今週末(11月25・26日)の紅葉見頃はここ!全国の見頃となりそうな紅葉名所ガイド

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この記事は2023年紅葉特集のものです。最新トピックスはこちら

今年の紅葉もまもなく終盤。既に落葉が進む名所も多い中、これからが見頃という絶景スポットも少なくない。今回は、現在見頃を迎えている名所・今週末(11月25・26日)から見頃となりそうな全国の紅葉名所をエリアごとに厳選して紹介したい。

※各スポットの見頃は2023年11月21日時点の情報です。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
※そのほかの内容は、2023年8~10月の取材時点の情報です。また、写真は2022年以前のものです。

【関東】今週末(11月25・26日)見頃となりそうな名所

【関東・群馬県】徳明園 / 見頃が長い、エリア屈指の庭園紅葉美

色付き状況:今見頃(※2023年11月21日現在)

園内の日本家屋から紅葉で彩られた庭園を楽しめる / 徳明園の紅葉
園内の日本家屋から紅葉で彩られた庭園を楽しめる / 徳明園の紅葉画像提供:洞窟観音 徳明園


徳明園は、そのスケールの大きさで北関東屈指の名園と評される日本庭園。隣接する洞窟観音の建設と並行して造園が進められた。庭園は枯山水、池泉回遊、苔庭、石庭の4つのエリアからなり、それぞれに群馬の銘石とされる三波石の巨石とモミジがふんだんに配置、植樹され、紅葉の名所として名高い。庭園の特徴である高低差により色付き時期が異なるため、紅葉の見頃は例年11月中旬から12月上旬までと比較的長く、39体の御利益洞窟観音ご参拝と秋の紅葉庭園を一緒に楽しめる。


【関東・群馬県】宝徳寺 / 眼前に広がる一幅の絵のような床もみじに時を忘れる

色付き状況:今見頃(※2023年11月21日現在)

本堂の床面に赤く映える幽玄の世界に心癒やされる / 宝徳寺の紅葉
本堂の床面に赤く映える幽玄の世界に心癒やされる / 宝徳寺の紅葉画像提供:宝徳寺


室町時代、領主であった桐生佐野正綱公により建立された群馬県桐生市にある禅寺。本堂の襖絵には今にも咆哮しそうな双龍が水墨画で描かれ、その正面では石と砂だけで自然の美を表した枯山水の庭園が静かな光をたたえる。種類の豊富な御朱印も宝徳寺の人気の理由の1つ。年間を通じてさまざまな行事が催されており、特に名高い床もみじは全国的にも珍しい。春には境内で可憐に咲くぼたんの花、夏には涼やかな音を奏でる風鈴のトンネル、秋には燃えるように赤く色付く100本以上のカエデが、季節の移ろいとともに緑から赤へと姿を変えていく床もみじと共演し、訪れる者の目を楽しませる。


【関東・栃木県】太平山 / 関東平野を一望しつつ赤く色付くモミジを愛でる

色付き状況:今見頃(※2023年11月21日現在)

太平山紅葉の眺め / 太平山の紅葉
太平山紅葉の眺め / 太平山の紅葉画像提供:栃木市観光協会


栃木市・蔵の街から西に約5キロに位置する太平山。山頂近くの謙信平の赤く色付いたモミジは息をのむ美しさで、紅葉の名所としても人気が高い。謙信平からは関東平野や秩父連山を見渡すことができ、周囲の峰々が霧に浮かぶ雄大な景観は「陸の松島」とも呼ばれる。秋晴れの日には、遠くに富士山が見えることも。例年11月中旬から下旬にかけて見頃となり、赤や黄色に色付く景色を楽しむことができる。


【関東・茨城県】筑波山 / 関東平野を一望できる紅葉スポット

色付き状況:色付き始め(※2023年11月21日現在)

赤や黄色のグラデーションが秋を感じさせる /  筑波山の紅葉
赤や黄色のグラデーションが秋を感じさせる / 筑波山の紅葉画像提供:つくば観光コンベンション協会


男体山、女体山の2峰からなる筑波山は、標高の低い日本百名山の1つ。山頂から御幸ヶ原にかけてはブナをはじめとした落葉紅葉樹が多く、11月上旬から紅葉を楽しむことができる。また、筑波山神社そばのケーブルカー宮脇駅周辺の紅葉も見事。山頂へは登山コースのほか、ケーブルカー、ロープウェイを利用すれば山頂付近まで楽にアクセスできる。


