絶景地

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

栗駒山の絶景に紅葉がさらに彩を加える/栗駒山(岩手県)の紅葉
栗駒山の絶景に紅葉がさらに彩を加える/栗駒山(岩手県)の紅葉画像提供:一関市観光協会


岩手、宮城、秋田三県にまたがる標高1626メートルの名峰、栗駒山。数々の花や高山植物に恵まれ、雄大な自然美を楽しめる。東北地方のほぼ中央に位置し、栗駒山の中腹には毎分6000リットル湧出する須川温泉があるなど、魅力的なスポットが点在する。秋は全山を覆うブナ、ナナカマドなどが紅葉し、登山と合わせて紅葉狩りができる。麓から見上げる山肌、上から見下ろす山肌それぞれが一面赤やオレンジに染まり、まさに絶景。


【東北・岩手県】錦秋湖 / 鮮やかな紅葉が作り出す箱庭のような景色

色づき状況:色づき始め(※2025年10月22日現在)

水面に紅葉が映えるさまが美しい/錦秋湖の紅葉
水面に紅葉が映えるさまが美しい/錦秋湖の紅葉画像提供:西和賀町役場観光商工課


錦秋湖は、岩手県西和賀町にある人造湖で、秋の紅葉シーズンには箱庭のような美しい景色が広がる人気スポット。湖の周辺が紅葉で錦のように彩られることが、名前の由来となっている。湖面に映る鮮やかな紅葉と山々のコントラストが印象的で、イタヤカエデやヤマモミジ、ナラ、ウルシ、ドウタン、ナナカマドなど、多様な木々が秋の風景を彩る。例年、10月中旬にモミジが色づき始め、10月中旬から10月下旬にかけて紅葉が見頃となり、ドライブやレンタサイクルでも景観を楽しむことができる。


【東北・山形県】天元台・西吾妻スカイバレー / 天元台ロープウェイの眺めは朝がおすすめ

色づき状況:色づき始め(※2025年10月22日現在)

ロープウェイは山麓・湯元駅より標高差430メートルの高さを6分で運行/天元台・西吾妻スカイバレーの紅葉
ロープウェイは山麓・湯元駅より標高差430メートルの高さを6分で運行/天元台・西吾妻スカイバレーの紅葉画像提供:天元台高原


天元台の入口である白布温泉の裏手から白布三十三観音への紅葉道は、桜、イタヤカエデ、ブナなど色とりどりの紅葉がトンネルを形成している。また、秘湯「新高湯」から天元台ロープウェイの脇を流れる湯ノ入沢は、ナナカマド、ヤマウルシ、ヤマブドウの赤が美しく、白布大滝、大樽川へと流れが続く。さらに、天元台高原の南東滝見台から見る明道沢は、ナナカマド、ヤマウルシなどの深紅とダケカンバの黄色、トドマツの緑色や滝の白色が鮮やかなコントラストを作り出す。


【東北・宮城県】鳴子峡 / 断崖絶壁の上から見るV字峡谷の紅葉

色づき状況:色づき始め(※2025年10月22日現在)

高さ約100メートルの渓谷に広がる紅葉は圧巻/鳴子峡の紅葉
高さ約100メートルの渓谷に広がる紅葉は圧巻/鳴子峡の紅葉画像提供:鳴子温泉郷観光協会


JR鳴子温泉駅から車で約10分。国道47号に平行して走るV字型峡谷は、大谷川の侵蝕により成立した峡谷で、高さ約100メートルの断崖絶壁が2.5キロにわたって続く。奇岩と松の緑が点在する中に織りなす紅葉美は数ある名所の中でも第一級といわれるほど。紅葉期間中はJR鳴子温泉駅から中山平温泉駅間で路線バスが運行する。例年、10月下旬から11月上旬頃にかけて、紅葉の見頃となる。


【東北・宮城県】蔵王エコーライン / 蔵王連峰が赤や黄に色づく

色づき状況:色づき始め(※2025年10月22日現在)

