瑞宝寺公園の紅葉/兵庫県神戸市北区
有馬温泉の南東部に位置し、1873年に廃寺になった瑞宝寺は、現在、兵庫県神戸市の公園となり親しまれる。秋には2500本のカエデが色づき、その光景を見た豊臣秀吉が「いくら見ても飽きない」と言ったと伝承されることから、「日暮(ひぐらし)の庭」との別称がある。またここには、秀吉が愛用したといわれる石の碁盤も残されている。例年、11月上旬頃から色づき始め、11月下旬頃にかけてが紅葉の見頃となる。
見どころ
瑞宝寺公園では、紅葉のトンネルを歩くような感覚で散策を楽しむことができ、木漏れ日が差し込む中、足元には落ち葉が広がり、情緒豊かな風景となる。石畳や池、苔むした岩が、紅葉と相まって日本庭園ならではの風情を感じさせてくれる。特に、有名な「天下一の紅葉」と称された景色は圧巻で、歴史ある庭園と紅葉の共演が訪れる人々を魅了している。また、11月初旬から下旬にかけて期間限定でオープンする「もみじ茶屋」にも足を運びたい。