今週末(12月2・3日)の紅葉見頃はここ!全国の見頃となりそうな紅葉名所ガイド

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いよいよ12月を迎える今、晩秋の紅葉もまもなく見納め。今回は、今週末(12月2・3日)が見頃の全国の紅葉名所をエリアごとに厳選して紹介しよう。

※各スポットの見頃は2023年11月29日時点の情報です。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
※そのほかの内容は、2023年8~10月の取材時点の情報です。また、写真は2022年以前のものです。

【関東】今週末(12月2・3日)見頃となりそうな名所

【関東・東京都】六義園(りくぎえん) / 歴史ある日本庭園が紅葉で趣深く

色付き状況:色付き始め(※2023年11月29日現在)

六義園夜間特別観賞(中の島) / 六義園の紅葉
六義園夜間特別観賞(中の島) / 六義園の紅葉画像提供:公益財団法人東京都公園協会


駒込駅からほど近い六義園(りくぎえん)は、回遊式築山泉水の江戸期を代表する大名庭園。11月下旬の見頃になるとイロハカエデ約400本のほか、ドウダンツツジやイチョウなど紅葉する木、計約560本が庭園を鮮やかに彩り、山や池が配された園内のいたる所で紅葉が楽しめる。特に園の西、水香江あたりの紅葉が見事だ。つつじ茶屋や山陰橋は特に絵になる。


【関東・東京都】高尾山 / 山頂から谷いっぱいに広がる鮮やかなモミジが格別

色付き状況:今見頃(※2023年11月29日現在)

紅葉と富士山を同時に見ることができるときもある / 高尾山の紅葉
紅葉と富士山を同時に見ることができるときもある / 高尾山の紅葉画像提供:(公社)八王子観光コンベンション協会


高尾山は都心から電車で約1時間と好位置にある自然の宝庫で、標高は599メートル。1967年(昭和42年)に明治の森高尾国定公園に指定された山内には、約1600種の植物、約100種の野鳥、約5000種の昆虫が生息している。なかでも秋のモミジは格別で、山頂のもみじ台や薬王院の周辺、ケーブルカー清滝駅、高尾山駅など、約1カ月にわたって多くの登山者の目を楽しませている。


【関東・茨城県】筑波山 / 関東平野を一望できる紅葉スポット

色付き状況:今見頃(※2023年11月29日現在)

赤や黄色のグラデーションが秋を感じさせる / 筑波山の紅葉
赤や黄色のグラデーションが秋を感じさせる / 筑波山の紅葉画像提供:つくば観光コンベンション協会


男体山、女体山の2峰からなる筑波山は、標高の低い日本百名山の1つ。山頂から御幸ヶ原にかけてはブナをはじめとした落葉紅葉樹が多く、11月上旬から紅葉を楽しむことができる。また、筑波山神社そばのケーブルカー宮脇駅周辺の紅葉も見事。山頂へは登山コースのほか、ケーブルカー、ロープウェイを利用すれば山頂付近まで楽にアクセスできる。


【関東・千葉県】養老渓谷 / 紅葉観賞が楽しめるハイキングスポット

色付き状況:今見頃(※2023年11月29日現在)

渓谷を紅葉が鮮やかに彩る / 養老渓谷の紅葉
渓谷を紅葉が鮮やかに彩る / 養老渓谷の紅葉画像提供:大多喜町観光協会


養老川上流の養老渓谷は、市原市朝生原から大多喜町粟又まで約7キロにわたる広いエリアで、ハイキングのメッカといわれている。色付いた山々を眺望できる大福山展望台、中瀬遊歩道や滝めぐり遊歩道といった川沿いの散策コースのほか、懸崖境・筒森もみじ谷などがあり、楽しみ方はさまざまだ。


【関東・千葉県】本土寺 / 約1000本のモミジが境内を彩る

色付き状況:色付き始め(※2023年11月29日現在)

色鮮やかな紅葉が境内を彩る / 本土寺の紅葉
色鮮やかな紅葉が境内を彩る / 本土寺の紅葉画像提供:本土寺


水戸光圀の寄進と伝えられる古松、老杉の参道を抜け仁王門をくぐると、鮮やかな赤に染まる約1000本ものモミジが境内を彩る。また、五重塔や仁王門、回廊といった建造物と紅葉が織りなす風情ある景観から、多くの参拝者が訪れる。木々の色付き始めは例年11月中旬からで、オオサカズキのほか、徳川家康の側室・秋山夫人の墓近くにあることからその名がついた自生のシュウザンコウなどが観賞できる。


【甲信越】今週末(12月2・3日)見頃となりそうな名所

【甲信越・山梨県】福士川渓谷の紅葉 / 南アルプスから流れる川がつくる渓谷

色付き状況:今見頃(※2023年11月29日現在)

川面に紅葉が映し出される様は美しい / 福士川渓谷の紅葉
川面に紅葉が映し出される様は美しい / 福士川渓谷の紅葉画像提供:南部町


篠井山、青笹山など南アルプスの山々を源流とする、福士川が刻み込んだ渓谷。例年、11月中旬から12月上旬にかけて、ヤマモミジを中心に、カエデやイロハモミジなどさまざまな樹木の紅葉が楽しめる。周辺には日帰り温泉施設の奥山温泉があるので、紅葉を眺めた後はゆっくり温泉で体を休めることができる。


【甲信越・山梨県】名勝 猿橋 / 日本三奇橋の1つ「甲斐の猿橋」

色付き状況:今見頃(※2023年11月29日現在)

