今週末(10月4・5日)の紅葉見頃はここ!まもなく見頃を迎えそうな全国の紅葉名所ガイド

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残暑もようやく落ち着き、秋らしい日が増えはじめた10月。早秋の今、北日本や標高の高い地域などを中心に、今年の紅葉シーズンが早くもはじまっている。今回は、今見頃を迎えている名所や、まもなく本格的な色づきが期待できそうなスポットをピックアップ。一足早い秋の訪れを楽しもう。

見頃を迎えそうな紅葉名所をピックアップ ※栂池自然園の紅葉
見頃を迎えそうな紅葉名所をピックアップ ※栂池自然園の紅葉画像提供:小谷村観光連盟


※各スポットの見頃は2025年10月1日時点の情報です。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
※そのほかの内容は取材時点の情報です。また、写真は2024年以前のものです。

【北海道】まもなく見頃を迎えそうな紅葉名所

【北海道】大雪山(黒岳) / 日本で一番早い、息をのむほど美しい紅葉

色付き状況:今見頃(※2025年10月1日現在)

空中から色とりどりの山を眺められる/大雪山(黒岳)の紅葉
空中から色とりどりの山を眺められる/大雪山(黒岳)の紅葉画像提供:りんゆう観光


北海道大雪山の紅葉は、針葉樹の緑と落葉、広葉樹の朱色や黄色の微妙な色の違いが幾重にも重なったような色彩を見せて山全体を錦絵のように飾る。大自然が演出する素晴らしい色彩の饗宴は息をのむほどの美しさだ。頂上から山麓のロープウェイ乗り場まで、例年9月上旬から1カ月ほどかけて色づき、ナナカマド、ウコンウツギ、ミネカエデなどは9月中旬から下旬に見頃を迎える。101名乗りのロープウェイは、2025年10月1日~15日(水)は朝7時から運行。片道約7分、20分間隔の運行で、大雪山連峰を一望することができる。

【北海道】十勝岳温泉郷 / 道内のなかでも早い時期から紅葉が楽しめる

色付き状況:今見頃(※2025年10月1日現在)

十勝岳に広がる絶景/十勝岳温泉郷の紅葉
十勝岳に広がる絶景/十勝岳温泉郷の紅葉画像提供:かみふらの十勝岳観光協会


日本百名山にも選定されている十勝岳は、北海道でも紅葉の時期の早い場所のひとつ。山頂は10月上旬から、中腹は10月中旬にかけて見頃を迎える。この時期にはハイマツ、シラカバなど一面の秋色を眺めることができる。また、上富良野町内から十勝岳温泉まではたった20分ほど。2025年10月4日(土)~10日(金)には第54回かみふらの十勝岳紅葉まつりが開催。

【北海道】層雲峡(紅葉谷) / 岸壁の柱状節理と滝が同時に見られる紅葉ポイント

色付き状況:今見頃(※2025年10月1日現在)

色鮮やかな紅葉が楽しめるスポット/層雲峡(紅葉谷)の紅葉
色鮮やかな紅葉が楽しめるスポット/層雲峡(紅葉谷)の紅葉画像提供:(一社)層雲峡観光協会


鮮やかな紅葉が自慢の紅葉スポット。多少のアップダウンはあるものの、温泉街から片道約30分の散策で紅葉滝に到着するので、山歩き初心者にもおすすめの場所だ。運がよければ、キタキツネやエゾシカといった野生動物の姿を見ることも。今では見ることができなくなった「小函(こばこ)」のような柱状節理と、水量がある滝から出るミストが楽しめる。例年、10月上旬~10月中旬頃が紅葉の見頃。

2025年9月14日から10月13日(祝)までは、18時から21時に「奇跡のイルミネート」が開催。路面に投影された落葉が人の動きや音を感知し動くインタラクティブプログラムだ。

【北海道】三国峠~糠平湖 / 三国峠から望む大樹海の紅葉

色付き状況:色づき始め(※2025年10月1日現在)

黄金色の森林を国道が走るさまは圧巻/三国峠~糠平湖の紅葉
黄金色の森林を国道が走るさまは圧巻/三国峠~糠平湖の紅葉画像提供:上士幌観光協会


日本遺産・構成文化財であり、標高1139メートルと国道の峠として道内一の標高を誇る三国峠。全面舗装、通年開通で、峠から眼下に広がる大樹海のパノラマと山岳美が見事。例年9月下旬に見頃を迎える紅葉は、黄色や赤色に色づく松見大橋とのコントラストが美しい。また、糠平湖周辺と三国峠の標高差が約600メートルにおよぶため、徐々に色づく様子を楽しむことができる。


【東北】まもなく見頃を迎えそうな名所

【東北・青森県】八甲田連峰 / 八甲田ロープウェーから眺める巨大パノラマ

色付き状況:色づき始め(※2025年10月1日現在)

