今週末(10月19日・20日)の紅葉見頃はここ!まもなく見頃を迎えそうな全国の紅葉名所ガイド

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東日本・西日本を中心に、平年より見頃時期がやや遅い傾向がある2024年の紅葉。それでも10月も折り返しを迎え、本格的に秋模様を迎える紅葉名所が増えてきた。今回は今週末(10月19日・20日)に美しい光景を楽しめそうな全国の紅葉スポットをピックアップして紹介する。

見頃を迎えそうな紅葉名所をピックアップ ※那須連山(茶臼岳)の紅葉
見頃を迎えそうな紅葉名所をピックアップ ※那須連山(茶臼岳)の紅葉画像提供:那須高原ビジターセンター

※各スポットの見頃は2024年10月16日時点の情報です。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
※そのほかの内容は取材時点の情報です。また、写真は2023年以前のものです。

【北海道】まもなく見頃を迎えそうな名所

【北海道】洞爺湖周辺 / 洞爺湖畔沿いを散策しながら眺める紅葉は格別

色づき状況:今見頃(※2024年10月16日現在)

湖畔沿いから眺める紅葉が見ものだ/洞爺湖周辺
湖畔沿いから眺める紅葉が見ものだ/洞爺湖周辺画像提供:一般社団法人 洞爺湖温泉観光協会

北海道洞爺湖の西岸、洞爺湖を囲む大地の端にあるサイロ展望台からは、洞爺湖をはじめ、中島、有珠山、昭和新山等を一望でき、洞爺湖の大パノラマが広がる絶景のポイントだ。有珠山噴火記念公園は洞爺湖全体を見渡せるスポットで、紅葉のトンネルを通る散策が楽しめる。紅葉を満喫した後は、周辺に点在する温泉でのんびりと疲れを癒やすのも一興だ。


【北海道】滝の上公園 / 険しい崖を包むように彩る夕張川の絶景紅葉

色づき状況:今見頃(※2024年10月16日現在)

無数の滝と紅葉が織りなす光景/滝の上公園
無数の滝と紅葉が織りなす光景/滝の上公園画像提供:夕張市

大小無数の滝と奇岩がある千鳥ヶ滝、数多くの奇岩がそびえる竜仙峡など、夕張川が作り出した渓谷美と四季折々のたたずまいが魅力の公園。秋になると、数種類のツツジが燃えるように色づき、道内有数の紅葉の名所となっている。例年9月下旬頃から色づき始め、10月上旬~中旬頃に見頃を迎える。


【北海道】定山渓(定山渓温泉) / 紅葉の名所、定山渓温泉

色づき状況:色づき始め(※2024年10月16日現在)

二見吊橋付近に広がる美しい紅葉/定山渓(定山渓温泉)
二見吊橋付近に広がる美しい紅葉/定山渓(定山渓温泉)画像提供:一般社団法人 定山渓観光協会

国立公園に指定され、豊かな自然に恵まれた全国でも有数の紅葉名所である定山渓温泉。札幌中心部から1時間足らずで気軽に訪れられることから「札幌の湯の杜」として人気を集めている。四方が山々に囲まれているため、温泉街を散策するだけでも鮮やかな紅葉を楽しめる。二見吊橋から見る渓谷の景色は必見だ。また、10月上旬から5カ所の紅葉エリアへ、それぞれシャトルバスで行ける「五大紅葉」がスタートする。


【東北】まもなく見頃を迎えそうな名所

【東北・青森県】城ヶ倉渓流 / 360度の巨大パノラマで見る迫力満点の紅葉

色づき状況:今見頃(※2024年10月16日現在)

紅葉に彩られる橋そのものも魅力的/城ヶ倉渓流
紅葉に彩られる橋そのものも魅力的/城ヶ倉渓流画像提供:青森市

青森県青森市に位置し、豊かな自然が手つかずのまま残されている十和田八幡平国立公園内有数の景勝地。渓流に架かる全長360メートルの上路式橋・城ヶ倉大橋からは、八甲田連峰や岩木山はもちろん、青森市街地まで見渡せる。車を降りて、紅葉が広がる城ヶ倉渓流の景色を楽しむことができる。現在、渓流は立ち入り禁止。


【東北・岩手県】栗駒山 / 栗駒山麓を一望できる絶景地

色づき状況:今見頃(※2024年10月16日現在)