優れた建築技法も魅力のひとつ / 名勝 猿橋の紅葉
優れた建築技法も魅力のひとつ / 名勝 猿橋の紅葉画像提供:大月市


歌川広重の浮世絵「甲陽猿橋之図」にも描かれた「岩国の錦帯橋」「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ日本三奇橋の1つ。橋脚を使わずに両岸から張り出した4層のはね木によって支えられている。秋の紅葉の時期も美しく、例年11月にかけてモミジ、ケヤキ、イチョウが見頃を迎え、周囲を錦秋に染め上げるさまは、息をのむほど美しい景色だ。


【北陸】今週末(12月2・3日)見頃となりそうな名所

【北陸・福井県】国名勝 養浩館庭園(ようこうかんていえん) / 紅葉に染まる水面を眺めながら、ゆったりくつろぐ

色付き状況:今見頃(※2023年11月29日現在)

色鮮やかな木々を映し出す水鏡国名勝 / 養浩館庭園の紅葉
色鮮やかな木々を映し出す水鏡国名勝 / 養浩館庭園の紅葉画像提供:福井市文化振興課


福井藩主松平家の別邸である養浩館庭園。米国の日本庭園専門誌が選ぶ日本庭園ランキングにおいて、16年連続10位以内にランクイン(2022年時点)するなど、国内外から高い評価を得ている。広い池に浮かぶように建つ数寄屋造りの座敷から、舟遊びをしている気分でゆったりと庭園を眺めることができるのが特徴の1つ。水面に映る紅葉が美しい。


【北陸・福井県】西山公園 / 県内最大約1600本のモミジが彩る

色付き状況:今見頃(※2023年11月29日現在)

県内最大級の約1600本のモミジが園内を彩る / 西山公園の紅葉
県内最大級の約1600本のモミジが園内を彩る / 西山公園の紅葉画像提供:鯖江市


日本の歴史公園100選に認定される、福井県鯖江市のシンボル公園。桜やツツジ、モミジなどが植栽され、1年を通して色とりどりに変わりゆく景色が楽しめる。公園内には、動物園や庭園、遊具などが設けられ、子どもも大人も一緒に遊べる場所となっている。紅葉は11月中旬から見頃となり、県内最大級の約1600本のモミジが園内を彩る。西山公園祈りの道の景色がおすすめだ。


【東海】今週末(12月2・3日)見頃となりそうな名所

【東海・岐阜県】養老公園 / 養老の滝まで続くモミジのトンネル

色付き状況:今見頃(※2023年11月29日現在)

真っ赤に染まった木々が立ち並ぶ / 養老公園の紅葉
真っ赤に染まった木々が立ち並ぶ / 養老公園の紅葉画像提供:養老町観光協会


「滝の水が酒に変わった」という孝子伝説で知られる「養老の滝」を中心とした公園。養老鉄道養老駅から公園の奥にある、高さ30メートル、幅4メートルの名瀑・養老の滝までは徒歩で約50分ほどの道のり。鮮やかに色付いたカエデやイチョウが遊歩道を囲むようにして左右に植えられており、まるで紅葉のトンネルのよう。遊歩道の先にある壮大な養老の滝と、赤や黄色の紅葉のコラボレーションは必見。


【東海・愛知県】犬山 寂光院 / 尾張のもみじでらの別名で親しまれる名所

色付き状況:今見頃(※2023年11月29日現在)

本堂を彩る深紅のモミジ / 犬山 寂光院の紅葉
本堂を彩る深紅のモミジ / 犬山 寂光院の紅葉画像提供:寂光院


愛知県犬山市の寂光院は、別名「尾張のもみじでら」と呼ばれ、秋の紅葉スポットとしても知られている。巨木を含む約1000本の樹木が、例年、11月中旬から12月上旬にかけて鮮やかに色付き、紅葉が見頃を迎える。2023年11月5日から12月5日(火)までの期間は、もみじまつりが開催。


【東海・愛知県】くらがり渓谷 / 渓谷一帯を赤や黄に染める自然美を堪能

色付き状況:今見頃(※2023年11月29日現在)

渓流沿いに橋を望む紅葉 / くらがり渓谷の紅葉
渓流沿いに橋を望む紅葉 / くらがり渓谷の紅葉画像提供:岡崎市役所


愛知県岡崎市にある、本宮山県立自然公園の南西部の標高250メートルから600メートルの間に位置する景勝地。手つかずの自然が残る渓流で、秋は赤黄に染まる紅葉が渓谷を彩る。例年11月中旬頃からカエデやクヌギ、ケヤキなどが色付き始め、12月上旬頃にかけて見頃を迎える。また、2023年11月19日~12月3日(日)は、くらがり渓谷紅葉まつりを開催。


【東海・静岡県】目の霊山 油山寺(ゆさんじ) / 天然記念物の御霊スギと紅葉の競演

色付き状況:今見頃(※2023年11月29日現在)

モミジやカエデが色付く / 目の霊山 油山寺の紅葉
モミジやカエデが色付く / 目の霊山 油山寺の紅葉画像提供:油山寺


目の健康などを祈願する「目の霊山」として広く信仰を集めている真言宗の古刹は、紅葉の名所としても有名。山門をくぐると色鮮やかなモミジが広がり、整えられた庭園との風景のコラボレーションも必見。境内では、紅葉の景色を堪能できるほかにも、三重の塔をはじめとする多くの文化財建造物や天然記念物「御霊スギ」がある。また、孝謙天皇が霊水にて洗眼し、眼病が全快された所以の滝である「るりの滝」は、神秘的な雰囲気で癒される。

この記事で紹介された紅葉スポット

情報は2023年11月30日 17:57時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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