【列車ひとり旅】ひと足早く冬の味覚“香住ガニ”を堪能!1泊2日で城崎温泉へ

関西を代表する人気の温泉地・城崎。しだれ柳が揺れ、木枠白壁の宿が軒をつらねる町を、7つの外湯を巡りながら散策。おすすめルートを城崎観光大使がご紹介!<※情報は関西ウォーカー(2017年9月19日発売号)より>

昔ながらの風情あふれるレトロな小径を浴衣でさんぽ

8代目城崎温泉観光大使の佛圓万里菜(ぶつえんまりな)さん。和装が大好きな20歳の大学生。写真はしだれ柳に石造りの太鼓橋。温泉情緒あふれる大谿(おおい)川沿いは、城崎の魅力を語るのに欠かせない場所。風景に浴衣姿が自然に溶け込む。

夜になるとライトアップされ、違った雰囲気に。

“城崎温泉”知っ得情報

【到着したらまずは手ぶらに】駅前にある「城崎温泉旅館案内所」では宿泊先の宿に荷物を届けてくれるサービス(100円/1個)を実施 ※条件あり。詳細は0796-32-4141へ。

【日帰りで湯巡りを楽しむ人へ】日帰りで城崎温泉を楽しむ時に利用したいのが、各外湯の窓口で販売している便利な外湯めぐりパス「ゆめぱ」(1200円)。2か所以上巡るなら絶対にお得!

【かわいい浴衣をレンタルできる】約200種類がそろう「ゆかた専門店 いろは」。小物や着付けなどがセットでお得!<電話:0796-32-0168 時間:10:30~18:00、20:00~22:00 休み:木曜(祝日の場合営業) 料金:2160円~>

快適な特急列車利用で城崎までノンストップ!

大阪~城崎温泉間を疾走する特急「こうのとり」。この列車名は、兵庫県豊岡市で繁殖が進められているコウノトリにちなんで付けられた。

<11:52>1日目START「JR城崎温泉駅」

JR城崎温泉駅から徒歩で9分。創業から75年、城崎で最も古い寿司店と言われる「をり鶴」は、舌の肥えた旅館のだんな衆も通う地元の人気店。仕入れは津居山や香住など近海の漁港から。新鮮な魚介を、銀座の名店で修行した3代目が、見事な包丁さばきで仕上げる。

ランチタイム限定の「をり鶴定食」(1080円)。造り3種盛りに人気の茶わん蒸しなどが付く。にぎり定食もあり。

■をり鶴<住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島396 電話:0796-32-2203 時間:11:00~14:00(LO13:30)、17:00~22:00(最終入店20:30) 休み:火曜 席数:26席 タバコ:禁煙 交通:JR城崎温泉駅より徒歩9分>

【次のスポットへ】徒歩で9分

<13:30>駅舎温泉 さとの湯

ジャグジーやミストサウナ、冷気サウナなど多彩な風呂が用意される設備充実の外湯。絶景の露天風呂は滝の流れる和風タイプとエキゾチックな洋風タイプの2種類があり、男女偶数・奇数日で入れ替え。雄大な円山川の絶景を満喫できる。玄関前の足湯は無料。

3階にある和風タイプの露天風呂。視界を遮るものがほとんどなく、悠々と流れる円山川の絶景を、湯につかりながらゆっくりと眺められる。

温泉情緒あふれる純和風のエントランス。館内には入浴後にのんびりとくつろげる畳敷きの休憩所もあり。

■駅舎温泉 さとの湯<住所:兵庫県豊岡市城崎町今津290-36 電話:0796-32-0111 時間:13:00~21:00(最終受付~20:30) 休み:月曜(祝日の場合営業) 料金:800円 交通:JR城崎温泉駅前>

【次のスポットへ】徒歩で5分

<15:00>城崎文芸館 KINOBUN

城崎温泉ゆかりの作家に関する資料を展示。常設展では、志賀直哉など近代文学を担った作家たちと、城崎とのかかわり合いの紹介や所蔵作品を展示。「城崎へかえる」を出版した湊かなえさんの企画展「湊かなえと城崎温泉」も開催中。

常設展。富岡鉄斎の「中孝之図」や桂小五郎の書などが多数展示。

文芸館オリジナルグッズの「本てぬぐい」(1000円)。本棚をモチーフにしたロゴデザインが描かれ、シンプルでかわいい。

1996年に豊岡市城崎文芸館として開館。2016年によりわかりやすく楽しい施設へと大幅にリニューアルされた。

■城崎文芸館 KINOBUN<住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島357-1 電話:0796-32-2575 時間:9:00~17:00 休み:水曜(祝日の場合翌日) 料金:500円 交通:JR城崎温泉駅より徒歩5分>

【次のスポットへ】徒歩で3分

<16:00>円山菓寮 城崎温泉店

かりんとう専門店が手がけるスイーツは毎朝届けられる新鮮な牛乳を使ったとろとろプリン。表面に生クリームのミルクゼリー、カラメルソースには黒糖を使用し、甘さ控えめのさっぱりとした味わい。数量限定だからお早めに!

