2024年の紅葉見頃時期予想【西日本編】

(2024年11月1日更新)

株式会社ウェザーニューズから、2024年の「第三回紅葉見頃予想」が発表された。西日本では近畿・四国の標高の高い山から紅葉がスタート。例年11月上旬までに見頃となる名所では多くで平年より遅い～やや遅い見頃時期になると予想されている。なお、11月中旬以降は平年並になる見込みだ。

※予想は2024年10月31日発表のもの。実際の紅葉状況と異なる場合があります。

【近畿】11月上旬までは見頃時期が平年より遅く、11月中旬以降見頃は平年並に

10月下旬は気温の高い日が続いたため、現在は色付きがやや遅れている近畿地方。今後は、例年11月上旬までに見頃を迎える名所の色付きはやや遅れる可能性があるものの、11月中旬以降は平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなる予想となっている。

近畿の主な名所の紅葉予想は以下の通り。

●明治の森箕面国定公園(大阪府)　見頃予想：11月22日(金)頃～
(例年の見頃：11月中旬～12月上旬)

●有馬温泉瑞宝寺公園(兵庫県)　見頃予想：11月15日(金)頃～
(例年の見頃：11月上旬～11月下旬)

●比叡山延暦寺(滋賀県)　見頃予想：11月10日(日)頃～
(例年の見頃：10月下旬～11月中旬)

●嵐山(京都府)　見頃予想：11月23日(祝)頃～
(例年の見頃：11月下旬～12月上旬)

●奈良公園(奈良県)　見頃予想：11月16日(土)頃～
(例年の見頃：10月下旬～12月上旬)

●高野山(和歌山県)　見頃予想：11月8日(金)頃～
(例年の見頃：10月下旬～11月上旬)

【中国・四国】11月中旬以降は平年並の見頃時期に

中国・四国地方では標高の高い山から色付きが始まり、平年並の見頃を迎えている名所もある。一方、10月下旬は気温の高い日が続いたため色付きはやや遅れており、例年11月上旬までに見頃を迎える名所は平年よりやや遅い見頃になるところが多くなる予想だ。

中国・四国の主な名所の紅葉予想は以下の通り。

●奥津渓(岡山県)　見頃予想：11月8日(金)頃～
(例年の見頃：10月下旬～11月中旬)

●宮島(広島県)　見頃予想：11月16日(土)頃～
(例年の見頃：11月中旬～11月下旬)

●津和野城跡(島根県)　見頃予想：11月14日(木)頃～

●大山(鳥取県)　見頃予想：11月4日(祝)頃～
(例年の見頃：10月下旬～11月上旬)

●長門峡(山口県)　見頃予想：11月14日(木)頃～
(例年の見頃：11月上旬～11月中旬)


●特別名勝栗林公園(香川県)　見頃予想：11月20日(水)頃～
(例年の見頃：11月下旬～12月上旬)

●剣山(徳島県)　見頃予想：既に見頃
(例年の見頃：10月中旬～10月下旬)

●べふ峡(高知県)　見頃予想：11月11日(月)頃～
(例年の見頃：11月上旬～11月下旬)

●奥道後壱湯の守(愛媛県)　見頃予想：11月22日(金)頃～
(例年の見頃：11月下旬～12月上旬)

【九州】11月上旬までは見頃時期が平年より遅く、11月中旬以降見頃は平年並に

九州は10月になって段々と朝晩は涼しい日が増え、色付きが始まっている。今後、例年11月上旬までに見頃を迎える名所は平年よりやや遅い見頃になるところが多いものの、11月中旬以降は平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなる見込みだ。なお、前線や台風21号から変わる低気圧の影響で大雨となるおそれがあり、色付いている葉は散ってしまう可能性があるため、紅葉狩りの際はこまめな情報の確認をしたい。

九州の主な名所の紅葉予想は以下の通り。

●秋月城跡(福岡県)　見頃予想：11月22日(金)頃～
(例年の見頃：11月下旬～12月上旬)

●御船山楽園(佐賀県)　見頃予想：11月20日(水)頃～
(例年の見頃：11月中旬～12月上旬)

●雲仙(長崎県)　見頃予想：11月10日(日)頃～
(例年の見頃：10月下旬～11月上旬)

●深耶馬渓(大分県)　見頃予想：11月14日(木)頃～
(例年の見頃：11月中旬～11月中旬)

●五家荘(熊本県)　見頃予想：11月11日(月)頃～
(例年の見頃：11月上旬～11月下旬)

●高千穂峡(宮崎県)　見頃予想：11月17日(日)頃～
(例年の見頃：11月中旬～11月下旬)

●霧島(鹿児島県)　見頃予想：11月9日(土)頃～
(例年の見頃：11月中旬～12月上旬)

上記の予想は今後の気温や天候により変わる場合があるので、おでかけの際は最新情報を確認しよう。なお、株式会社ウェザーニューズのウェブサイト・スマートフォンアプリ「ウェザーニュース」では、9月7日より全国の名所約1000カ所の見頃予想日やスポット情報を公開中だ。紅葉狩りに出かける際はあわせてチェックしたい。