2025年の紅葉見頃時期予想【西日本編】

(2025年10月31日更新)

株式会社ウェザーニューズから、2025年の「第三回紅葉見頃予想」が発表された。西日本では広い範囲で平年並からやや遅い見頃となる予想だ。

※予想は2025年10月30日発表のもの。実際の紅葉状況と異なる場合があります。

【近畿】見頃は平年並か平年よりやや遅い予想

10月の平均気温が平年より高くなり、近畿地方では紅葉の色づきに遅れがみられている。11月も平均気温が平年より高い傾向になると予想されているものの、今後の天気は周期的に変化し、紅葉の色づきに必要な気温の低下が見込めるため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃となりそうだ。

近畿のおもな名所の見頃予想(2025年10月30日現在)は以下の通り。

●明治の森箕面国定公園(大阪府)　11月24日(振休)頃から
(例年の見頃：11月中旬～12月上旬)

●有馬温泉瑞宝寺公園(兵庫県)　11月16日(日)頃から
(例年の見頃：11月上旬～11月下旬)

●比叡山延暦寺(滋賀県)　11月12日(水)頃から
(例年の見頃：10月下旬～11月中旬)

●嵐山(京都府)　11月21日(金)頃から
(例年の見頃：11月下旬～12月上旬)

●奈良公園(奈良県)　11月18日(火)頃から
(例年の見頃：10月下旬～12月上旬)

●高野山(和歌山県)　11月8日(土)頃から
(例年の見頃：10月下旬～11月上旬)

【中国・四国】見頃は平年並が中心、一部でやや遅れる見込み

中国・四国地方は9月下旬から10月上旬、朝晩を中心に秋の空気に入れ替わったタイミングがあり、剣山(徳島県)で平年並の見頃となった一方、10月中旬にかけて気温が高くなったことから、例年10月下旬に見頃となる大山(鳥取県)は色づくスピードがゆっくりになっている。これから見頃を迎える名所では多くで平年並の見頃となり、一部で平年よりやや遅い見頃になる予想だ。

中国・四国のおもな名所の見頃予想(2025年10月30日現在)は以下の通り。

●奥津渓(岡山県)　11月9日(日)頃から
(例年の見頃：11月上旬～11月中旬)

●宮島(広島県)　11月18日(火)頃から
(例年の見頃：11月中旬～11月下旬)

●津和野城跡(島根県)　11月16日(日)頃から

●大山(鳥取県)　11月4日(火)頃から
(例年の見頃：10月下旬～11月上旬)

●長門峡(山口県)　11月14日(金)頃から
(例年の見頃：11月上旬～11月中旬)

●特別名勝栗林公園(香川県)　11月24日(振休)頃から
(例年の見頃：11月下旬～12月上旬)

●剣山(徳島県)　既に見頃
(例年の見頃：10月中旬～10月下旬)

●べふ峡(高知県)　11月14日(金)頃から
(例年の見頃：11月上旬～11月下旬)

●奥道後壱湯の守(愛媛県)　11月24日(振休)頃から
(例年の見頃：11月中旬)

【九州】色づきが開始、見頃は平年並～平年よりやや遅い予想

九州は気温が平年より高い日が続いていて、色づきに遅れが出ている。今後も平均気温は平年より高い傾向が続く予想だが、天気は周期的に変化し晴れる日の朝晩は放射冷却によって色づきに必要な気温低下が見込めるため、多くの名所で平年並か平年よりやや遅い見頃となる予想だ。

九州のおもな名所の見頃予想(2025年10月30日現在)は以下の通り。

●秋月城跡(福岡県)　11月23日(祝)頃から
(例年の見頃：11月下旬～12月上旬)

●御船山楽園(佐賀県)　11月21日(金)頃から
(例年の見頃：11月上旬～12月上旬)

●雲仙(長崎県)　11月5日(水)頃から
(例年の見頃：10月下旬～11月上旬)

●深耶馬渓(大分県)　11月14日(金)頃から
(例年の見頃：11月上旬～11月下旬)

●五家荘(熊本県)　11月11日(火)頃から
(例年の見頃：10月下旬～11月下旬)

●高千穂峡(宮崎県)　11月22日(土)頃から
(例年の見頃：11月中旬～11月下旬)

●霧島(鹿児島県)　11月12日(水)頃から
(例年の見頃：11月中旬～12月上旬)

上記の予想は今後の気温や天候により変わる場合があるので、おでかけの際は最新情報を確認しよう。なお、株式会社ウェザーニューズのウェブサイト・スマートフォンアプリ「ウェザーニュース」では、9月4日より全国の名所約1100カ所の見頃予想日やスポット情報を公開中だ。紅葉狩りに出かける際はあわせてチェックしたい。

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