秋の絶景のなかでも特に人気が高いのが紅葉ライトアップ。赤や黄など美しく色づく木々の葉が夜の闇に浮かび上がるさまは幻想的だ。関西に数ある名所のなかでも編集部おすすめのスポットを紹介!
※本記事は一部2024年の情報です。2025年の情報に随時更新しております。
高野山の紅葉/和歌山県伊都郡高野町
1200年の歴史を持つ高野山には神秘的な空気が漂う
画像提供:総本山金剛峯寺
平安時代の始め、弘法大師によって開かれた日本仏教の聖地。「一山境内地(いっさんけいだいち)」といわれる高野山は、山全体を総本山金剛峯寺という大きな寺に見立てており、山の至る所が寺であり境内である。山内には総本堂となる金堂がある他、117カ寺が点在し、そのうちの51カ寺は宿坊である。例年10月下旬から11月上旬頃になると、金剛峯寺から壇上伽藍に通じる蛇腹路(じゃばらみち)では紅葉のトンネルが現れくぐり抜けることができる。
見どころ
蛇腹路では2025年10月10日(金)~紅葉終了(日程未定)まで、17時30分から紅葉のライトアップも実施。
| 例年の色付き始め |
10月上旬 |
| 例年の紅葉見頃 |
10月下旬~11月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
国宝彦根城・名勝玄宮楽々園の紅葉/滋賀県彦根市
池に真っ赤な紅葉が映し出される
画像提供:(公社)彦根観光協会
彦根城の北側に位置し、井伊家4代当主直興が延宝5年(1677年)に造営した池泉回遊式の大名庭園「玄宮園」は、中国唐時代の玄宗皇帝の離宮をなぞらえたもので、江戸時代初期の庭を現代に伝える名園。 大きな池に突き出すように建つ臨池閣(りんちかく)、鳳翔台といった建物のほか、池の周りには中国洞庭湖(どうていこ)の瀟湘八景(しょうしょうはっけい)にちなんで選ばれた近江八景を模し、竹生島や沖の白石を表現するために樹木や岩石も配置されている。秋は紅葉の季節ならではのライトアップで、名園玄宮園をより一層楽しめる。
見どころ
玄宮園内の鳳翔台にて一服500円(お抹茶とお茶菓子1個)。2025年11月22日(土)~12月7日(日)には、ライトアップを開催予定。
| 例年の色付き始め |
11月中旬 |
| 例年の紅葉見頃 |
11月中旬~12月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
湖東三山 百済寺(国史跡)の紅葉/滋賀県東近江市
名刹と紅葉のコラボレーションが美しい
画像提供:天下望遠の名園の紅葉
1400年以上前に聖徳太子により創建された近江国最古級の寺院。仏像や仏画をはじめとする数々の寺宝や文化財が収蔵されている。重厚な石垣に覆われた山城は趣があり、湖東三山の1つに数えられている。秋は紅葉が美しく、例年11月上旬ごろからカエデやドウダンツツジ、オタフクナンテンなどが色付く。日本の紅葉百選にも選ばれている。2025年11月15日(土)~30日(日)には、ライトアップを実施。また、11月22日(土)には、千鳥会様による雅楽演奏を第一部15時から、第二部16時から開催。他にも、11月22日(土)・23日(祝)には、てんびん太鼓塾様による演奏を17時30分~17時50分と18時30分~18時50分に行われる(※詳細は、公式サイトおよびInstagram参照)。
見どころ
宣教師ルイス・フロイスが「地上の天国一千坊」と絶賛したと伝えられる百済寺内の紅葉をはじめ、書院回廊からの池越景観や、苔むす石垣参道から見上げる紅葉などは絶景。天下遠望名園内を回遊散策しながら近江の歴史舞台の紅葉を見下ろすのもおすすめだ。
| 例年の色付き始め |
11月上旬 |
| 例年の紅葉見頃 |
11月中旬~11月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。ライトアップは2025年11月15日(土)~11月30日(日) |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