【関東・茨城県】花貫渓谷 / 川のせせらぎを聞きながら紅葉狩りを楽しむ

色付き状況:今見頃(※2023年11月21日現在)

紅葉に彩られる汐見滝吊り橋 / 花貫渓谷の紅葉
紅葉に彩られる汐見滝吊り橋 / 花貫渓谷の紅葉画像提供:高萩市


大小さまざまな淵と滝が連なる渓谷。小滝沢キャンプ場から汐見滝吊り橋付近では、秋になるとモミジなどが見事に色付き、鮮やかな景色が広がる。全長60メートルの吊り橋を渡ると、眼下には汐見滝、さらに左右からは花貫川の清流沿いに茂る木々の枝がせり出し、紅葉を間近に感じることができる。例年、11月中旬から11月下旬頃が、紅葉の見頃の時期となる。


【関東・東京都】高尾山 / 山頂から谷いっぱいに広がる鮮やかなモミジが格別

色付き状況:今見頃(※2023年11月21日現在)

紅葉と富士山を同時に見ることができるときもある / 高尾山の紅葉
紅葉と富士山を同時に見ることができるときもある / 高尾山の紅葉 画像提供:(公社)八王子観光コンベンション協会


高尾山は都心から電車で約1時間と好位置にある自然の宝庫で、標高は599メートル。1967年(昭和42年)に明治の森高尾国定公園に指定された山内には、約1600種の植物、約100種の野鳥、約5000種の昆虫が生息している。なかでも秋のモミジは格別で、山頂のもみじ台や薬王院の周辺、ケーブルカー清滝駅、高尾山駅など、約1カ月にわたって多くの登山者の目を楽しませている。


【甲信越】今週末(11月25・26日)見頃となりそうな名所

【甲信越・山梨県】身延山西谷 / 御草庵跡で見られる色鮮やかなカエデの紅葉

色付き状況:今見頃(※2023年11月21日現在)

御草庵跡周辺の紅葉が華やかに色付く / 身延山西谷の紅葉
御草庵跡周辺の紅葉が華やかに色付く / 身延山西谷の紅葉画像提供:身延町役場


身延山総門から門前町を通り抜けた先にある西谷には久遠寺縁の霊蹟が点在。紅色のカエデと常緑の杉が織りなす艶やかな紅葉を、趣ある街道沿いに見ることができる。久遠寺周辺にある宿坊の庭園を、紅葉狩りをしながらゆっくりと探索するのも趣深い。紅葉シーズンには、身延山ロープウェイから眼下に西谷の紅葉を一望でき、晩秋には境内に植えられた冬桜を紅葉とともに楽しめる。


【甲信越・山梨県】名勝 猿橋 / 日本三奇橋の1つ「甲斐の猿橋」

色付き状況:今見頃(※2023年11月21日現在)

優れた建築技法も魅力の1つ / 名勝 猿橋の紅葉
優れた建築技法も魅力の1つ / 名勝 猿橋の紅葉画像提供:大月市


歌川広重の浮世絵「甲陽猿橋之図」にも描かれた「岩国の錦帯橋」「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ日本三奇橋の1つ。橋脚を使わずに両岸から張り出した4層のはね木によって支えられている。秋の紅葉の時期も美しく、例年11月にかけてモミジ、ケヤキ、イチョウが見頃を迎え、周囲を錦秋に染め上げるさまは、息をのむほど美しい景色だ。


【甲信越・新潟県】松雲山荘 / 自然の深紅につつまれる風光明媚な日本庭園

色付き状況:今見頃(※2023年11月21日現在)

