京都の紅葉名所散策ガイド!道中で立ち寄りたいグルメ&スイーツも紹介

京都府

全国でも注目度の高い京都の紅葉。寺や神社も多く、風情ある紅葉スポットの宝庫だからこそ、見る景色や雰囲気にはこだわりたいところ。そこで今回は京都の人気の紅葉名所の中から、ウォーカープラス編集部がこの秋おすすめのスポットをピックアップして紹介!散策の前後に立ち寄りたいグルメにも注目だ。
※取材時点の情報です。写真は2022年以前のものです。

永観堂 禅林寺 / 多宝塔を紅葉が包み込む

橋を彩る深紅の紅葉
橋を彩る深紅の紅葉画像提供:京都 禅林寺蔵

例年の見頃時期:11月中旬~11月下旬

京都府京都市の永観堂は紅葉の名所としても知られ、特に山の中腹にあり境内の最も高い場所にある多宝塔を、秋になると紅葉が包み込む幻想的な光景は必見だ。数ある京都紅葉名所の中でも、古今和歌集に「モミジの永観堂」と詠まれるほどの紅葉の美しさで、約3000本のモミジが池泉回遊式庭園や多宝塔などを飾る。垣のようにはりめぐらされた岩に紅葉が映える様子は、岩垣もみじと呼ばれている。紅葉は例年、11月中旬から11月下旬頃にかけてが見頃となる。

2023年11月3日(金)から12月3日(日)の期間、17:00まで(16:00受付終了)は「秋の特別寺宝展」を実施。また、期間中の17:30から21:00(20:30受付終了)には、境内がライトアップされ、中央にある放生池や紅葉など、昼とは異なる幽玄的な紅葉を楽しめる。


大本山 東福寺 / 通天橋から望む渓谷に広がる紅葉は圧巻

紅葉シーズンには色鮮やかな景観が広がる
紅葉シーズンには色鮮やかな景観が広がる画像提供:大本山 東福寺

例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬

本堂と普門院、開山堂を結ぶ通天橋には、通天紅葉と呼ばれる、葉が3つに分かれて黄金色になるカエデ数十本が見られる。また、通天橋から見下ろす紅葉は絶景として名高く、シーズンには鮮やかな渓谷美を堪能できる。20万平方メートル以上の広大な境内には、国宝に指定されている三門や、苔と敷石が市松模様をつくる本坊庭園など見どころも豊富だ。また、虹の苔寺と言われる境外塔頭「光明院」の「波心の庭」は、紅葉時期だけの限定公開。例年、11月下旬から12月上旬頃にかけてが、紅葉の見頃の時期となる。

シーズン中は洗玉澗(せんぎょくかん)と呼ばれるカエデの雲海ができ、上からの眺めはまるで紅葉の海を見下ろしているかのよう。2023年11月18日(土)から12月3日(日)の17:30〜19:30完全予約制でライトアップを実施(※詳細は公式サイトをご確認ください)。


東山(清水寺) / 紅葉する木々と美しい町並みの共演が見事

鮮やかに染まった木々を街並みと合わせて楽しむことができる
鮮やかに染まった木々を街並みと合わせて楽しむことができる画像提供:清水寺

例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬

世界遺産「古都京都の文化財」の一つである清水寺。13万平方メートルの広大な境内には、国宝や重要文化財を含む30以上の伽藍や碑が建ち並ぶ。中でも京都の町を見下ろせる「清水の舞台」はあまりにも有名だ。四季それぞれ違う表情が見られ、秋には紅葉の名所となる。昼には鮮やかに染まった木々を街並みと合わせて楽しむことができるほか、11月下旬からは夜間特別拝観にてライトアップも行われ、昼とはひと味違う幻想的な雰囲気で紅葉を鑑賞できる。2023年11月18日(土)~30日(木) には「夜間特別拝観」(17:30点灯予定、21:00受付終了)と、 「成就院庭園 特別拝観」(9:00~16:00受付終了、18:00~20:30受付終了)が行われる。


圓徳院 / 北政所ねねの終焉の地であり、豊臣秀吉の守り本尊三面大黒天を祀る

国名勝にも指定されている北庭
国名勝にも指定されている北庭画像提供:圓徳院

例年の見頃時期:11月中旬~12月上旬

豊臣秀吉好みの国名勝指定「北庭(小堀遠州作)」と、それに対比するような女性的な「南庭」が人気。また、長谷川等伯筆山水図襖絵(復元画)や白龍図など、多種の文化財を有する。風光明媚な庭園が広がり、紅葉時期は日没後ライトアップされ幻想的な景観が広がる。常時、写経写仏を無料で体験でき、「秀吉好みの神仏の献茶点前(2000円)」や「住職手作の楽茶碗での抹茶(500円)」も楽しめる。
雰囲気の異なる2つの庭を座ってゆっくり鑑賞できる。拝観の方には「コロナウイルス疫病退散」の御朱印札を無料で贈呈。また、ライトアップは例年10月下旬から12月中旬に行われる。


