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初登山で遭難…!?地図の基本とGPS、山岳保険も忘れずに!登山“準備“のポイント解説【作者に聞く】
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今年も紅葉のシーズンがやってきた!公園や神社仏閣など近場で楽しむのもいいが、山々が一面紅に染まる絶景を見に出かけるのもいい。グランピングやソロキャンプなどアウトドアブームもすっかり定着した今、登山やハイキングを始めてみるのはいかがだろうか。
――無趣味で無気力な干物女の私ですが…「ゆる登山」にハマって抜け出せなくなりました。
平凡な毎日を送っていたのに、ある日突然「登山」に目覚め、ゼロから「山登り」を勉強!「山女子」として活動する日常をかわいいイラストにして発信しているイラストレーター兼漫画家のありを(
@arichon_official
)さん。そんな、ありをさんが「山女子」として日常を送る実録漫画と、登山に興味がある方必読の山登り知識コラムをぎゅぎゅっとまとめた「ゼロから山女子はじめてみました」をご紹介。漫画を読んで「山デビュー」しちゃおう!
現在地がわからず、暑さはキツい…計画通りに行かない初登山
バイクにまたがり、一人笹ヶ峰へやってきたありをさん。登山口に辿り着いたものの、その風景はネットで見た写真とどこか違う気がする。それでも「でも名前は合っとるし」と、記念写真を済ませて初登山を始めることに。
ありをさんは事前の登山計画通り、徒歩1時間の距離にある宿を目指す。けれど、1時間半が経ち、2時間経っても宿が見える気配はなく、現在地もわからず……、というエピソード。
このときの心境を「水が減っていく恐怖、現在地がわからない恐怖、登山口にさえ辿り着けない自分への呆れを感じました」とありをさんは話す。
「お弁当を食べているときは、ただただ情けない気持ちでした…。あとでグーグルマップで調べたら、もう少し進むと登山口だったみたいです。ただ、2時間アスファルトの坂を歩いた疲労で、そこから登山はできなかったので引き返してよかったと思ってます」
また、ありをさんの失敗は登山口の位置を間違えたことだけでなく、登山計画書の扱いそのものにもあった。ありをさんがバイクを降りた際「このポストなんだろ?」と思った登山ポストこそ、いざというとき、救助の手がかりに登山計画書を投函するためにあるものだった。
「登山ポストではなく、入山や下山したことを記帳するノートがある場所もあります。これらは山によってあったりなかったりします。私は電子媒体で提出していることが多いため、今はあまり利用していません」と、登山計画書の提出パターンを話す。
残念ながら失敗に終わってしまったありをさんの初登山。同様のミスを避けるための大事なポイントに、ありをさんは「登山口までのアクセスも確認すること」と「地図とコンパス・GPS付き登山アプリを携帯すること」を挙げる。
「当時の私は場所を調べるということが本当に苦手でした。当然ながら登山口って山の中にあることがほとんどなので、辿り着けるように場所の下調べをしておくことをおすすめします」
また、地図については「恥ずかしながら当時の私は、地図のスクリーンショットで大丈夫だとなぜか思ってました」と話すありをさん。
「現在地がわからないことは本当に恐怖です。地図は必ず携帯しましょう。下山後、実は山経験があったという父に報告したら、『地図を携帯していないこと』『山選び』『事前に計画を共有していなかった』ことの3点を強く叱られました…」と、顛末を教えてくれた。
記念すべき初登山が苦い思い出になってしまったありをさん。失敗を引きずるありをさんだったが、再チャレンジのきっかけはひょんなところからやってきた――。次回は、意外なところにいた山の先輩との出会いと、初心者におすすめの山のエピソード。合わせて、初めての山選びのポイントも紹介したい。
■取材協力:ありを(@arichon_official)
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