旧嵯峨御所 大本山大覚寺の紅葉/京都府京都市右京区
秋の紅葉シーズンになると、境内の紅葉樹が真っ赤に色付く
画像提供:旧嵯峨御所大本山大覚寺
京都府京都市右京区にある、紅葉の名所として知られる寺院。秋の紅葉シーズンになると、境内の紅葉樹が鮮やかな赤に色づき、園内を彩る。見頃を迎えた紅葉は、歴史ある大覚寺ならではの風雅を演出し、美しい景観は多くの参拝者を魅了する。例年の紅葉の見頃は、11月下旬から12月上旬頃にかけて。
見どころ
大覚寺内の大沢池は、「日本三大名月鑑賞地」の1つに数えられるお月見の名所。紅葉と合わせて幻想的な風景を楽しめる。
| 例年の色付き始め |
11月下旬 |
| 例年の紅葉見頃 |
11月下旬~12月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
神戸市立須磨離宮公園の紅葉/兵庫県神戸市須磨区
和庭園で紅葉狩り
画像提供:神戸市立須磨離宮公園
兵庫県神戸市に位置し、皇室の別荘地「旧武庫離宮」を当時の皇太子殿下(現在の上皇陛下)ご成婚記念事業として整備し、1967年(昭和42年)に開設された由緒ある公園。例年11月中旬~11月下旬頃には植物園を中心にイロハモミジなど約600本の紅葉が見頃を迎える。紅葉が色づく花の広場、紅葉のトンネルになるもみじ道、和庭園など見どころが豊富。また、園内にはレストラン「GARDEN PARTAGE須磨離宮」があり、
見どころ
2025年11月8日(土)~12月7日(日)の土日祝は20時まで夜間開園し、もみじのライトアップを開催。日中とは異なる幻想的な雰囲気に包まれる。楽しい時間、美味しい料理を心ゆくまで堪能できる。
| 例年の色付き始め |
11月上旬 |
| 例年の紅葉見頃 |
11月中旬~12月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
胡宮神社の紅葉/滋賀県犬上郡多賀町
色鮮やかなモミジで包まれた、神社に続く石段
画像提供:多賀観光協会
滋賀県多賀町にある胡宮神社は敏達天皇の勅願とも言われ、多賀二座の一とも伝えられる。鎌倉時代には天台宗敏満寺の鎮護の神として栄え、浅井長政・織田信長の焼き討ちにあって衰退したが、1638年徳川家光により造営され復興を遂げた。三軒社流造りの県指定文化財で、山腹には無数の石仏谷(国指定文化財)もある。秋の紅葉スポットとしても知られ、例年11月中旬から12月上旬にかけて、真っ赤になったモミジが境内を鮮やかに染め上げ、秋の風情を楽しみながら散策できる。名神高速道路多賀SAからは、神社に向かう遊歩道(350メートル)が設けられている。
見どころ
紅葉の時期の2025年11月15日(土)~30日(日)には、聖徳太子が彫ったといわれる石造観世音立像の特別公開(要予約、拝観料200円)を予定。また、神社に続く石段のモミジは圧巻だ。
| 例年の色付き始め |
11月上旬 |
| 例年の紅葉見頃 |
11月中旬~12月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
宝厳院の紅葉/京都府京都市右京区
庭園「獅子吼の庭」では苔と紅葉のコントラストを観賞できる
画像提供:宝厳院
嵐山借景 回遊式山水庭園「獅子吼(ししく)の庭」は、嵐山の景観を取り入れた借景式山水庭園で、室町時代に中国に2度渡った禅僧、策彦周良禅師によって作庭された。「獅子吼」とは「仏が説法する」という意味であり、庭園内を散策し鳥の声や風の音を聴くことで、人生の心理や正道を肌で感じ、心を穏やかにする効果を持つとされる。紅葉シーズンには、カエデやイチョウなどが色づき、より豊かな庭の彩りが楽しめる。
見どころ
紅葉シーズン中はライトアップを実施。赤黄色のモミジが光に照らされ輝くさまは見事だ。2025年10月4日(土)~12月14日(日)には、秋の特別拝観を開催。11月14日(金)~12月7日(日)の17時30分から20時(受付終了時間。閉門は20時30分)は秋の夜間特別拝観で、ライトアップが行われる。
