妙心寺退蔵院(余香苑)の紅葉/京都府京都市右京区

600年以上の歴史を持つ退蔵院は、臨済宗妙心寺派の塔頭寺院。日本最古の水墨画「瓢鮎図」を有し、室町時代の画家・狩野元信作庭の枯山水庭園や3年の月日を費やして完成した四季折々の景色が楽しめる池泉回遊式庭園「余香苑」など見どころが多い。重要文化財の本堂では剣豪・宮本武蔵が修行に励んだとの言い伝えも残る。秋の紅葉の時期も美しく、例年11月中旬頃からイロハモミジやノムラモミジなどが色付き始め、11月下旬から12月上旬にかけて見頃を迎える。
見どころ
池を囲むモミジやカエデの木々が鮮やかに紅葉し、水面に映る赤や黄色の美しい景色が広がる。紅葉の色彩と、枯山水庭園や石畳、歴史的な建造物との調和が生み出す静かな美は、訪れる人々に心安らぐひとときを提供してくれる。