本大門から眺める紅葉 / 松雲山荘の紅葉
本大門から眺める紅葉 / 松雲山荘の紅葉画像提供:柏崎市


灯籠、太鼓橋、石碑、池などを配した情緒あふれる日本庭園は1926年(大正15年)の造園。この庭が1年の中で最も美しい季節が秋。思わず目を奪われる色とりどりの約600本のモミジやドウダンツツジのグラデーションが園内を彩る。紅葉の朱と夜の青を結ぶ、美しいライティングによる光と色の競演も趣きがある。


【北陸】今週末(11月25・26日)見頃となりそうな名所

【北陸・石川県】特別名勝兼六園 / 国指定特別名勝の移り変わる風景

色付き状況:色付き始め(※2023年11月21日現在)

徽軫灯籠付近は水面に紅葉の色が水面に映り、趣きある風景になる / 特別名勝兼六園の紅葉
徽軫灯籠付近は水面に紅葉の色が水面に映り、趣きある風景になる / 特別名勝兼六園の紅葉画像提供:石川県金沢城・兼六園管理事務所


石川県金沢市にある兼六園は、国指定特別名勝で日本三名園の1つ。江戸時代の代表的な林泉廻遊式庭園で、春は桜、夏は木々の緑、秋は紅葉、冬は雪吊りと四季折々の風景が楽しめる。紅葉はモミジ類約340本、桜約400本、ケヤキ約50本、そのほか、ニシキギ、ドウダンツツジ等がある。赤や黄色に色付いた紅葉により、園内は趣深い雰囲気に包まれる。例年、11月上旬から11月下旬頃が紅葉の見頃となる。


【北陸・石川県】鶴仙渓 / 紅葉を眺めながら楽しむ散策

色付き状況:今見頃(※2023年11月21日現在)

新生こおろぎ橋を彩る赤黄色のモミジ / 鶴仙渓の紅葉
新生こおろぎ橋を彩る赤黄色のモミジ / 鶴仙渓の紅葉画像提供:山中温泉観光協会


石川県の鶴仙渓は、大聖寺川の清流のうち黒谷橋からこおろぎ橋までの約1.3キロの区間を指す。渓流沿いには遊歩道が設けられており、秋の紅葉シーズンには鮮やかに色付いた木々を眺めながら散歩を楽しむことができる。例年11月上旬頃からモミジやカエデ、ケヤキなどが色付き始め、11月中旬から下旬頃にかけて見頃を迎える。一番の名所である「こおろぎ橋」は2019年10月12日に架け替えが終了し、新生「こおろぎ橋」として生まれ変わった。


【北陸・福井県】西山公園 / 県内最大約1600本のモミジが彩る

色付き状況:今見頃(※2023年11月21日現在)

県内最大級の約1600本のモミジが園内を彩る / 西山公園の紅葉
県内最大級の約1600本のモミジが園内を彩る / 西山公園の紅葉画像提供:鯖江市


日本の歴史公園100選に認定される、福井県鯖江市のシンボル公園。桜やツツジ、モミジなどが植栽され、1年を通して色とりどりに変わりゆく景色が楽しめる。公園内には、動物園や庭園、遊具などが設けられ、子どもも大人も一緒に遊べる場所となっている。紅葉は11月中旬から見頃となり、県内最大級の約1600本のモミジが園内を彩る。西山公園祈りの道の景色がおすすめだ。


【北陸・福井県】大原山・西福寺 / 北陸きっての名刹の庭園で美しき紅葉を鑑賞

色付き状況:今見頃(※2023年11月21日現在)

名勝に指定された庭園で日光を浴びた紅葉が赤く輝く / 大原山・西福寺の紅葉
名勝に指定された庭園で日光を浴びた紅葉が赤く輝く / 大原山・西福寺の紅葉画像提供:大原山・西福寺


14世紀に活躍した名僧・良如上人が建立した浄土宗きっての名刹(めいさつ)。福井城主・結城秀康公の寄進で書院が建てられた徳川家ゆかりの地でもあり、1400坪にも及ぶ書院庭園は極楽浄土を地上に表現したともいわれ、国の名勝に指定されている。とくに朝日に映える新緑・紅葉はまるで別世界のよう。応仁の乱を避けて都から移設された文化財も多く、重要文化財も多数存在しているのが特徴。四季折々でさまざまな表情を見せてくれる庭園は11月中旬頃がいちばんの見頃。紅葉に覆われ美しさも際立つ。