| 例年の色付き始め |
11月中旬 |
| 例年の紅葉見頃 |
11月中旬~12月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。秋の特別拝観 2025年10月4日(土)~12月14日(日)。秋の夜間特別拝観 11月14日(金)~12月7日(日) |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
書寫山圓教寺の紅葉/兵庫県姫路市
摩尼殿回廊からの紅葉
画像提供:書寫山圓教寺
兵庫県姫路市にある、1000年の歴史を刻む古刹。書写山上のうっそうとした森は、秋になるとモミジ、カエデ、イチョウなどにより彩られる。花山院、後白河院、後醍醐帝の行幸を仰いだ壮大な伽藍は、近年は映画「ラストサムライ」や大河ドラマにも使用。歴史ある建造物と紅葉が織りなす美の観は一見の価値がある。例年、11月中旬~11月下旬にかけてが、紅葉の見頃の時期となる。
見どころ
千年以上の歴史を有する大伽藍と紅葉(摩尼殿・瑞光院・金剛堂付近)は見もの。もみじまつり期間にあたる2025年11月21日(金)~23日(祝)には、10時~16時まで文化財特別公開(十妙院、開山堂、金剛堂)が行われるほか、日没から20時までライトアップを実施。紅葉とともに荘厳な寺社が幻想的に照らし出される。
| 例年の色付き始め |
11月上旬 |
| 例年の紅葉見頃 |
11月中旬~11月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
宝泉院の紅葉/京都府京都市左京区
庭の竹と赤いカエデのコントラストは趣がある
画像提供:宝泉院
京都府の大原三千院の参道奥に位置する勝林院の塔頭。五葉の松や額縁庭園の紅葉で有名で、庭の青々とした竹と赤いカエデのコントラストは見応えがある。見頃は11月中旬から下旬頃で、緑色の竹林や紅葉を眺めながら、水琴窟の音色に癒される。2025年11月8日(土)~12月7日(日)の期間、「秋の夜灯り2025 」を開催。
見どころ
客殿から眺める「額縁庭園」は見事で、客殿で抹茶と茶菓子を味わいつつ色鮮やかな紅葉を眺めることができる。
| 例年の色付き始め |
11月上旬 |
| 例年の紅葉見頃 |
11月上旬~11月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。秋の夜灯り2025は2025年11月8日(土)~12月7日(日) |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。
洛北(貴船神社)の紅葉/京都府京都市左京区
灯ろうと紅葉の赤が景観を引き立てる
画像提供:貴布禰総本宮 貴船神社
貴船神社は水の供給を司る神を祀る古社で、一帯は「京の奥座敷」と称される避暑地として知られる。平安時代の女流歌人、和泉式部が参詣したことも有名で、縁結びの神としての信仰も厚く、若い世代の参拝者が多い。秋の紅葉の時期も見応えがあり、例年11月上旬頃からカエデやイロハモミジなどが色づき始め、11月中旬から下旬頃にかけて見頃を迎える。また、貴船から望む鞍馬山の紅葉も素晴らしい。
見どころ
2025年11月7日(金)~24日(振休)には、貴船神社 紅葉ライトアップを開催。期間中は貴船神社本宮表参道のライトアップが行われ、ライトアップの中に浮かび上がる紅葉のグラデーションが見どころだ。
| 例年の色付き始め |
11月上旬 |
| 例年の紅葉見頃 |
11月中旬~11月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり。貴船神社 紅葉ライトアップは2025年11月7日(金)~24日(振休) |
現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。