空の上から紅葉を楽しめる/八甲田連峰の紅葉
空の上から紅葉を楽しめる/八甲田連峰の紅葉画像提供:八甲田ロープウェー


青森県の八甲田ロープウェーで味わえる約10分間の空中散歩は、360度のパノラマから、季節によってその姿を変える。津軽平野や陸奥湾、遠くは北海道までも見渡せる贅沢な時間だ。山頂付近は9月下旬、山腹付近は10月上旬、山麓付近は10月中旬から色づき始める。

【東北・山形県】月山 / 錦に染まる山岳信仰の名峰

色付き状況:今見頃(※2025年10月1日現在)

赤と緑が散りばめられた山肌を近くで見ることができる/月山の紅葉
赤と緑が散りばめられた山肌を近くで見ることができる/月山の紅葉画像提供:(一社)月山朝日観光協会


標高1984メートル、夏スキーのメッカとして知られる月山は、日本百名山にも数えられる東北の名峰。夏を彩ってきたコバイケイソウやニッコウキスゲなどの高山植物に代わり、秋はミネカエデやナナカマドなどが鮮やかに紅葉し、草紅葉も加わり、山を錦秋に染めていく。こうした美しい紅葉を、リフトを利用して気軽に登り楽しめるのも月山の魅力だ。月山ペアリフト上駅あたりのナナカマドの真っ赤な紅葉は特に見事。


【甲信越】まもなく見頃を迎えそうな名所

【甲信越・長野県】千畳敷カール(中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ) / 山肌一面が黄金色に輝く千畳敷カール

色付き状況:今見頃(※2025年10月1日現在)

山肌を鮮やかな紅葉が彩る/千畳敷カール(中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ)の紅葉
山肌を鮮やかな紅葉が彩る/千畳敷カール(中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ)の紅葉画像提供:(株)中央アルプス観光


中央アルプス宝剣岳直下の千畳敷カールの紅葉はテレビ番組の紅葉ロープウェイ特集でも取り上げられるほどの人気。駒ヶ岳ロープウェイから見える紅葉が山肌一面に輝くさまは絶景だ。高低差950メートルのロープウェイ路線内で、山頂から麓への紅葉の移り変わりを楽しむことができる。また、千畳敷カールには約45分で周遊できる遊歩道が整備されているので、紅葉狩りをしながらハイキングをすることも可能だ。

【甲信越・長野県】栂池自然園 / 初冠雪があれば三段紅葉が楽しめる

色付き状況:今見頃(※2025年10月1日現在)

紅葉に囲まれながら遊歩道をウォーキングできる/栂池自然園の紅葉
紅葉に囲まれながら遊歩道をウォーキングできる/栂池自然園の紅葉画像提供:小谷村観光連盟


長野県の栂池自然園は、最大で標高1900メートルに位置する日本有数の高層湿原だ。ここで見られる草紅葉(クサモミジ)は9月下旬頃からが見頃となり、約5.5キロの遊歩道を美しく彩ってくれる。また、ダケカンバの黄色、ナナカマドの赤、常緑のオオシラビソがメリハリのある紅葉風景を作り出し、人々の目を楽しませる。山頂に初冠雪があると、雪・紅葉・緑の三段紅葉が楽しめる。また、2025年9月27日~10月5日(日)には、栂池自然園 紅葉ウィークを開催。

【甲信越・長野県】志賀高原 / 針葉樹と広葉樹のコントラストが美しい

色付き状況:色づき始め(※2025年10月1日現在)

流れる滝が紅葉に趣きを添える/志賀高原の紅葉
流れる滝が紅葉に趣きを添える/志賀高原の紅葉画像提供:志賀高原観光協会


標高1300~2300メートルの長野県志賀高原は、志賀山、横手山、笠ヶ岳、岩菅山、焼額山などの山々に囲まれ、山腹や麓には湿原や池、沼が点在。白根火山周辺や木戸池周辺、丸池蓮池周辺などで、それぞれ異なる趣きの紅葉を楽しむことができる。紅葉の時期には、針葉樹の間で紅葉する広葉樹のコントラストが見事。また、標高の高いところでは初雪、すそ野では紅葉という光景も見ることができる。

【甲信越・長野県】八方尾根 / 雄大な山岳景観と紅葉を楽しむ

色付き状況:色づき始め(※2025年10月1日現在)

ハイキング客の目を色とりどりの紅葉が楽しませる/八方尾根の紅葉
ハイキング客の目を色とりどりの紅葉が楽しませる/八方尾根の紅葉画像提供:白馬村観光局


白馬八方尾根には、八方池へと続く八方尾根自然研究路が広がっている。スキー場内のゴンドラとリフト2基を乗り継ぐとあっというまにそこは標高1830メートル。そこから八方池まで約90分のトレッキング。空気の澄んでいる日には南アルプスから富士山まで見渡せる壮大な景色が広がる。また、八方尾根は位置的にも白馬三山に最も近く、素晴らしい紅葉のみならず、山々の稜々とした岩肌なども見ることが。圧倒的なスケールで広がる大パノラマを思う存分堪能できる。





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情報は2025年10月3日 11:28時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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