「ゆらゆら湯上がりプリン」(1個350円)。風呂上がりに食べてもらいたいというわけではなく、プリンをお湯につけて作っているからこの名が付いた。城崎温泉の名物スイーツ。

イートインもOK。

■円山菓寮 城崎温泉店<住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島665 電話:0796-32-2361 時間:9:30~18:00 休み:火曜 ※11~3月はなし 席数:8席 タバコ:禁煙交通:JR城崎温泉駅より徒歩6分>

【次のスポットへ】徒歩で2分

<16:30>街のねどこ kinsui

「城崎温泉 錦水」の別館で、和モダンや純和風など全部で8室を持つ素泊まり専用のスタイリッシュな宿。歯ブラシやバスタオルなどの備品をオプション(有料)にすることによりコストを抑え、リーズナブルな料金設定に。無料の外湯券付き。

定員2人の客室Aタイプ。窓際にテーブルがあるモダンな空間。

昔ながらの畳敷きで心落ち着く客室タイプC。最大4人まで利用できるからグループにおすすめの部屋。

■お泊まりDATA(1人当たりの料金)/客室タイプA:1人1室利用(1万円)、2人1室利用(5000円) 客室タイプC:1人1室利用(1万2000円)、2~3人1室利用(5000円)、4人1室利用(4000円) ※休前日は1000円UP。消費税、入湯税含む。GW、お盆、お正月など特別料金の場合あり。

■街のねどこ kinsui<住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島759 電話:0796-32-2024(錦水) 時間:IN15:00~20:00、OUT~10:00 休み:なし 交通:JR城崎温泉駅より徒歩7分>

【次のスポットへ】徒歩で3分

<17:00>柳湯

中国の名勝、西湖から移植した柳の木の下から湧き出たと言われる外湯。7つの外湯のなかで最も小さい湯殿だが、湯温は最も高く、熱い風呂が好きな人に好評。城崎らしい平屋木造の湯。玄関前にある無料の足湯は、街の風景を眺めながらくつろぐのにぴったり。

柳が揺れる湯殿は、温泉街の雰囲気と見事に調和。SNS映え必至のロケーション。

超音波風呂がある。昔ながらの浴室が好きな人にオススメのレトロな雰囲気だ。

■柳湯<住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島647 電話:0796-32-2097 時間:15:00~23:00(最終受付22:30) 休み:木曜(祝日の場合営業) 料金:入浴料(600円) 交通:JR城崎温泉駅より徒歩7分>

まだある!外湯

【まんだら湯】温泉寺開祖道智上人の曼陀羅一千日祈願により湧き出たと言われる、城崎で2番目に古い湯。

■まんだら湯<電話:0796-32-2194 時間:15:00~23:00(最終受付22:30) 休み:水曜(祝日の場合営業) 料金:入浴料(600円) 露天:あり>

【御所の湯】京都御所をイメージした優美な湯。その名は後堀河天皇の御姉安嘉門院が入湯されたことに由来。

■御所の湯<電話:0796-32-2230 時間:7:00~23:00(最終受付22:30) 休み:第1・3木曜(祝日の場合営業) 料金:入浴料(800円) 露天:あり>

【一の湯】桃山方式の歌舞伎座を模した湯殿。城崎温泉のシンボル的な外湯で、半露天の洞窟風呂も。

■一の湯<電話:0796-32-2229 時間:7:00~23:00(最終受付22:30) 休み:水曜(祝日の場合営業) 料金:入浴料(600円) 露天:あり>

【鴻の湯】コウノトリが傷を癒したという、温泉誕生の伝説が残る城崎温泉最古の湯。露天風呂が人気。

■鴻の湯<電話:0796-32-2195 時間:7:00~23:00(最終受付22:30) 休み:火曜(祝日の場合営業 料金:入浴料(600円) 露天:あり>

【地蔵湯】和風燈籠、玄武洞をイメージした六角形の窓などモダンな外観。湯船が1つと打たせ湯があり。

■地蔵湯<電話:0796-32-2228 時間:7:00~23:00(最終受付22:30) 休み:金曜(祝日の場合営業) 料金:入浴料(600円) 露天:なし>

【次のスポットへ】

<18:00>美食遊楽 とみや

地元で捕れる新鮮な地魚をはじめ、旬の魚介を造りはもちろん煮物、焼き物と豊富なメニューで提供。多彩な料理に合わせ、地酒も約30種類と大充実。自らの肩書きを「遊主」と付ける店主のトークと一緒に、楽しい時間を過ごそう。