栗駒山の絶景に紅葉がさらに彩を加える/栗駒山(岩手県)
栗駒山の絶景に紅葉がさらに彩を加える/栗駒山(岩手県)画像提供:一関市観光協会

岩手、宮城、秋田三県にまたがる標高1626メートルの名峰、栗駒山。数々の花や高山植物に恵まれ、雄大な自然美を楽しめる。東北地方のほぼ中央に位置し、栗駒山の中腹には毎分6000リットル湧出する須川温泉があるなど、魅力的なスポットが点在する。秋は全山を覆うブナ、ナナカマドなどが紅葉し、登山と合わせて紅葉狩りができる。麓から見上げる山肌、上から見下ろす山肌それぞれが一面赤やオレンジに染まり、まさに絶景。


【東北・秋田県】須川高原 / 須川湖周辺の木々が黄色や赤に鮮やかに染まる

色づき状況:今見頃(※2024年10月16日現在)

秋晴れの青空と紅葉が湖面に映える/須川高原
秋晴れの青空と紅葉が湖面に映える/須川高原画像提供:東成瀬村

名峰栗駒山の中腹に広がる秋田県の須川高原は、標高1100メートルに位置する開放感たっぷりの紅葉スポット。毎年10月10日前後が紅葉のピークとなっている。ブナやカエデ、ナナカマドなどの黄色や赤、そして常緑樹の緑が美しいコントラストを見せる。また須川湖では、栗駒国定公園木々の色が鮮やかに湖面に映し出され、まるで絵ハガキのような美しい風景になる。


【東北・山形県】天元台・西吾妻スカイバレー / 天元台ロープウェイの眺めは朝がおすすめ

色づき状況:色づき始め(※2024年10月16日現在)

ロープウェイは山麓・湯元駅より標高差430メートルの高さを6分で運行/天元台・西吾妻スカイバレー
ロープウェイは山麓・湯元駅より標高差430メートルの高さを6分で運行/天元台・西吾妻スカイバレー画像提供:天元台高原

天元台の入口である白布温泉の裏手から白布三十三観音への紅葉道は、桜、イタヤカエデ、ブナなど色とりどりの紅葉がトンネルを形成している。また、秘湯「新高湯」から天元台ロープウェイの脇を流れる湯ノ入沢は、ナナカマド、ヤマウルシ、ヤマブドウの赤が美しく、白布大滝、大樽川へと流れが続く。さらに、天元台高原の南東滝見台から見る明道沢は、ナナカマド、ヤマウルシなどの深紅とダケカンバの黄色、トドマツの緑色や滝の白色が鮮やかなコントラストを作り出す。


【東北・福島県】磐梯吾妻スカイライン / 作家・井上靖氏が名付けた絶好のビューポイント

色づき状況:色づき始め(※2024年10月16日現在)

紅葉の見所として毎年多くの観光客が訪れる/磐梯吾妻スカイライン
紅葉の見所として毎年多くの観光客が訪れる/磐梯吾妻スカイライン画像提供:福島市観光コンベンション協会

高湯温泉から土湯峠を結ぶ全長約29キロ、最高標高1622メートルの磐梯吾妻スカイラインは、吾妻連峰を縫うように走る山岳観光道路。日本の道100選にも選ばれており、紅葉の見所としてドライブやツーリングで毎年多くの観光客が訪れる。中でも、作家の井上靖氏が命名した景勝地「吾妻八景」からの展望が見どころ。天狗の庭からは吾妻小富士の斜面に広がる紅葉のグラデーションが見られ、絶好のビューポイントとなっている。周辺には高湯温泉や土湯温泉があり、日帰り入浴ができるので、湯めぐりも楽しめる。


【関東】まもなく見頃を迎えそうな名所

【関東・栃木県】那須連山(茶臼岳) / 登山道の先にある圧巻の紅葉風景

色づき状況:今見頃(※2024年10月16日現在)

日本百名山の一座は紅葉の名所でもある/那須連山(茶臼岳)
日本百名山の一座は紅葉の名所でもある/那須連山(茶臼岳)画像提供:(一社)那須町観光協会

主峰の茶臼岳をはじめ、朝日岳や三本槍岳などの那須連山は、ナナカマドやダケカンバなどの紅葉がとても美しい。例年、早い場所では9月中旬から色づきはじめ、9月下旬から10月上旬にかけて場所を変えながら見頃を迎える。茶臼岳9合目の那須ロープウェイ山頂駅から登山道を30分ほど歩くと、赤のじゅうたんを敷いたかのような、山肌が一面に染まる景色に出会う。さらに40分ほど進んだ先にある姥ヶ平は、茶臼岳を背景にした紅葉が素晴らしく、周囲の山肌までも赤く染まる景観は圧巻だ。