車の窓から極上の紅葉を眺められる/蔵王エコーラインの紅葉
車の窓から極上の紅葉を眺められる/蔵王エコーラインの紅葉画像提供:蔵王町農林観光課


宮城県と山形県をつなぎ蔵王連峰を東西に横断する山岳観光道路、蔵王エコーライン。9月下旬から10月下旬までカエデ類、ブナ、ナラなど赤、黄色を基調に色づき、紅葉を見ながらの秋のドライブが楽しめる。蔵王刈田岳山頂付近の御釜、山頂近くから見る紅葉の蔵王連峰もおすすめだ。


【東北・福島県】安達太良山 / 色とりどりの紅葉が山の斜面を埋めつくす

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

ミズナラ、ブナなどが美しく色づく紅葉時期は多くの登山客が訪れる/安達太良山の紅葉
ミズナラ、ブナなどが美しく色づく紅葉時期は多くの登山客が訪れる/安達太良山の紅葉画像提供:二本松市観光連盟


福島県二本松市、安達郡大玉村、郡山市、耶麻郡猪苗代町の境に位置する標高1700メートルの山で、安達太良連峰の主峰。日本百名山の一つに数えられる。なかでも薬師岳(標高1350メートル)から見る紅葉が特に美しく、例年10月上旬から見頃を迎える。ミズナラやブナなど多種多様な木々が紅葉し、燃え上がるような鮮やかな色に染まる山肌が見事。比較的ゆるやかな登山道が整備されており、気軽に散策を楽しむのもおすすめ。


【東北・福島県】磐梯吾妻スカイライン / 作家・井上靖さんが名付けた絶好のビューポイント

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

紅葉の見所として毎年多くの観光客が訪れる/磐梯吾妻スカイラインの紅葉
紅葉の見所として毎年多くの観光客が訪れる/磐梯吾妻スカイラインの紅葉画像提供:福島市観光コンベンション協会


高湯温泉から土湯峠を結ぶ全長約29キロ、最高標高1622メートルの磐梯吾妻スカイラインは、吾妻連峰を縫うように走る山岳観光道路。日本の道100選にも選ばれており、紅葉の見所としてドライブやツーリングで毎年多くの観光客が訪れる。なかでも、作家の井上靖さんが命名した景勝地「吾妻八景」からの展望が見どころ。天狗の庭からは吾妻小富士の斜面に広がる紅葉のグラデーションが見られ、絶好のビューポイントとなっている。周辺には高湯温泉や土湯温泉があり、日帰り入浴ができるので、湯めぐりも楽しめる。

【関東】今見頃・まもなく見頃を迎えそうな紅葉名所

【関東・栃木県】瀬戸合峡 / 鬼怒川が流れる断崖を見下ろす、秋の絶景

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

色とりどりの鮮やかな紅葉と「渡らっしゃい吊橋」/瀬戸合峡の紅葉
色とりどりの鮮やかな紅葉と「渡らっしゃい吊橋」/瀬戸合峡の紅葉画像提供:日光市観光協会


鬼怒川の上流に位置する瀬戸合峡(せとあいきょう)は、凝灰岩が浸食されたことによって生まれた峡谷。川俣ダムより下流にあり、高さ100メートルもの断崖に囲まれた渓谷が2キロあまり続き、県道23号線(旧道)から見下ろすことができる。紅葉の時期は、赤、黄、緑などの紅葉樹木に岩壁の白や黒が溶け込み素晴らしい風景に。栃木県の紅葉の名所として「とちぎの景勝100選」に選ばれている。


【関東・栃木県】ハンターマウンテン 紅葉ハンターゴンドラ / 塩原の絶景紅葉で空中散歩

色づき状況:色づき始め(※2025年10月22日現在)

ゴンドラの周りには紅葉の絶景が広がる/ハンターマウンテン 紅葉ハンターゴンドラの紅葉
ゴンドラの周りには紅葉の絶景が広がる/ハンターマウンテン 紅葉ハンターゴンドラの紅葉画像提供:ハンターマウンテン塩原


