飛騨国分寺の紅葉/岐阜県高山市

開基を行基菩薩とし、746年に草建されたと言われる飛騨の国分寺。天平時代に七重の塔が建築される際、大工の棟梁が柱を誤って短く切ってしまうが、棟梁の一人娘である八重菊が、柱の上に枡組を作って補うよう進言。塔は立派に完成し、その出来ばえが評判となるなか、大工としての名誉を守るため、父が八重菊を殺そうとするが、孝心深い娘は、父をために自ら悲願の人柱となった。八重菊の塚の上に植えられたのが、この大イチョウとされる。根元に石の親子地蔵が祭られて以降、乳の出ない女性が願かけをすることから「乳イチョウ」と呼ばれている。
見どころ
国指定天然記念物の大イチョウは、目通り約10メートル、樹高約28メートルにもなる。たくさん垂下する気根(空気中に出る根)が乳房に見立てられ「乳イチョウ」と呼ばれる。
例年の色付き始め | 11月中旬 |
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例年の紅葉見頃 | 11月中旬期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり |
紅葉する木の種類 | イチョウ |
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