【関東・群馬県】尾瀬(尾瀬ヶ原) / 草紅葉から木々へと移りゆく湿原の紅葉

色づき状況:今見頃(※2024年10月16日現在)

9月中旬ごろから草原が金色に色づく草紅葉を堪能できる/尾瀬(尾瀬ヶ原)
9月中旬ごろから草原が金色に色づく草紅葉を堪能できる/尾瀬(尾瀬ヶ原)画像提供:一般社団法人片品村観光協会

周囲を2000メートル級の山々に囲まれた標高1400メートルの湿原、尾瀬ヶ原。この湿原の紅葉は草紅葉(くさもみじ)と呼ばれ、9月中旬から10月初めにかけて草原が金色に色づく。9月下旬頃から、広葉樹が赤や黄色に色づき、緑の針葉樹との美しいコントラストを見せる。尾瀬一帯は原始林に囲まれた日本最大級の高層湿原で、800種の珍しい植物群の宝庫。特別記念物、特別保護地区に指定され、至仏山、燧ヶ岳の山岳美や、高層湿原に咲く高山植物など、多くの自然美が堪能できる。


【関東・群馬県】谷川岳 / 切り立った岩肌に紅葉のコントラストが映える

色づき状況:色づき始め(※2024年10月16日現在)

ダイナミックな山並みを紅葉が赤く染め上げる/谷川岳
ダイナミックな山並みを紅葉が赤く染め上げる/谷川岳画像提供:みなかみ町観光協会

日本百名山のひとつ、標高1977メートルの谷川岳。頂上だけでなく稜線からの眺望も素晴らしく、10月上旬、天神尾根周辺のナナカマドが赤く染まると間もなく紅葉が始まる。谷川岳の東麓の一ノ倉沢の大岩壁は絶景で、みなかみ町を代表する名勝となっている。そのほかにも、山頂に続くロープウェイからは美しい山々の紅葉と空を一望することができる。


【甲信越】まもなく見頃を迎えそうな名所

【甲信越・長野県】志賀高原 / 針葉樹と広葉樹のコントラストが美しい

色づき状況:今見頃(※2024年10月16日現在)

流れる滝が紅葉に趣きを添える/志賀高原
流れる滝が紅葉に趣きを添える/志賀高原画像提供:志賀高原観光協会

標高1300~2300メートルの長野県志賀高原は、志賀山、横手山、笠ヶ岳、岩菅山、焼額山などの山々に囲まれ、山腹や麓には湿原や池、沼が点在。白根火山周辺や木戸池周辺、丸池蓮池周辺などといったスポットで、それぞれ異なる趣きの紅葉を楽しむことができる。紅葉の時期には、針葉樹の間で紅葉する広葉樹のコントラストが見事。また、標高の高いところでは初雪、すそ野では紅葉という光景も見ることができる。


【甲信越・長野県】白馬五竜アルプス平 / 北アルプスの大展望ととおみ尾根の紅葉

色づき状況:今見頃(※2024年10月16日現在)

自然遊歩道からは鮮やかに染まる山々を見られる/白馬五竜アルプス平
自然遊歩道からは鮮やかに染まる山々を見られる/白馬五竜アルプス平画像提供:株式会社五竜

麓から8人乗りゴンドラに乗って約8分で標高1515メートルのアルプス平に到着。北アルプスの絶景ととおみ尾根に広がる紅葉が楽しめる。そこから約20~30分歩くか、アルプス展望リフトに乗ると自然散歩道があり、標高1676メートルの地蔵の頭周辺の散策ができる。そこからさらに標高2007メートルの小遠見山山頂を目指す片道約90分の小遠見山トレッキングもおすすめ。例年9月下旬から10月下旬までが紅葉の見頃。


【甲信越・長野県】八方尾根 / 雄大な山岳景観と紅葉を楽しむ

色づき状況:今見頃(※2024年10月16日現在)