栃木県北部に位置するハンターマウンテン塩原は、東北道・西那須野塩原ICから約29キロの距離と都心から近く、首都圏から日帰りでアクセスできる身近なリゾート。 秋は「紅葉ハンターゴンドラ」を営業し、6人乗りのゴンドラで標高1600メートルの山頂まで約15分。紅葉パノラマの空中散歩を楽しめる。


【関東・栃木県】八方ヶ原 / 高原を彩る赤や黄の木々が美しい

色づき状況:色づき始め(※2025年10月22日現在)

宮川渓谷 創造の滝/八方ヶ原の紅葉
宮川渓谷 創造の滝/八方ヶ原の紅葉画像提供:矢板市役所商工観光課


八方ヶ原は日光国立公園の一部で、標高1000かメートルら1200メートルの高さに位置する高原地帯。秋になると赤や黄色に染まり、風光明媚な景色を楽しめる。周辺はハイキングコースや、キャンプ場、アクセス道路、駐車場、売店などの施設もそろっている。日光や那須連山、遠く関東平野まで見渡すことができる展望台にもぜひ足を運びたい。


【関東・群馬県】谷川岳 / 切り立った岩肌に紅葉のコントラストが映える

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

ダイナミックな山並みを紅葉が赤く染め上げる/谷川岳の紅葉
ダイナミックな山並みを紅葉が赤く染め上げる/谷川岳の紅葉画像提供:みなかみ町観光協会


日本百名山の1つ、標高1977メートルの谷川岳。頂上だけでなく稜線からの眺望も素晴らしく、10月上旬、天神尾根周辺のナナカマドが赤く染まると間もなく紅葉が始まる。谷川岳の東麓の一ノ倉沢の大岩壁は絶景で、みなかみ町を代表する名勝となっている。そのほかにも、山頂に続くロープウェイからは美しい山々の紅葉と空を一望することができる。


【関東・群馬県】尾瀬(尾瀬ヶ原) / 草紅葉から木々へと移りゆく湿原の紅葉

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

9月中旬ごろから草原が金色に色づく草紅葉を堪能できる/尾瀬(尾瀬ヶ原)の紅葉
9月中旬ごろから草原が金色に色づく草紅葉を堪能できる/尾瀬(尾瀬ヶ原)の紅葉画像提供:一般社団法人片品村観光協会


周囲を2000メートル級の山々に囲まれた標高1400メートルの湿原、尾瀬ヶ原。この湿原の紅葉は草紅葉(くさもみじ)と呼ばれ、9月中旬から10月初めにかけて草原が金色に色づく。9月下旬頃から、広葉樹が赤や黄色に色づき、緑の針葉樹との美しいコントラストを見せる。尾瀬一帯は原始林に囲まれた日本最大級の高層湿原で、約800種の珍しい植物群の宝庫。特別記念物、特別保護地区に指定され、至仏山、燧ヶ岳の山岳美や、高層湿原に咲く高山植物など、多くの自然美が堪能できる。


【関東・群馬県】軽井沢(旧碓氷峠見晴台) / 旧軽井沢から歩いて行ける絶景の紅葉スポット

色づき状況:色づき始め(※2025年10月22日現在)

見渡す限りの紅葉が続く/軽井沢(旧碓氷峠見晴台)の紅葉
見渡す限りの紅葉が続く/軽井沢(旧碓氷峠見晴台)の紅葉画像提供:軽井沢町観光経済課


旧碓氷峠にある見晴台は、かつて外国人の避暑客が「サンセットポイント」と呼んだ景勝地。長野・群馬県境に位置し、浅間山、妙義連峰、遠くには八ヶ岳・南北アルプスを望み、眼下に広がる紅葉が素晴らしい。見晴台入口付近の旧中山道沿いには峠の茶屋が並び、名物の力餅を味わえる。旧軽井沢からは遊歩道が整備されているので、歩きながら森林浴を楽しむのに最適。


【関東・埼玉県】秩父ミューズパーク / 秩父ミューズパークのイチョウ並木

色づき状況:色づき始め(※2025年10月22日現在)

