鶴岡八幡宮や円覚寺、長谷寺など人気紅葉スポットから、切通など郊外の穴場スポットまで、鎌倉のおすすめ紅葉スポットをご紹介。色鮮やかな寺院の境内や庭園を静かに散策したり、もみじ絨毯の上をアクティブにハイキングしたり、夜間ライトアップされた木々の幻想的な姿を眺めたり、鎌倉の紅葉は楽しみ方もさまざま。この時期ならではの鎌倉の魅力をリサーチして、散策するコースを計画してみよう。

※本記事は一部2023年の情報です。2024年の情報に随時更新しております。

浄智寺の紅葉/神奈川県鎌倉市

浄智寺の紅葉

境内全域で紅葉を楽しめる

画像提供:浄智寺

鎌倉五山第四位の禅宗の寺。鎌倉石の参道が印象的で、深閑とした緑深い趣が特徴の境内には、本尊三世仏坐像を祀る曇華殿や鐘楼門、鎌倉江の島七福神の1つである布袋尊がある。秋にはカエデモミジイチョウが色づき、境内全域で紅葉が楽しめる。紅葉の後に訪れる落葉の風景も、木々を彩る姿と異なる美しさをもたらす。

見どころ

鎌倉石の参道脇や曇華殿前のイチョウは必見。ほかにも、紅葉で色づく境内奥の山も見逃せない。

例年の色付き始め 11月中旬
例年の紅葉見頃 11月下旬12月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

明月院の紅葉/神奈川県鎌倉市

明月院の紅葉

秋の境内を紅葉が彩る

画像提供:明月院

鎌倉市にある臨済宗建長寺派の寺。山門をくぐって左手にある本堂には本尊の聖観世音菩薩がまつられている。花の寺としても有名で、春先にはシダレザクラやレンギョウなど、初夏は参道から境内までを彩るアジサイ、冬はスイセン、ツバキ、ロウバイなど四季折々の花が咲く。12月の紅葉期には本堂後庭園も公開される。

見どころ

秋はイチョウやイロハモミジ、ヤマモミジなどが鮮やかに色づき、美しい景観が楽しめる。丸窓から眺める紅葉は、丸い額縁に飾られた絵画のような格別の美しさだ。

例年の色付き始め 11月中旬
例年の紅葉見頃 11月下旬12月中旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

鎌倉宮の紅葉/神奈川県鎌倉市

鎌倉宮の紅葉

赤く鮮やかに色づくカエデ

画像提供:鎌倉宮

観光客も少なく鎌倉周辺の隠れた名所の鎌倉宮。秋の紅葉の時期には、イロハモミジイチョウが色付き、見事な紅葉を見ることができる。御祭神ゆかりの京都から移植樹された一対の「いろはもみじ」は樹齢約150年で、社務所前広場を覆いつくす様から「紅天井」と呼ばれている。神苑内には、見上げるほど背の高い「ジャンボ黄葉」など、境内各所に様々な秋の風景が見られる。

見どころ

この紅葉にあわせた「紅天井」御朱印も人気を集めている。限定御朱印「紅天井」には、宮司撮影紅葉の写真と栞が付いている。また、夕方には大鳥居の向こう側に夕陽が沈み、鳥居のシルエットが紅葉にうつる景色は必見。

例年の色付き始め 11月下旬
例年の紅葉見頃 11月下旬12月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

建長寺の紅葉/神奈川県鎌倉市

建長寺の紅葉

紅葉のトンネルは境内の最奥へ続いている

画像提供:建長寺

臨済宗建長寺派の大本山で、鎌倉五山第一位の格式を誇る寺。秋には境内最奥の半僧坊をメインに色鮮やかな紅葉が見られ、拝観に訪れた人々の心を癒やしている。また半僧坊は、瑞泉寺など二階堂方面の寺々をつなぐ全長4キロメートルの天園ハイキングコースの入口となっている。例年、11月中旬から12月下旬頃が、紅葉の見頃の時期となる。