「造りの盛り合わせ」(手前・1600円)と身が淡白で脂がのった高級魚「キチジの塩焼き」(奥・1000円)。料理に合わせたオススメの地酒は辛口の「大吟醸 但馬」(1合1000円)。

こぢんまりとした落ち着いた雰囲気の店。店主とのカウンター越しの会話はひとり旅ならではの楽しみ。

■美食遊楽 とみや<住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島441 電話:0796-32-2703 時間:18:00~22:30(LO) 休み:日曜 席数:22席 タバコ:喫煙可 交通:JR城崎温泉駅より徒歩10分>

2日目START「JR城崎温泉駅」

10時のチェックアウト後に最も早く乗車可能な列車は10:24発。その次が11:09発となる。電車で30分、JR香住駅へ。

<12:00>三七十鮨

JR香住駅から徒歩で12分。香住漁港のすぐ前にあり、地元の漁師も集まる寿司店。人気は香住沖で捕れた大きなノドグロを使った寿司。その場で炙った皮付きのノドグロは香ばしくて、口の中でとろけるような食感。濃厚な旨味が染み出ているのど汁も絶品!

自家製のポンズで食べる「ノドグロの炙りにぎり」(430円/1貫)と、頭の半身が入った「のど汁」(540円)。

足元が生けすになっている楕円形のカウンターがユニーク。

■三七十鮨<住所:兵庫県美方郡香美町香住区香住1772 電話:0796-36-1262 時間:11:00~15:00、16:00~22:00 ※土日祝は通しで営業 休み:火曜(祝日の場合翌日) 席数:15席 タバコ:喫煙可 交通:JR香住駅より徒歩13分>

【次のスポットへ】徒歩で5分

<13:30>にしとも かに市場

日本海の幸のおみやげがいっぱいの「にしとも かに市場」。今が旬の香住ガニをはじめ、香住港に水揚げされた新鮮な魚介を直接競り落とし格安で販売。さらに買った魚をその場で食べることもできる。自社工場で鮮度と風味を損なわず加工した商品が豊富にそろうみやげ物店も併設。

【9月1日に香住カニが解禁】「香住ガニ」(2杯3000円~5000円)。港に水揚げされ、すぐにボイルされるから鮮度そのままの味が楽しめる。

ボイルされた香住ガニがずらりと並ぶ市場。土曜の朝には、安く鮮魚が買える朝市を開催。香住ガニが水揚げされる香住港はイカ漁も盛ん。「ノドグロ」(800円~)や「赤イカ」(5000円/1匹~)など香住の名物魚介も。 ※時期や大きさにより価格は異なる。

■にしとも かに市場<住所:兵庫県美方郡香美町香住区香住1452 電話:0796-36-1500 時間:8:00~17:00ごろ 休み:火曜 不定休 交通:JR香住駅より徒歩8分>

時間があれば立ち寄って

「みなとや」は、江戸時代に旅館業として創業し、明治以降より和菓子の製造・販売を始めた老舗。見た目もかわいい和菓子がいっぱい。丹波産大納言小豆、讃岐産和三盆をはじめ、厳選した材料を使った和菓子は、上品で優しい味わい。

「たじまびじん」(860円/4個入り)は市民のアイデアを商品化したお菓子。但馬の花嫁をイメージし、色付きのようかんで十二単を表現。

伝統工芸の麦わら細工も販売。

■みなとや<住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島416 電話:0796-32-2014 時間:8:30~17:30、19:30~21:30 休み:なし 交通:JR城崎温泉駅より徒歩8分>

「城崎温泉ロープウェイ」は、温泉街と大師山山頂を結ぶロープウェイ。眼下に広がる円山川の流れや日本海の雄大な景観など約7分の空中散歩が楽しめる。山頂には温泉寺奥の院やカフェなどの施設もある。大師の紅葉は11月から見ごろに。

■城崎温泉ロープウェイ<住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島806-1 電話:0796-32-2530 時間:9:10(上り)~17:10(下り) 休み:第2・4木曜(祝日の場合営業) 料金:山頂往復(900円)>

「城崎町屋 地ビールレストラン GUBIGABU」は、麦芽100%の本格地ビールと地元の素材にこだわった料理を提供。風呂上がりに冷たいビールを軽く一杯!写真はほんのりとした苦味の「KINOSAKI BEER・カニビール」(500円・ビン470円)と「自家燻製6種盛り合わせ」(1000円)。

■城崎町屋 地ビールレストラン GUBIGABU<住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島646 電話:0796-32-4545 時間:11:30~22:00(LO21:30) 休み:木曜、第3水曜席数:38席 タバコ:禁煙>【関西ウォーカー編集部】

情報は2017年10月時点のものです。おでかけの際はご注意ください。