スカイロードのイチョウ並木/秩父ミューズパークの紅葉
スカイロードのイチョウ並木/秩父ミューズパークの紅葉画像提供:秩父ミューズパーク管理事務所


埼玉県秩父市にある公園、秩父ミューズパークのスカイロード(約3キロメートル)の両サイドに、約500本のイチョウ並木があり、例年10月下旬から11月上旬にかけて黄葉の見頃を迎える。また、園内のせせらぎ広場では、カエデが見事な紅色に染まる姿を見せてくれる。黄葉のトンネルの中をのんびりと散策したり、スカイトレインに乗車して眺めてみたり、秋の風情を楽しむことができる。

【甲信越】今見頃・まもなく見頃を迎えそうな紅葉名所

【甲信越・新潟県】苗場ドラゴンドラ / 気軽にゆったり、およそ25分の空中散歩

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

ゴンドラから見渡す一面の紅葉世界/苗場ドラゴンドラの紅葉
ゴンドラから見渡す一面の紅葉世界/苗場ドラゴンドラの紅葉画像提供:苗場スキー場


美しい渓流の上などをアップダウンを繰り返しながら進む苗場ドラゴンドラは、片道約5.5キロという日本最長の長さを誇り、およそ25分の長い時間にわたって紅葉を楽しむことができる。また、道中には、エメラルドグリーンに輝く神秘的な湖の「二居湖」や、14号柱と呼ばれる、まるで紅葉の世界に飛び込んでいくかのようなスリルを体感できるスポットもあり、迫力満点の空中散歩を満喫できる。


【甲信越・長野県】富士見台高原 / 空中散歩で味わう絶景

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

雲海とともに紅葉を楽しむことも/富士見台高原の紅葉
雲海とともに紅葉を楽しむことも/富士見台高原の紅葉(C)ジェイ・マウンテンズ・セントラル


10月中旬から始まる富士見台高原(標高1739メートル)の紅葉は、色づく景観が山のふもと、中腹、山頂と3段階で楽しめ、リフトでは紅葉を眺めながらの空中散歩が味わえる。歩くのに自信がない人でも、高原バスを利用すれば車窓から紅葉を楽しめ、この季節だけに見られる雲海と南アルプスからのご来光もいっぺんに味わえる。全長2500メートル、標高差600メートルのロープウェイからは、高地になるにつれ深まりゆく秋の様子が見られる。


【甲信越・長野県】戸隠高原鏡池 / 水面に四季折々の美しさを映し出す池

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

鏡池と紅葉、そして山々の作り出す景観/戸隠高原鏡池の紅葉
鏡池と紅葉、そして山々の作り出す景観/戸隠高原鏡池の紅葉画像提供:(一社)戸隠観光協会


標高1200メートルの長野県戸隠高原を囲む戸隠山(標高1904メートル)や飯縄山が、色づいたカエデやモミジ、ブナなどで美しい秋の景色を見せる。特に鏡池は、池がまるで鏡のように、四季それぞれに絶妙な装いを見せてくれる。彩り豊かな山々が湖面に映るエリア屈指の紅葉スポット。


【甲信越・長野県】志賀高原 / 針葉樹と広葉樹のコントラストが美しい

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

流れる滝が紅葉に趣きを添える/志賀高原の紅葉
流れる滝が紅葉に趣きを添える/志賀高原の紅葉画像提供:志賀高原観光協会


標高1300~2300メートルの長野県志賀高原は、志賀山、横手山、笠ヶ岳、岩菅山、焼額山などの山々に囲まれ、山腹や麓には湿原や池、沼が点在。白根火山周辺や木戸池周辺、丸池蓮池周辺などで、それぞれ異なる趣きの紅葉を楽しむことができる。紅葉の時期には、針葉樹の間で紅葉する広葉樹のコントラストが見事。また、標高の高いところでは初雪、すそ野では紅葉という光景も見ることができる。


【甲信越・長野県】上高地(大正池、河童橋周辺) / 黄金色のカラマツがシーズン終盤を演出

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

黄金色の木々が水面を鮮やかに彩る/上高地(大正池、河童橋周辺)の紅葉
黄金色の木々が水面を鮮やかに彩る/上高地(大正池、河童橋周辺)の紅葉画像提供:(一社)松本市アルプス山岳郷