見どころ

半僧坊に至るまでの参道でも紅葉を鑑賞することができ、見頃を迎えると真っ赤なトンネルのようになる。

例年の色付き始め 11月上旬
例年の紅葉見頃 11月中旬12月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

宮ヶ瀬ダムの紅葉/神奈川県愛甲郡愛川町

宮ヶ瀬ダムの紅葉

深い緑に囲まれたダム周辺は、紅葉の季節には美しく色づく

画像提供:愛川町役場商工観光課

かつては関東の耶馬渓とまで称された中津渓谷が広がっていたが、2000年(平成12年)に宮ヶ瀬ダムが完成し、新しい名所となった。深い緑に囲まれた周辺はかつてのおもかげを残しており、紅葉の季節には美しく色づく。見頃は11月中旬~下旬で、ダムの直下にある、県立あいかわ公園でも鮮やかな紅葉が楽しめる。

見どころ

湖畔エリア内の主要施設や観光ポイントを結びエリア内を1周できるロードトレインや、宮ヶ瀬ダムインクライン、遊覧船などからも紅葉を見ることができる。【観光放流は11月まで実施中です。詳細は公式サイト等をご確認ください】

例年の色付き始め 11月上旬
例年の紅葉見頃 11月中旬11月下旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

報国寺の紅葉/神奈川県鎌倉市

報国寺の紅葉

古都鎌倉ならではの秋を味わえる

画像提供:報国寺

神奈川鎌倉市にある臨済宗建長寺派の寺院で、1334年(建武元年)天岸慧広を開山に創建された。本尊は釈迦如来である。境内に孟宗竹約2000本からなる竹林があり竹寺としても知られている。一木一草が歴史を物語る古都鎌倉で、お抹茶を一服いただきながら、美しく生い茂る竹とともに錦秋の秋を味わうのは趣が深い。

見どころ

29世 義道和尚の下に昭和34年11月より始まった「日曜坐禅会」が、午前7時半より迦葉堂(かしょうどう)において行われている。一般の方も参加できる(※開催時間:7時30分~9時15分、毎週日曜、年中無休、7時30分までに到着(時間厳守)。服装などについての詳細は公式サイトでご確認ください)。

例年の色付き始め 11月中旬
例年の紅葉見頃 11月下旬12月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

海蔵寺の紅葉/神奈川県鎌倉市

四季を通じて花の名所として親しまれている、神奈川鎌倉市の海蔵寺。入り口の右手に鎌倉十井の一つ「底脱(そこぬけ)の井」が、左手奥には板戸を閉めたやぐらの中に丸穴が16個並んで湧水をたたえている「十六の井」がある。秋の紅葉の時期には、山門と周辺のモミジのダイナミックな色彩の対比や、境内に立てられた和傘や鐘楼と紅葉のコントラストは目を見張るほどの美しさだ。

見どころ

参道にも左右にモミジやカエデが植えられ、寺に着くまでの道のりも秋の風情が楽しめる。例年、11月上旬頃から色付き始め、11月下旬から12月上旬頃にかけて、見頃を迎える。

例年の色付き始め 11月上旬
例年の紅葉見頃 11月下旬12月上旬 期間は例年の見頃。気象条件により前後する場合あり

現在の色づき状況や紅葉イベントの開催情報は、事前に問い合わせ先までお尋ねのうえおでかけください。

鎌倉の紅葉は市街地と山間での時期にズレがあり、例年の見頃だと11月下旬から12月下旬までと長めに楽しめるのが魅力。場所によっては12月中旬が見頃になるところも。有名寺院の紅葉や人気紅葉スポットもおすすめだが、ゆっくり紅葉を楽しみたいのなら、タイミングをずらして山間の穴場的なスポットを狙うのもおすすめだ。

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表記に関する説明

  • 青葉

  • 色づき始め

  • 今見頃

  • 色あせ始め

  • 落葉

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