東山(高台寺) / 臥龍廊や紅葉が池に映り込む庭園美

ライトアップされた紅葉が臥龍池に映り込む
ライトアップされた紅葉が臥龍池に映り込む画像提供:高台寺

例年の見頃時期:11月中旬~12月上旬

豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)が、秀吉の菩提を弔うために建立されたことで有名な禅寺。東山を借景とする壮麗かつ広大な高台寺庭園には、秀吉やねねの愛用品を使用された堂宇や伏見城から移築された茶室などが現存。桃山時代の煌びやかさを現代に伝える。秋の紅葉の時期も美しく、11月中旬から12月上旬にかけて紅葉の見頃を迎える。紅葉シーズンにあたる2023年10月21日(土)から12月10日(日)までの期間、17:00から22:00までライトアップを実施(最終受付は21:30)。昼間とは異なる表情を見せる、庭園風景が見ものだ。その他、鏡のような水面に紅葉が映り込む臥龍池や神秘的な光に満ちた竹林もおすすめ。


妙心寺退蔵院(余香苑) / 四季折々の景色と趣の異なる庭園が楽しめる古刹

庭園「余香苑」を見渡せる池の正面からの景色は絶景
庭園「余香苑」を見渡せる池の正面からの景色は絶景画像提供:妙心寺塔頭 退蔵院

例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬

600年以上の歴史を持つ退蔵院は、臨済宗妙心寺派の塔頭寺院。日本最古の水墨画「瓢鮎図」を有し、室町時代の画家・狩野元信作庭の枯山水庭園や3年の月日を費やして完成した四季折々の景色が楽しめる池泉回遊式庭園「余香苑」など見どころが多い。秋の紅葉の時期も美しく、例年11月中旬頃からイロハモミジやノムラモミジなどが色付き始め、11月下旬から12月上旬にかけて見頃を迎える。重要文化財の本堂では剣豪・宮本武蔵が修行に励んだとの言い伝えも残る。


京町家おばんざい こはく/ 京都の地酒と京野菜でしっぽり!

旬の食材に京都のエッセンスを加えて作る京のおばんざいは、「5種盛り合わせ」(1450円)など。魚や肉、ご飯までメニューは多彩
旬の食材に京都のエッセンスを加えて作る京のおばんざいは、「5種盛り合わせ」(1450円)など。魚や肉、ご飯までメニューは多彩

四季折々の京野菜や京都食材で腕を振るう料理人が作る創作和食と、豊富にそろう日本酒が評判の店。京野菜を中心とした旬の食材や、地酒にぴったりの季節感のあるおばんざいは見た目にも美しく、女性のひとり客が多いのも特徴だ。

住所:京都府京都市中京区河原町通三条下ル三丁目東入ル南車屋町282-2
時間:17:00~24:00(L.O23:00)
休み:不定休
駐車場:なし
アクセス:京都河原町駅より徒歩7分

あのん 京都祇園本店/ 本店限定セットに秋の味が登場

「季節のあのん三宝菓」(1320円、ドリンク付き1650円)は、旬を味わう3種類のお菓子セット
「季節のあのん三宝菓」(1320円、ドリンク付き1650円)は、旬を味わう3種類のお菓子セット

おはぎで知られる「サザエ」がプロデュースするあんスイーツ専門店。長年培ってきたあん作りの技で新スイーツを展開する名物「あんぽーね」と月替わりのお菓子、さらに定番・期間限定のお菓子を選べる本店だけの「季節のあのん三宝菓」が人気。

住所:京都府京都市東山区清本町368-2
時間:カフェ12:00~18:00(LO17:00)、物販~18:00 ※テイクアウトあり
休み:火曜
駐車場:なし
アクセス:祇園四条駅より徒歩5分

※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

情報は2023年10月26日 00:27時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

京都府の紅葉トピックス

京都府の紅葉Q&A

2023年の京都府の紅葉見頃時期はいつ?

京都府の紅葉見頃時期は例年11月中旬~12月上旬頃

京都府の人気の紅葉スポットはどこ?

アクセス数の多い京都府の人気紅葉スポットは、1位「瑠璃光院の紅葉」、2位「大本山 東福寺の紅葉」、3位「嵯峨野トロッコ列車の紅葉」(2024年4月16日更新)

「京都府の紅葉名所人気ランキング」はこちら。

京都府でおすすめのライトアップのある紅葉スポットはどこ?

京都府でおすすめのライトアップのある紅葉スポットは、「嵯峨野トロッコ列車の紅葉」、「永観堂 禅林寺の紅葉」、「大本山 東福寺の紅葉」

「京都府でライトアップのある紅葉スポットおすすめ10選」

京都府で紅葉祭りが楽しめるおすすめスポットはどこ?

京都府で紅葉祭りが楽しめるおすすめスポットは、「光明寺の紅葉」、「嵐山の紅葉」、「北野天満宮「史跡 御土居のもみじ苑」の紅葉」

「京都府で紅葉祭りが楽しめる紅葉スポットおすすめ10選」

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