関西で紅葉が楽しめる庭園、寺・神社おすすめ30選

関西

鮮やかに色づく紅葉シーズン到来。数ある紅葉名所の中でも庭園やお寺、神社は美しい日本の景色が堪能できるスポット。そんな紅葉がきれいな庭園・寺社の中から「ウォーカープラス・紅葉特集」でアクセス数の多い人気のおすすめ30スポットをご紹介。2025年の紅葉スポット探しの参考にしてみて。(集計期間:2025年12月10日~2025年12月23日)

※情報は順次更新中です。また、イベントが中止になっていたり、開催時間や施設の営業時間等が変更されている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、おでかけください。

永観堂 禅林寺の紅葉/京都府京都市左京区

永観堂 禅林寺の紅葉
橋を彩る深紅の紅葉画像提供:京都 禅林寺蔵

京都京都市の永観堂は紅葉の名所としても知られ、特に山の中腹にあり境内の最も高い場所にある多宝塔を、秋になると紅葉が包み込む幻想的な光景は必見だ。数ある京都紅葉名所の中でも、古今和歌集に「モミジの永観堂」と詠まれるほどの紅葉の美しさで、約3000本のモミジが池泉回遊式庭園や多宝塔などを飾る。垣のようにはりめぐらされた岩に紅葉が映える様子は、岩垣もみじと呼ばれている。紅葉は例年、11月中旬から11月下旬頃にかけてが見頃となる。

見どころ

2025年11月11日(火)~12月10日(水)には、17:00まで(16:00受付終了)「秋の特別寺宝展」を実施。また、11月15日(土)~12月10日(水)の期間の17:30~21:00(20:30受付終了)には、境内がライトアップされ、中央にある放生池や紅葉など、昼とは異なる幽玄的な紅葉を楽しめる。

例年の色付き始め 11月中旬
例年の紅葉見頃 11月中旬11月下旬期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。ライトアップは2025年11月15日(土)~12月10日(水)
紅葉する木の種類 イロハモミジ、オオモミジ、イチョウ

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

下鴨神社の紅葉/京都府京都市左京区

下鴨神社の紅葉
糺の森の紅葉は幽玄の趣だ画像提供:下鴨神社

下鴨神社は、京都市左京区にある神社。正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。ユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」の1つとして登録されている。境内にある社叢林である糺の森では、カエデなどが鮮やかな赤や黄金色に染まり、森全体が秋の装いに変わる。参道を歩けば、頭上を覆う紅葉のトンネルと足元に敷き詰められた落ち葉が織りなす美しい景観を楽しめる。また、静寂の中で流れる御手洗川と紅葉のコントラストが幻想的な風景を作り出し、心が洗われるようなひとときを味わうことができる。

見どころ

糺の森内では、樹齢600年ほどにもなる大樹、荘厳な原生林、色づいた紅葉を散策できる。ほかにも、社殿の周囲も色鮮やかな木々に彩られ、厳かな雰囲気と秋の自然が調和する特別な空間が広がる。

例年の色付き始め 12月上旬
例年の紅葉見頃 12月上旬12月中旬期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり
紅葉する木の種類 モミジ、カエデ

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

須磨寺の紅葉/兵庫県神戸市須磨区

須磨寺の紅葉
紅葉に囲まれた三重塔画像提供:須磨寺

兵庫神戸市須磨区に位置し、源平ゆかりの古刹として知られている須磨寺。古来より景勝地としても親しまれ、源平のロマンをしのび、与謝蕪村や松尾芭蕉など多くの文人が訪れ、境内にはその句碑、歌碑が多く立っている。紅葉は11月下旬から色づき始め、三重塔や源平の庭などの須磨寺内の各所を、赤や黄色に色付いた紅葉が彩る。

見どころ

寺内の三重塔や源平の庭が赤黄色に色付き、思わず写真に撮りたくなる鮮やかなコントラストが楽しめる。また、2025年11月23日(祝)に須磨の火祭りが開催される。

例年の色付き始め 11月下旬
例年の紅葉見頃 11月下旬12月上旬期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり
紅葉する木の種類 モミジ、イチョウ

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

大阪城公園の紅葉/大阪府大阪市中央区

大阪城公園の紅葉
天守閣を中核に据えた、歴史のロマンがあふれる公園だ画像提供:大阪城パークセンター

大阪府にある、13棟の重要文化財をはじめ、多数の史跡や伝承地が点在し、梅林や西の丸庭園が四季折々の表情を見せる都市公園。天守閣前の推定樹齢約300年の大イチョウ公園東側の外周園路に約1キロ続くイチョウ並木、園内各所のケヤキ、モミジなどが11月上旬頃から鮮やかに色づき始める。国内外から観光客が訪れるほか、ランニングやウォーキングなどのスポーツや音楽を楽しめるので、住民の憩いの場にもなっている。