長野県の梓川にかかる河童橋から眺める穂高連峰は、季節を問わない景勝地として名高い。秋には、コハウチワカエデ、シラカバなどから上高地の紅葉が始まり、カラマツの黄金色がシーズンの終わりを演出する。大正池や田代池の湖面には木々の紅葉が鮮やかに映る。山頂が初冠雪すると、雪の白、カラマツの黄金色、針葉樹の緑という三段紅葉を眺めることができる。


【甲信越・長野県】八方尾根 / 雄大な山岳景観と紅葉を楽しむ

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

ハイキング客の目を色とりどりの紅葉が楽しませる/八方尾根の紅葉
ハイキング客の目を色とりどりの紅葉が楽しませる/八方尾根の紅葉画像提供:白馬村観光局


白馬八方尾根には、八方池へと続く八方尾根自然研究路が広がっている。スキー場内のゴンドラとリフト2基を乗り継ぐとあっというまにそこは標高1830メートル。そこから八方池まで約90分のトレッキング。空気の澄んでいる日には南アルプスから富士山まで見渡せる壮大な景色が広がる。また、八方尾根は位置的にも白馬三山に最も近く、素晴らしい紅葉のみならず、山々の稜々とした岩肌なども見ることが可能。圧倒的なスケールで広がる大パノラマを思う存分堪能できる。


【甲信越・長野県】白樺高原(蓼科山) / 高原一帯を染めるシラカバが見事

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

湖畔からはフォトジェニックな風景を眺められる/白樺高原(蓼科山)の紅葉
湖畔からはフォトジェニックな風景を眺められる/白樺高原(蓼科山)の紅葉画像提供:立科町役場産業振興課


長野県にある、女の神山、諏訪富士とも呼ばれる優しい姿の蓼科山は、東に八ヶ岳、西に霧ヶ峰を望み、白樺高原のシンボルと言われる。広大な草原の蓼科牧場をはじめ、神秘的な女神湖や高山植物と野鳥の宝庫、御泉水自然園など見どころ盛りだくさん。紅葉シーズンにはシラカバをはじめ、カラマツやナナカマドなどが色づき、高原一帯を美しく染め上げる。


【甲信越・長野県】米子大瀑布 / 深山幽谷の壮大な紅葉絶景を楽しむ

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

二条の滝と紅葉/米子大瀑布の紅葉
二条の滝と紅葉/米子大瀑布の紅葉画像提供:信州須坂観光協会


落差89メートルの不動滝と落差82メートルの権現滝の二条の滝からなる米子大瀑布は、日本の滝百選にも選ばれている。紅葉で彩られた対岸から眺める二条の滝が並び落ちる様は壮観だ。赤や黄色に色づく木の葉や滝の絶景を楽しみながら、須坂の秋を満喫できる。「米子湿布群」として国の名勝に指定されている。また、奥の院は、「米子のお不動さん」として庶民の信仰を集めており、日本三大不動尊の1つに数えられている。今でも修験者の道場になっているという厳かな雰囲気の中で、紅葉を眺めるのも一興だ。

【北陸】今見頃・まもなく見頃を迎えそうな紅葉名所

【北陸・富山県】有峰森林文化村(有峰森林文化公園) / 雄大な薬師岳と有峰ダムを眼前に鮮やかな紅葉を望む

色づき状況:色づき始め(※2025年10月22日現在)

有峰湖を囲む紅葉と冠雪する薬師岳/有峰森林文化村(有峰森林文化公園)の紅葉
有峰湖を囲む紅葉と冠雪する薬師岳/有峰森林文化村(有峰森林文化公園)の紅葉画像提供:有峰森林文化村


ダム湖である有峰湖を中心とした一帯は、富山県の有峰県立自然公園に指定されており、湖畔の有峰林道をドライブしながら湖と周辺の豊かな自然が満喫できる。標高1100メートルの高原盆地で、有峰ダム近くには有峰の歴史・自然を案内する有峰ビジターセンターがあり、公園内ではテニスやバーベキュー、遊歩道の散策も楽しめる。