ハイキング客の目を色とりどりの紅葉が楽しませる/八方尾根
ハイキング客の目を色とりどりの紅葉が楽しませる/八方尾根画像提供:白馬村観光局

八方池まで続く八方尾根自然研究路の広がる「白馬八方尾根」。スキー場内のゴンドラとリフト2基を乗りつぐとあっという間にそこは標高1830メートル。そこから八方池まで約90分のトレッキング。空気の澄んでいる日には南アルプスから富士山まで見渡せる壮大な景色が広がる。また、八方尾根は位置的にも白馬三山に最も近く、素晴らしい紅葉のみならず、山々の稜々とした岩肌なども見ることが。圧倒的なスケールで広がる大パノラマを思う存分堪能できる。


【甲信越・長野県】上高地(大正池、河童橋周辺) / 黄金色のカラマツがシーズン終盤を演出

色づき状況:色づき始め(※2024年10月16日現在)

黄金色の木々が水面を鮮やかに彩る/上高地(大正池、河童橋周辺)
黄金色の木々が水面を鮮やかに彩る/上高地(大正池、河童橋周辺)画像提供:(一社)松本市アルプス山岳郷

長野県の梓川にかかる河童橋から眺める穂高連峰は、季節を問わない景勝地として名高い。秋には、コハウチワカエデ、シラカバなどから上高地の紅葉が始まり、カラマツの黄金色がシーズンの終わりを演出する。大正池や田代池の湖面には木々の紅葉が鮮やかに映る。山頂が初冠雪すると、雪の白、カラマツの黄金色、針葉樹の緑という三段紅葉を眺めることができる。


【甲信越・長野県】白樺高原(蓼科山) / 高原一帯を染めるシラカバが見事

色づき状況:色づき始め(※2024年10月16日現在)

湖畔からはフォトジェニックな風景を眺められる/白樺高原(蓼科山)
湖畔からはフォトジェニックな風景を眺められる/白樺高原(蓼科山)画像提供:立科町役場産業振興課

長野県にある、女の神山、諏訪富士とも呼ばれる優しい姿の蓼科山は、東に八ヶ岳、西に霧ヶ峰を望み、白樺高原のシンボルと言われる。広大な草原の蓼科牧場をはじめ、神秘的な女神湖や高山植物と野鳥の宝庫、御泉水自然園など見どころ盛り沢山。紅葉シーズンにはシラカバをはじめ、カラマツやナナカマドなどが色づき、高原一帯を美しく染め上げる。


【東海】まもなく見頃を迎えそうな名所

【東海・岐阜県】新穂高温泉 / 絶景北アルプスと鮮やかな紅葉

色づき状況:今見頃(※2024年10月16日現在)

新穂高ロープウェイからの紅葉/新穂高温泉
新穂高ロープウェイからの紅葉/新穂高温泉画像提供:新穂高ロープウェイ

山々に囲まれる飛騨・高山エリアの新穂高温泉の紅葉は、毎年10月上旬から下旬にかけて見頃となり、辺り一面が鮮やかに色づく。新穂高ロープウェイから見下ろす景色は、赤や黄色の紅葉のグラデーションが美しく、まるで絵画のよう。10月中旬を過ぎた頃からは、秋晴れの日には真っ青な空に初雪を被った北アルプスと紅葉が織りなす絶景を望むことができる。周辺には源泉かけ流しの露天風呂があり、湯に浸かりながら紅葉を楽しめるため多くの人で賑わう。


【東海・岐阜県】乗鞍スカイライン / 日ごとに下に降りてくる紅葉を楽しむ

色づき状況:今見頃(※2024年10月16日現在)

木々の間を縫うように走る乗鞍スカイラインを紅葉が彩る/乗鞍スカイライン
木々の間を縫うように走る乗鞍スカイラインを紅葉が彩る/乗鞍スカイライン画像提供:飛騨乗鞍観光協会

北アルプス(飛騨山脈)南端に位置する乗鞍岳を望む景勝の地、標高1684メートルの平湯峠から乗鞍岳の畳平に向けて標高2702メートルまで達する乗鞍スカイライン。ナナカマドやモミジカエデ、ダケカンバなどが赤や黄色に美しく色づく。ナナカマドが最盛期を迎える頃には、日当たりのよい斜面に生えているコケモモなどの実が赤く熟して、葉も赤ピンクにさま変わり。


この記事で紹介された紅葉スポット

情報は2024年10月17日 15:26時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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