見どころ

大阪城天守閣を背景に見上げる紅葉の景色は、歴史と自然が融合した美しさを堪能できる。園内の散策路を歩きながら、石垣や堀を囲む紅葉の風景を眺めると、秋ならではの情緒を感じられる。また、西の丸庭園や本丸広場も紅葉の名所として知られており、歴史的建造物と紅葉のコントラストが見事だ。

例年の色付き始め 11月上旬
例年の紅葉見頃 11月上旬12月上旬期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり
紅葉する木の種類 イチョウ、ケヤキ、モミジ、カエデ、サクラ

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

瑠璃光院の紅葉/京都府京都市左京区

瑠璃光院の紅葉
「瑠璃の庭」を望む書院からの景観は格別画像提供:瑠璃光院

平安貴族や武士たちに「やすらぎ」の郷として愛されてきた「八瀬」の地にあり、大正末から昭和の初めにかけての大改築で、自然を借景とした名庭を造営された。修学院・大原の豊かな自然と数寄屋造りの建物や名庭がおりなす四季折々の表情は見事で、特に紅に染まる秋には見事な紅葉が楽しめる。2025年の秋の特別拝観は10月1日(水)~12月14日(日)で、それ以外の期間は拝観ができないので要注意。

見どころ

「瑠璃の庭」を望む格調高い落ち着いた書院は見どころ。また、参道の傾斜地に植えられた100種以上のカエデ紅葉は、秋ともなると錦繍を競い合う。

例年の色付き始め 10月初旬
例年の紅葉見頃 2025年10月1日(水)~12月14日(日)秋の特別拝観。期間外は拝観不可※変更となる可能性があるため事前に公式サイト等ご確認ください
紅葉する木の種類 モミジ、カエデ

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

奈良 長谷寺の紅葉/奈良県桜井市

奈良 長谷寺の紅葉
紅葉が反射して夕焼けのように染まる本堂画像提供:奈良 長谷寺

牡丹で有名な奈良県長谷寺だが、秋になると境内にある木々が紅葉をはじめ、最盛期には山全体が赤く染まる。約200メートルの屋根のある回廊、登廊を登る道中の景色は長谷寺ならでは。国宝の本堂に着くと三方が開けた舞台が秋の澄んだ空に向かい、錦秋を感じさせてくれる。また、紅葉の時期に合わせて、秋季特別拝観を開催。本尊大観音特別拝観(10月4日(土)~12月7日(日))では国宝である本堂に入り、身の丈10メートルを超える本尊十一面観音菩薩の足に直悦触れることができる。本坊大講堂特別拝観(10月18日(土)~12月7日(日))は重要文化財に指定されている本坊(大講堂)ご本尊と同じ大きさを誇る「<掛けられない掛軸>観音大画軸(複製)」と、長谷寺の縁起を長大な巻物にした「長谷寺縁起絵巻(複製)」が拝観できる。

見どころ

山の斜面に建つ本堂の外舞台から、赤や黄色に色づいた紅葉を見渡すことができる。礼堂の磨かれた床板には紅葉が映り込む「床もみじ」に魅了される。また、イロハモミジを背景にした賓頭盧尊者像と、床もみじの共演も必見だ。

例年の色付き始め 11月中旬
例年の紅葉見頃 10月下旬12月上旬期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり
紅葉する木の種類 カエデモミジ、イチョウ、ドウダンツツジ、ヤマボウシ、ハナミズキ、ショウジョウノムラ、ほか

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

箕面公園の紅葉/大阪府箕面市

箕面公園の紅葉
深紅の紅葉と迫力の滝のコントラストが美しい画像提供:箕面市観光協会

「森林浴の森百選」の1つである明治の森箕面国定公園では、秋の紅葉の時期には、箕面大滝(大阪府で唯一の「日本の滝百選」)、勝尾寺、瀧安寺、西江寺などで、イロハモミジやヤマモミジ、オオモミジなどの紅葉が楽しめる。見頃は11月中旬~12月上旬で、大滝周辺は色付きが少し遅め。また、勝ち運の寺として有名な勝尾寺は、境内の至る所に小さなダルマ(みくじ)が置かれ、奉納棚には願いが成就した勝ちダルマが所狭しと並んでいる。一方、瀧安寺は宝くじ発祥の地で芸能・財運の御利益があり、本堂の弁財天は日本最初で最古といわれている。限定の「箕面富スクラッチおみくじ」も販売されている。西江寺は夫婦和合・縁結びに御利益があり、恋愛成就お守り「懸想文」が有名。写経や瞑想など寺活も可。2025年11月15日(土)~12月7日(日)には、明治の森箕面国定公園もみじまつりを開催。