【東海】今週末(11月25・26日)見頃となりそうな名所

【東海・静岡県】修善寺自然公園 もみじ林 / 密集した紅葉の木々が頭上を彩る

色付き状況:今見頃(※2023年11月21日現在)

赤や黄色に染まったモミジがたくさん / 修善寺自然公園 もみじ林の紅葉
赤や黄色に染まったモミジがたくさん / 修善寺自然公園 もみじ林の紅葉画像提供:伊豆市観光協会 修善寺支部


静岡県伊豆市に位置し、1万平方メートルの敷地に約1000本の紅葉群生林がある修善寺自然公園。紅葉は大正13年(1924年)に町制施行記念として植樹され、「もみじ林」という名前で親しまれている。イロハカエデ、トウカエデ、オオモミジなどが代表種で、遊歩道を歩きながら紅葉を間近に感じられる。秋の紅葉の時期も美しく、見頃の11月中旬から12月上旬にかけて、赤から黄色まで絶妙に色合いを変えながら頭上を彩る紅葉は見応えがある。


【東海・愛知県】香嵐渓(こうらんけい) / 約4000本のモミジが巴川の川面を美しく彩る

色付き状況:今見頃(※2023年11月21日現在)

水面に映り込む紅葉の景観美は見事 / 香嵐渓の紅葉
水面に映り込む紅葉の景観美は見事 / 香嵐渓の紅葉画像提供:豊田市足助観光協会


愛知県豊田市にある香嵐渓の紅葉は、1634年(寛永11年)頃に香積寺第11世住職三栄和尚がスギやモミジを手植えしたのが始まりとされる。大正末期から昭和初期には、住民のボランティアでモミジの大植樹が施された。イロハモミジ、オオモミジなど11種のカエデが約4000本あると言われており、秋になると赤や黄色に色付く景色は壮観。例年、11月中旬から11月下旬頃にかけて山全体の約4000本のモミジが一斉に色付き、巴川の川面を美しく彩る。夜には山全体がライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な景色が見られる。2023年11月1日~30日(木)は、香嵐渓もみじまつりが開催。プロジェクションマッピングや、期間中の土日には「竹灯りの香積寺」「願掛けろうそく」など灯りのイベントも楽しめる。


【東海・愛知県】くらがり渓谷 / 渓谷一帯を赤や黄に染める自然美を堪能

色付き状況:色付き始め(※2023年11月21日現在)

渓流沿いに橋を望む紅葉 / くらがり渓谷の紅葉
渓流沿いに橋を望む紅葉 / くらがり渓谷の紅葉画像提供:岡崎市役所


愛知県岡崎市にある、本宮山県立自然公園の南西部の標高250メートルから600メートルの間に位置する景勝地。手つかずの自然が残る渓流で、秋は赤黄に染まる紅葉が渓谷を彩る。例年11月中旬頃からカエデやクヌギ、ケヤキなどが色付き始め、12月上旬頃にかけて見頃を迎える。また、2023年11月19日~12月3日(日)は、くらがり渓谷紅葉まつりを開催。


【東海・岐阜県】大矢田神社もみじ谷 / 約3000本の樹林が色付く絶景

色付き状況:色付き始め(※2023年11月21日現在)

社殿の精巧な彫刻と紅葉の対比が見事大矢田神社 / もみじ谷の紅葉
社殿の精巧な彫刻と紅葉の対比が見事大矢田神社 / もみじ谷の紅葉画像提供:(一社)美濃市観光協会


社殿に彫られた市内随一の豪華な彫刻が特徴の大矢田神社。その境内の楓谷にはヤマモミジなど約3000本のモミジの木があり、神社本殿への登り口の石段から社殿東側一帯の谷川沿いの美しい自然林は国指定天然記念物でもある。11月中旬から12月上旬には赤や黄色に色付き、「飛騨・美濃紅葉33選」にも選ばれた美しい紅葉を見ることができる。

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#見頃#紅葉特集#紅葉#名所#おでかけ

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情報は2023年11月22日 16:00時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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