【北陸・石川県】白山白川郷ホワイトロード(ふくべの大滝駐車場:標高900メートル付近) / ふくべの大滝の岩肌と紅葉が生む絶景

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

ふくべの大滝は林道開設によって日の目を見た幻の滝とも言われる/白山白川郷ホワイトロード(ふくべの大滝駐車場:標高900メートル付近)の紅葉
ふくべの大滝は林道開設によって日の目を見た幻の滝とも言われる/白山白川郷ホワイトロード(ふくべの大滝駐車場:標高900メートル付近)の紅葉画像提供:白山林道石川管理事務所


白山白川郷ホワイトロードは石川県と岐阜県を結ぶ全長33.3キロの有料道路(普通車1700円、軽自動車1400円)。標高900メートル付近にあるふくべの大滝では、例年10月下旬から11月上旬にかけてヤマモミジ、カエデが紅葉する。落差86メートルの大滝と岩肌に映える景色が美しく、白山白川郷ホワイトロードの紅葉の名所の1つに挙げられる。

【東海】今見頃・まもなく見頃を迎えそうな紅葉名所

【東海・岐阜県】新穂高温泉 / 絶景北アルプスと鮮やかな紅葉

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

新穂高ロープウェイからの紅葉/新穂高温泉の紅葉
新穂高ロープウェイからの紅葉/新穂高温泉の紅葉画像提供:新穂高ロープウェイ


山々に囲まれる飛騨・高山エリアの新穂高温泉の紅葉は、毎年10月上旬から下旬にかけて見頃となり、辺り一面が鮮やかに色づく。新穂高ロープウェイから見下ろす景色は、赤や黄色の紅葉のグラデーションが美しく、まるで絵画のよう。10月中旬を過ぎた頃からは、秋晴れの日には真っ青な空に初雪を被った北アルプスと紅葉が織りなす絶景を望むことができる。周辺には源泉かけ流しの露天風呂があり、湯に浸かりながら紅葉を楽しめるため多くの人で賑わう。


【東海・岐阜県】日和田高原 / 御岳山麓の見事な紅葉

色づき状況:今見頃(※2025年10月22日現在)

杣ヶ池に映る見事な紅葉/日和田高原の紅葉
杣ヶ池に映る見事な紅葉/日和田高原の紅葉画像提供:日和田高原ロッジ・キャンプ場


日和田高原は、北にアルプス連峰・乗鞍岳、南に御岳を望む飛騨随一の景観を誇る高原で、御岳山麓から徐々に紅葉が広がる。秋になると、県道朝日高根線沿いは深緑から紅葉へと彩りが移り変わり、秋空に映えるシラカバ林の白と黄色・赤色のコントラストを楽しむことができる。カエデだけではなく、ナナカマドやウルシなどの紅葉も見られるスポット。また、高原内に位置する杣ヶ池の水面に、色とりどりに染まった木々が映りこむ光景も美しい。


【東海・愛知県】茶臼山高原 / 県下で最も早く色づく愛知県の最高峰

色づき状況:色づき始め(※2025年10月22日現在)

紅葉と青空のコントラストも見どころ/茶臼山高原の紅葉
紅葉と青空のコントラストも見どころ/茶臼山高原の紅葉画像提供:(一財)茶臼山高原協会


愛知県の最高峰、標高1415メートルの茶臼山は県下で最も早くカエデやブナなどが美しく色づく。県内で最も早く例年10月上旬から徐々に葉が色づきはじめ、下旬にはピークをむかえる。時間に余裕があるのなら、観光リフトに昇り、麓の紅葉を見下ろすのもおすすめで、11月上旬まで楽しめる。茶臼山高原道路から眺める紅葉も格別だ。



※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

タグ:
#見頃#紅葉#おでかけ#紅葉特集

この記事で紹介された紅葉スポット

情報は2025年10月23日 18:18時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

X(旧Twitter)でシェアFacebookでシェア

おすすめ情報

閲覧履歴

  • 最近見た紅葉スポットページはありません。