見どころ

箕面の銘菓の1つ「もみじの天ぷら」や、世界のコンクールで何度も金賞を受賞した「箕面ビール」、箕面の高級な「実生ゆず」を使ったスイーツなどを楽しみながらの散策もおすすめ(詳しくは「箕面逸品」の公式サイトを参照)。また、2025年11月15日(土)~30日(日)は、瀧安寺で期間限定の特別拝観が実施される(客殿、国登録有形文化財鳳凰閣、枯山水を公開)。

例年の色付き始め 11月上旬
例年の紅葉見頃 11月中旬12月上旬期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり
紅葉する木の種類 イロハモミジ、オオミモジ、アカシデ、コナラ

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

大仙日本庭園の紅葉/大阪府堺市堺区

大仙日本庭園の紅葉
池に映り込んだ紅葉にうっとり画像提供:大仙日本庭園

大阪府堺市にあり、世界文化遺産に登録された百舌鳥古墳群の一角に位置する大仙公園内に、市制100周年を記念して作られた「築山林泉回遊式」の日本庭園。秋になると、園内各所に植栽された約100本のモミジイチョウが色付き、例年11月下旬から12月上旬頃にかけて紅葉が見頃を迎える。見頃の時期に合わせて夜間特別開園が実施される。

見どころ

2025年11月15日(土)、21日(金)~24日(祝)、28日(金)~30日(日)、12月5日(金)~7日(日)に、秋季夜間特別開園「紅葉の灯り」が開催、期間中は21時まで開園延長される(最終入園は20時30分)。ライトアップされた庭園の池に映り込む紅葉が美しく、夜の築山林泉回遊式の幻想的な景観が楽しめる。

例年の色付き始め 11月中旬
例年の紅葉見頃 11月下旬12月上旬期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり
紅葉する木の種類 モミジ、ドウダンツツジ、ニシキギ

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

京都御苑の紅葉/京都府京都市上京区

京都御苑の紅葉
九條池に赤黄の紅葉が映える。茶室「拾翠亭」から一望する眺めもおすすめ画像提供:環境省京都御苑管理事務所

京都御苑は、京都御所・京都仙洞御所などを囲む約65平方メートルの広大な国民公園。江戸時代には公家や宮家の邸宅が建ち並ぶ町だった。明治時代に屋敷が取り除かれ公園として整備されたが、苑内には茶室・拾翠亭や閑院宮邸跡など歴史的な遺構が残る。現在では、約10万本の樹木が育ち、様々な草花、キノコ、野鳥などが見られ、ウメや桜、紅葉など四季折々の美しい自然が鑑賞できる自然豊かな憩いの場ともなっている。

見どころ

秋が深まると、カエデやイチョウなど様々な樹木が赤や黄色へと徐々に色づくさまは必見。イチョウの大木などの紅葉スポットは苑内各地に点在しており、ベンチに座ってのんびりと観賞するのもおすすめ。例年、11月中旬~12月中旬にかけて見頃となる。

例年の色付き始め 11月中旬
例年の紅葉見頃 11月中旬12月中旬期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり
紅葉する木の種類 カエデ、イチョウ、ケヤキ、桜、ほか

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

建仁寺の紅葉/京都府京都市東山区

建仁寺の紅葉
秋には境内が紅葉に彩られる画像提供:建仁寺

臨済宗建仁寺派の大本山。開山は栄西禅師。開基は源頼家。鎌倉時代の建仁2年(1202年)の開創で、寺名は当時の年号から名づけられている。山号は東山(とうざん)。諸堂は中国の百丈山を模して建立された。創建当時は天台・密教・禅の三宗兼学だったが、第十一世蘭渓道隆の時から純粋な臨済禅の道場となった。八百年の時を経て、今も禅の道場として広く人々の心のよりどころとなっている。秋には、境内のいろはや灯台躑躅などが赤や黄色に色づき、見事な紅葉に彩られる。例年の見頃は11月下旬から12月上旬。見どころは360度正面に造られた潮音庭で、廊下を廻りながら一番好きなポイントを見つけることができる。

見どころ

国宝の俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」(展示は複製)や3種の趣きが違う庭園がある。2002年に創建800年を記念して大きさ約108畳の法堂天井いっぱいに描かれた「双龍図」も必見だ。

例年の色付き始め 11月下旬
例年の紅葉見頃 11月下旬12月上旬期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり
紅葉する木の種類 いろは楓 灯台躑躅

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

※掲載内容は取材時点の情報です。開催情報は状況により変更になる可能性があります。

【エリア別】紅葉が楽しめる庭園、寺・神社おすすめ
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表記に関する説明

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  • 色づき始め

  • 今見頃

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