2024年の紅葉見頃時期予想【全国編】今年の紅葉シーズン、見頃はいつ頃?
全国
(2024年11月1日更新)
株式会社ウェザーニューズから、2024年の「第三回紅葉見頃予想」が発表された。今年の紅葉は、北海道では紅葉シーズン終盤を迎え、東北や東日本、西日本でじょじょに見頃エリアが拡大。東日本や西日本は厳しい残暑の影響で色付くスピードがゆっくりになっており、例年11月上旬までに見頃を迎える東日本や西日本の多くの名所では平年より遅い~やや遅い見頃時期になると予想されている。なお、11月中旬以降は平年並になる見込みだ。
※予想は2024年10月31日発表のもの。実際の紅葉状況と異なる場合があります。
例年11月上旬までに見頃となるスポットは平年より遅めの紅葉時期に
紅葉は、秋の気温が低いと色づく時期が早くなり、高いと遅くなる関係にある。今秋は、残暑の影響で平均気温が高くなり、10月までに見頃を迎えた山々は、東日本を中心に平年よりやや遅い見頃になっているところが多い。今後は天気が周期変化する予想で、晴れる日の朝晩は放射冷却による冷え込みが見込めるため、例年11月上旬までに見頃を迎える名所では平年より遅いかやや遅い見頃になる一方、それ以降に見頃となるスポットでは平年並の時期になる予想だ。
また、紅葉の鮮やかさは夏の天候に左右される部分があり、今年は9月までの高温や日照時間が平年よりも長かった影響で、全国的に葉が変色してしまっているところが見られるという。今後は全国的に天気が周期変化し、葉が鮮やかに色付くために必要な日差しや雨、朝晩の気温低下が見込めるため、これから見頃を迎える多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できるという。
【北海道】紅葉シーズンは終盤 見頃は11月上旬まで
北海道は、山々ではすでに今年の紅葉が終了。平野部でも紅葉シーズンは終盤で、平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなりそうだ。ただ、11月はじめは低気圧の発達により、風が強まる予想。急な冷え込みや強風で一気に葉が散り、見頃期間が短くなる可能性があるとしている。
【東北】11月はじめは見頃が遅れるも その後見頃時期は平年並に
厳しい残暑の影響で、例年10月中旬にかけて見頃を迎える名所では、平年より遅めの見頃になったところが多くなった東北地方。今後の天気は周期変化して色付きが進む予想で、特に11月はじめの連休最終日から連休明けにかけて一気に色付きが進行する可能性があるという。そのため、例年11月はじめにかけて見頃を迎える名所の色付きは引き続き遅れる予想の一方、その後は平年並の見頃になるところが増えるとみられる。
【関東・甲信】11月上旬までは見頃時期が平年より遅く、11月中旬以降見頃は平年並に
関東・甲信地方では、例年10月中旬にかけて見頃を迎える名所は残暑の影響で、平年より遅めの見頃になったところが多い状況。今後の天気は周期変化で放射冷却による冷え込みが見込めるため、例年11月上旬までに見頃を迎える名所は平年より遅いかやや遅い見頃になるところが多いものの、その後は平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなると予想されている。
【北陸】見頃エリアが拡大中、11月中旬以降見頃は平年並に
北陸地方では、今後も平均気温が平年より高めになる予想や残暑の影響があり、引き続き色付くスピードはゆっくりの予想。例年11月上旬にかけて見頃を迎える名所では、平年より遅い?やや遅い見頃になるところが多いとみられている。例年11月中旬以降に見頃を迎える名所は、平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなりそうだ。
葉の色付きに関しては、今後も葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めるため、多くの名所で鮮やかな紅葉が見込まれている。
【東海・中部】11月上旬までは見頃時期が例年より平年より遅めに
10月になり標高の高い山から色付きが始まった東海・中部地方。今後、例年11月上旬までに見頃を迎える名所は平年より遅いかやや遅い見頃になるところが多いものの、11月中旬以降は平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなる見込みだ。
なお、葉の色付きに関しては、9月までの高温や強い日差しの影響で、一部では色付く前に枯れてしまっているものの、枯れていない葉は鮮やかな紅葉が期待できるとみられている。
【近畿】11月上旬までは見頃時期が平年より遅く、11月中旬以降見頃は平年並に
10月下旬は気温の高い日が続いたため、現在は色付きがやや遅れている近畿地方。今後は、例年11月上旬までに見頃を迎える名所の色付きはやや遅れる可能性があるものの、11月中旬以降は平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなる予想となっている。
多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できるとみられているものの、9月までの高温や強い日差しの影響で、一部では色付きに影響が出る可能性があるとしている。
【中国・四国】11月中旬以降は平年並の見頃時期に
中国・四国地方では標高の高い山から色付きが始まり、平年並の見頃を迎えている名所もある。一方、10月下旬は気温の高い日が続いたため色付きはやや遅れており、例年11月上旬までに見頃を迎える名所は平年よりやや遅い見頃になるところが多くなる予想だ。
今後、11月中旬以降は平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなる見込みで、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できるとしている。
【九州】11月上旬までは見頃時期が平年より遅く、11月中旬以降見頃は平年並に
九州は10月になって段々と朝晩は涼しい日が増え、色付きが始まっている。今後、例年11月上旬までに見頃を迎える名所は平年よりやや遅い見頃になるところが多いものの、11月中旬以降は平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなる見込みだ。
なお、前線や台風21号から変わる低気圧の影響で大雨となるおそれがあり、色付いている葉は散ってしまう可能性があるため、紅葉狩りの際はこまめな情報の確認をしたい。
上記の予想は今後の気温や天候により変わる場合があるので、おでかけの際は最新情報を確認しよう。なお、株式会社ウェザーニューズのウェブサイト・スマートフォンアプリ「ウェザーニュース」では、9月7日より全国の名所約1000カ所の見頃予想日やスポット情報を公開中だ。紅葉狩りに出かける際はあわせてチェックしたい。
詳細情報
■出典ウェザーニュースウェブサイト「紅葉見頃予想2024」(第3回 2024年10月31日配信)
https://weathernews.jp/s/koyo/news/
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